起業会計

公認会計士による仙台TEOの起業支援活動、会計トピック、監査トピックの解説

監査法人のPCセキュリティ

2005-09-03 09:06:56 | 監査
ちょっと前に、監査法人の職員がノートPCを紛失したとかで、新聞に載ったことがありました。
確かにPCを紛失すると情報漏洩の可能性があるのですが、普通はパスワード管理を厳重にしているので、そのような可能性はほとんどないと考えられます。
私も大手の監査法人に勤務していますが、PCにはいくつもパスワードを入れるところがあってしばらく使っていないと、忘れてしまうほどです。

まず、PCを立ち上げる際にパスワードを入れる必要があります(いわゆるパワーオンパスワード)。
Windowsを立ち上げる際にもまたパスワード。
監査用ソフトを使う際にもパスワード。
外からインターネットに接続する際にもパスワード。
・・・・・

しかも、パスワードにもルールがあって、大文字を入れなきゃいけないとか、数字を入れなきゃいけないとか、何文字以上じゃなきゃいけないとか、めんどくさいです。
しかも、定期的に(というよりも頻繁に)パスワードを変更しないといけません。
中には、トークン(こんな感じのもの)と呼ばれる乱数の発生装置を使ってパスワードを入力するものもあります。
多分PCが盗まれてもハードディスク上のデータを読み取ることはほぼ不可能でしょう。


ただ、いくらセキュリティを厳しくしてもPCを無くしてしまうと大問題になるのは間違いないようです。
そこで、最近は、PCに入れるデータは、サーバに保存しておき、往査に行く際に必要なファイルだけコピーして行くようにというお達しも出ています。
でも、紛失してしまうとか、盗難にあう可能性は常にあります。

そのうち、GPSでPCの位置がいつでも分かるとか、PCをなくしたら、遠隔操作で爆破する時代がくるかも・・・・。


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