のりまき家のHAPPY LIFE DIARY

どこまで続く?子育て時々自己主張!!

初発熱

2006年07月30日 22時43分06秒 | すくすくダイアリー
金曜日の投稿のラストで「こんなんで済むはずがない」と書いたばかりですが・・・ホントに予感的中です
土曜日の午後、コウセイが初めて高熱を出しました

午前中から妙におとなしくて、やたらとあくびばかりして眠そうにしていたので、体が熱くなってるのは眠いからだろうと思っていたら、午後1時くらいに抱き上げた時にはびっくりするほど背中が熱くなっていて、それなのに激しく泣くでもなく、汗もかいてない・・・これはもしやと検温すると、38度7分まであがってました

熱出した原因として思い当たることが実は2つあって、
●前日のDPT接種(初めてだし副反応か?)
●2週間まえに遊んだお友達が水ぼうそうにかかったから、うつっていたのか?
ということ。でも、DPTの注射跡が腫れることもなければ、体中探しても水ぼうそうらしい発疹もない。何か他の病気だとまずいのでとにかく診てもらおうということになり、小児科はやってない時間だったから急患診療所へ駆け込みました

急患診療所に着くころにはだいぶ元気そうになったコウセイですが、検温するとまだ38度1分。
先生に診てもらって、発熱以外に目立った症状が見当たらないので、もしかしたら「突発性発疹」かもしれませんと言われました。
「突発性発疹」って、私が無知なだけかもしれないけど、我が家は初耳です
なんでも、生後4~5ヶ月から1歳くらいの赤ちゃんが突然高熱をだしてそれが3~4日続き、咳や鼻水は出ず、熱が下がると体中に発疹が出てくる病気だそうです。生まれて初めての熱であることが多く、水枕で冷やすくらいで特別な治療も必要ないのだとか。

事実、今日2日目も熱が続き、昼間はだいぶ下がっていたものの夜にはまた38度に上がっていて今夜もお風呂に入れてあげられませんでした。

先にあげた2つが原因かもしれないし、突発性発疹かもしれないし、もしくはたまたま風邪ひいたのかもしれないし、発熱だけでは何とも診断しようがないんですね。

コウセイは、とても熱があるとは思えないほど元気に遊ぶし笑うしおっぱいもよく飲みます。こんなときくらいと思ってパパとママ二人そろってコウセイにべったりくっついて世話しているのでご機嫌だし

熱そのものは私たちもそれほど心配していませんが、ちょうど治りかけていた顔の湿疹が体温が高いせいでかゆいのか掻きむしってひどくなってきてるのがかわいそうです

というわけで、明日また小児科に連れていかなきゃ
離乳食開始しようと思っていたのに、落ち着くまでおあずけになりそうです

(まき)



5ヶ月健診&DPT

2006年07月28日 21時08分29秒 | すくすくダイアリー
今日は5ヶ月健診とDPT接種のため小児科へ行ってきました

朝から小雨模様だったけどいざ出かけるころに本降りに
コウセイが機嫌よくしてくれてたから悪天候も気にならなかったけど、子連れのお出かけに雨はほんとイヤだなぁ

さて、5ヶ月4日目のコウセイですが、
体重 7,830g  身長 64.2cm と順調すぎる成長ぶりカウプ指数は19なので、標準超えてしまいましたチビデブ街道まっしぐらです
こうはっきり数値で出てくると、やっぱりミルクは必要ないよなぁ~。いくら食欲旺盛とはいえ、与えすぎは良くないもんなぁ~。もう少し飲んだ分体動かしてくれると釣り合いとれるんだけどなぁ~。
・・・と、おもわずグチっぽくなったりしますが、ここ1週間ほどミルクを足してから寝せたり午前中に少しミルクを足したりしているうちにコウセイの中で生活リズムが少しずつ出来始めているみたいで、夜も1回しか起きないし、昼の授乳も3時間おきになってきて、昨日も今日も実にスムーズな日々ですこれがこのまま定着することを祈りたい

さて、いつもお邪魔しているDUCKさんが気になる投稿をされていて、BCGの跡が浮き出てこない免疫がついてない可能性があるのだとか。実はコウセイも3週間も経って忘れた頃にようやく跡が出てきて、今すでに1ヶ月半近いのにまだかさぶたがキレイにならないので、心配になって先生に聞いてみました!
どうやら個人差があって、1ヶ月くらいしてから跡が出てくる子もいるんだそうですちゃんと跡が出てきて乾燥してかさぶたになれば問題ないとのこと。すっきりキレイになるのは2ヶ月経過後と言われました。なぁ~んだぁまだ3週間くらいで跡が出ないと悩んでるママも多いはず。そういう場合もある・・・とか予防接種の手引きに書いてくれたらいいのに

そんなわけで、BCG失敗説はなくなったので、予定通り今日DPTの1回目をやってきました!BCGのときは泣きもせずキョロキョロ楽しそうに人間ウォッチングしていたコウセイですが、さすがに普通の注射針には屈して激泣きでも一瞬泣いたあとは少々甘えていたけれど、すぐおとなしくなってくれて、待合室で待ってるあいだに○ンチも出て、帰る頃にはご機嫌帰宅してからも10分ほど放置してたら一人でスヤスヤ寝てくれました!ありがたや~

育児につまずくと、「こんなはずじゃない」って思ってしまうけど、いざ手がかからなくてスムーズにいくようになると、これまた「こんなんで済むはずがない」と思ってしまう
とりあえず、先週末のブルーな気分から一転、気持ちよく週末をむかえようとしています

(まき)

アトピー疑惑

2006年07月27日 23時24分22秒 | すくすくダイアリー
昨日はダンナがなんとか休みを取れたので、2人でコウセイを少し離れた皮膚科まで連れていきました

というのも、3ヶ月の頃に小児科で乳児湿疹と診断されてから湿疹が治ったりさらに悪くなったりを繰り返し、いまだ完治する気配すらないので心配だからです。
しかも、先週から手足の関節周辺が赤くかぶれて、一部ただれたようにもなり、本人もかゆいのか寝ながらボリボリ掻いていてかなりかわいそう

色々読んで調べたり、自分たちの幼い頃を思い出してみて、「たぶんコウセイもアトピーだろうね」と、ダンナとふたり意見が一致してしまいました
だって、症状が・・・
●いつもかゆそう
●湿疹がなかなか治らない
●耳の付け根が切れている
●2ヶ月以上同じ症状が続いている
●良くなったり悪くなったりを繰り返している
と、こんな感じ。この5項目、「おはよう赤ちゃん5月号別冊 肌トラブル安心ハンドブック」の中でアトピーの疑いがある症状として載っていたんです。コウセイは5項目全部当てはまる~
そして、なんといってもダンナ自身がアトピー経験者。ダンナは3人きょうだいだけど、みんな子どもの頃アトピーで苦しんだようです。いまだに疲れてるときとかストレスとかあると肌トラブルになって出てくるし。そんなダンナが幼い頃かゆくて大変だった症状によく似てると言うんだから、やはりこれは・・・と思ったわけで。
もしアトピーならそのつもりでうまく付き合っていかなきゃならないし、アレルギー体質ならこれからの離乳食も心配だからできれば詳しく調べたい

というわけでいつもの小児科でなくあえて皮膚科へ


で、結果としては先生の口ぶりはアトピーじゃないかも的な感じ?で、はっきりと「まだ何だかわからない」と。コウセイの場合、関節内側のお肉の溝のところはキレイなのに、関節周辺のお肉がモリッとついてるあたりが赤くかぶれてるので、何か外部刺激(こすれる部分だから、せっけんとか洗剤とか何らかの原因)のせいかもしれないとのこと。なるほどね~疑惑は晴れず、1週間くらい外用薬をためして様子を見ましょうということになりました!
ここの先生はすぐアトピーですねとか診断を下さなかったから好印象
コウセイみたいに低月齢の場合は診断が難しいって言うから、じっくり診てもらわなきゃね!!


帰りにランチを食べて買い物して、ママはなんとなくリフレッシュできた1日でしたパパの平日休みに感謝です

(まき)

試験的に・・・

2006年07月24日 22時39分58秒 | すくすくダイアリー
今日でコウセイは5ヶ月になりました

すでに体重は8㎏近いというのに、食欲(パイ欲)旺盛でいまだに授乳に明け暮れる日々ですうれしい悲鳴というやつでしょうか

さて、5ヶ月をむかえても全く寝返りの兆候がみられない・・・と思っていたら、今日ダンナが帰宅した直後に2人の目の前で初寝返りを披露してくれました
寝返りといっても、座布団との段差を利用したズル寝返りですそれでもコウセイはコロンとなったのが面白かったのか、座布団から転げ出ても平らなところで何度も試みては疲れて「ふぅ~」とため息をついていました

そんないまいち決まらないコウセイですが、足の力はかなりついてきてるようで、なぜか寝ながらいつも足を高く上げては一気に降ろして“ダンダン”音をたてるという不思議な動きをしています。
この“ダンダン”運動はどうも眠りの浅いときに無意識でやっているようで、毎夜おもしろい現象を引き起こして私たちを爆笑させてくれます。

現象その①本来の枕の位置(12時の方向としましょう)に寝せても2時間後には90度回転して3時の方向に頭を向けている。(※コウセイはベビーベッドで寝ています。)

現象その②そのままにしておくと、さらに3時間後、夜中の授乳タイム頃には6時の方向を通り越して9時の方向まで回転している

現象その③これを授乳後も朝まで繰り返し、朝起きるころにはバスタオルやら枕やらを巻き込んでコウセイはグジャグジャに絡まっている!(なのにご機嫌

というわけで、だいたい5時間くらいで270度回転してしまうんです
身長が65~66cmくらいのコウセイが横幅70cmのベッドの柵にぶつからずに上手に回転してるんだからビックリ神業です

が、最近とにかく眠りが浅いのは困りもの昼寝も抱っこしっぱなしでこっちの体力が・・・
夜もずっと抱っこはムリなので、いろいろ考えて試験的に寝かす前にミルクを足してみることにしました
実は最近おっぱいの出が悪くなった気がするし、実際足りない素振りを見せてるし。まぁここまで立派に太ったのに母乳が足りてないなんてありえないと思うんだけども・・・ぐっすり寝てくれるなら手段を選ばないことにしたのですここ3日くらいはミルク効果なのか割とよく寝てくれています!!しかも昼間の授乳間隔も長くなってきたから儲けもの離乳食も様子見ながら始める準備しなくちゃ~

このところ育児のつまずき(寝ない・足りない・肌トラブル)でブルーになっていたけれど、冷静になってこどもの様子を見守ることを忘れちゃいけないなぁとしみじみ思います。
明後日はダンナがなんとか平日休みを取ってくれたので、コウセイを皮膚科へ連れて行く予定。アトピーの疑いがあるので、離乳食開始前にコウセイがどの程度のアレルギー体質なのか少しでも分かればいいのだけれど

(まき)




J1再開あれこれ

2006年07月23日 09時11分54秒 | スポーツ
水曜から本格再開されたJ1。
BS見つつ他チャンネルで別な試合をチェックしつつデータ放送で他会場の経過をチェックしつつ最後はJリーグタイムをチェックするといういつものサッカーライフが戻ってきた。
ハイ、大満喫しました。やっぱりJ>W杯、W杯はしょせんお祭りということが確認されたわけで。

あれこれ思ったことを以下箇条書きで。
・さっそく得点したヒサトはとりあえずオシムジャパン確定ってことで。
・新潟は相変わらず4万人近くの観客。マジですげー。早くベガルタもJ1上がってビッグスワン行きてぇ。アウェーの迫害感、最近味わってないなぁ。
・フロンターレのマギヌンってアマゾン出身らしい。顔見たらいかにもそれっぽくてなんかもう目が離せない。
・しかし名古屋弱いなぁ。来年こっちおいでよ。

ところで、お祭りの間も我関せずで続けられた超過酷なJ2も後半戦突入。
ベガルタ仙台は最近調子がいまひとつ。相手GKに決められたりホームで勝ち切れなかったり。まあでも最終的に2位以内ならOKなんだしじっくり行こうや。最後決めるのは気持ちと選手層とサポーターだよ。大丈夫。

それからこんなものを発見↓
モンテディオ山形チームマスコット決定のお知らせ
それとそれにまつわる裏話。
モンテディオ山形チームマスコット選考方法をみんなで考えるページ1
モンテディオ山形チームマスコット選考方法をみんなで考えるページ2
モンテディオ山形チームマスコット選考方法をみんなで考えるページ3
これをそのまま鵜呑みにするのもちょっととは思うが、実際はそんなもんなんだろう。

オイラはモンテのチームマスコット選考に当たって岩男のポジションはハッキリ言ってネタだと思っていたよ。だから岩のヤツがいいねえとかって茶化してたもんだったけどまさか最後まで残るなんて。
そんな感じだから↑の裏話を読むとあぁやっぱりなって思う。こういうのホントどうにかならんもんかねえ。なんかものすごく腹が立つ。

まあでも、よく見てみるとなんとなくキャプ翼の平良戸中の次藤君と佐野君のコンビに似ているような・・・。めちゃくちゃポジティブに考えれば全然違う二体のマスコットってのも案外面白いかもよ。
参考までにベガルタのマスコットベガッ太くんは子どもにも大人にも大人気。
一見かわいいのに実物は妙に頭でっかちでくちばしが大きすぎて怖い。
スタジアムではチアと踊ったりサポーターを煽ったりして盛り上げるけど、アトラクションでシュートを打つと必ず外してサポーターから大ブーイングを受ける。
馬鹿にされつつも誰からも愛されるマスコットがベガッ太くん。
モンテのマスコットも愛されるといいね。

それよりそろそろコウセイにサポーター教育を始めなきゃ。とりあえずベガッ太くんのぬいぐるみを買ってあげよう。(のり)

出産バトン

2006年07月19日 10時02分56秒 | まきのママ日記
最近仲良くなったママ友のトゲジローさんから出産バトンというのをいただきました
もうすぐ5ヶ月になるし、自分の出産時を振り返ってみることも少なかったので、いい機会だしいざ

Q1.初お産はいつ?何週目でお産しましたか?
平成18年2月24日の金曜日夜7時44分です。(41週0日)

Q2.お産前の経過は?(陣痛から?破水から?)
予定日過ぎて3日目に少量の出血があって、“おしるし”だと思って待ち構えていたのに陣痛は来ず、その2日後の健診で①羊水が少ない②微弱な陣痛はきている③でもまだ子宮口がかなり硬い④推定体重から赤ちゃんが小さめの可能性が高い・・・ってことで22日に入院して、2日後に出産しました。

Q3.出産時間は?母子手帳の分娩時間のところには約12時間と書かれましたけど

Q4.出産でいや!と思ったことは?
初めての出産で緊張してて、陣痛が強くなったとき上手く呼吸法どおりにできなくて、過呼吸で苦しんでジタバタしてたら、先生&助産師さんから「あなたは神経質すぎる!!」と怒られて・・・。なんでこんなとき性格を否定されなきゃならないのぉ~とまじでキレそうになりました(笑)

Q5.出産の際、どんなお産しましたか?
本来は病院の推奨するソフロロジー出産をゆったりとソファー&ダイニング付きのLDR室でのはずだったのに、そのLDR室には一歩も入れないまま硬い分娩台の上で飲まず食わず約7時間くらい過ごした後の出産でした。詳しくはQ7にて。

Q6.名前をどう決めたか?由来は?
男の子と分かってからダンナが考えてつけました。キミが生まれてきてくれて幸せだよという気持ちと、幸せな人生を歩んでほしいという想いと、まわりの人を幸せにできる人間になってほしいという願いをこめて胎児名としてずっと「こっこちゃん」と呼んでいたので、“こ”ではじまるイメージが抜けず、「幸生」を音読みでコウセイです

Q7.出産時のトラブルはありましたか?
なかなか生まれてこなかった(笑)!!
①赤ちゃんは降りてきているのに子宮口が硬くて、風船を入れて子宮口を広げる処置をした。
②陣痛が弱くて、陣痛促進剤(錠剤タイプ)を投与。
③自然に風船が落っこちて、その直後破水。
④促進剤も効いたのか陣痛が強くなったものの、陣痛の波に合わせて赤ちゃんの心拍が低下。
⑤張り止め剤で陣痛を一時ストップさせ、人口羊水を注入。再度陣痛が強くなったとき心拍が正常にならなければ緊急帝王切開だからと言われ、水一滴たりとも口にできず・・・
陣痛が再開しても赤ちゃんの心拍は落ちなくなったので、あとはひたすら陣痛が強くなるのを待つ。
⑥徐々に強い陣痛がついて、子宮口9cmになったところで助産師さんの誘導(←といえば聞こえはいいが、要は直に子宮口広げながら赤ちゃんを引っ張るという荒業。)に従って、最終的には自然分娩でした

Q8.現在何人子供居ますか?1人。

Q9.今後も子作りはしますか?
もちろん我が家は目標あと2人!!←養っていけるのか分かりませんが(笑)~何学年差になると楽なのかなぁ?

Q10.出産に対して一言
次はもっと上手に産める気がする(笑)。←実際に出産直後ダンナに感想をきかれてこう言ったそうです。本人はあまりよく覚えてないんですけど

★次にバトンまわしたい人を5人挙げてください。(出産経験者限定に限る)
いつも私がお邪魔してる月齢の近いママブロガーさんへ!!
DUCKさんpregさんまりこさん、お時間あるときいかがですか
それから9月に2人目を出産予定の、かちかち家のリサァ子さん次の出産へ向けて思い出してみませんか

それにしても、出産のことって振り返ると色々思い出して長くなるなぁ~
(まき)


スッキリ♪

2006年07月16日 23時24分20秒 | まきのママ日記
思い切ってスッキリばっさり、肩まで伸びていた髪を切りました

このところ蒸し蒸しじめじめで暑いし、どんなにしっかりまとめてもコウセイを抱っこするとき髪を引っ張られてボサボサにされちゃうので、ついに耐えられず切りました

久しぶりに髪色も明るくして、自分的には少し大人っぽいセクシーショートになったかなぁなんて。←どこらへんが?byダンナ(笑)
じっくり雑誌を読みまくり、マッサージとかもしっかりしてもらって気分もスッキリ爽快髪切るのもストレス解消になるかも
この夏は涼しく過ごせそうです

(まき)

続・福祉の種蒔き

2006年07月16日 22時33分49秒 | お仕事・福祉
というわけで、なぜ子どもたちに誤解や偏見があるのか?ということと先生の理解不足のことと統合教育のことと秋田の事例について(メモっておいてよかった)。

そもそもなぜ子どもたちに誤解や偏見があるのか?ということを考えると、どうしても障害者との接点の無さということを考えざるを得ない。
障害者は人口の一定割合存在する。好む好まざるとに関わらず必ず絶対存在する。
でも障害を持った子どもが地域に住んでいたとしても遠くの養護学校へ通ったり、もしくは同じ学校にいたとしても自分たちの教室から離れた保健室の隣とかに特殊学級があったりする。
現実として子どもからすれば障害者は身近には存在しない特殊な人たちになってしまっている。やはりそれでは自分たちとは違う存在だという誤解や偏見が生まれやすくなってしまうだろう。
思えば自分の子どもの頃もそうだった。単純にそういう人たちと全く関わったことがないからわからないだけなんだと思う。

それから子どもたちが持つ誤解や偏見について、もうひとつ大きな要因があると思う。それは教師が福祉や障害について子どもと同じ程度の理解しか持ち得ていないということ。
このあいだの授業でも、不便・不自由ではなくできることに焦点をあてて話したつもりだったのに、ある教師は
「みんなは目が見えるから怖いという体験が今日一日だけで終わるからよかったけれども、障害者はこれが毎日続くんです。どれだけ大変かよくわかったと思います。もし障害者と出会ったら今日の事を思い出して親切に手助けしなければいけませんね」
と最後にまとめた。
全てを無にする無神経な発言にガックリ。てゆーか事前に教師用にノーマライゼーションとかキャップハンディ体験の目的と意義について説明してるのにこの始末。あまりに安直。全く勉強が足りないと思う。その無知のせいで子どもたちに誤解や偏見が生み出されていくことの責任をオマエ取れ!教師失格だろ!と憤りを感じた。ま、4人いた教師のうちの一番甘ちゃんっぽい一人の発言なんだけど、ともかく他の教師についてもこれはもしかしたら危ういなと思った。
そう考えると教師向けの福祉教育というか人権教育というか、そういった大人むけのプログラムの方が必要なのかも。変えるべきは教師の側なのかも。

で、そんなことをつらつら考えていると、やっぱり学校や社会に障害者が出て行くことの大きな可能性について考えてしまう。
障害児は養護学校で教育を受けるのが基本という考え方がある。障害児の教育を考えれば養護学校は普通学校より優れているということはよくわかる。自分は教育学部の養護学校教員養成課程を出ているため障害児にとって養護学校は恵まれた教育環境であるという実感は確かに持っていた。しかし、障害児にとってその幸せは卒業まで。養護学校を修了すれば障害者として今まで出たことのない社会の荒波に突然ぽんと投げ出される。受け入れる社会の側だって今まで存在しなかった障害者に急に入ってこられてもどうしていいのか対処に困る。さらに親としても老後や親亡き後の心配もある。で結局施設に入所して、一生死ぬまでそこで過ごすことになる。そういう彼らの人生は幸せなのか?ということについては本人しかわからないが、少なくとも自分だったら絶対いやだ。そんなことを考えると、障害児にとって小学校から健常児と同じ教室で学んだ方が、社会との付き合い方も学べるしよほどいいという考え方もできてしまう。
それから障害児が養護学校に通うことのデメリットとしてもうひとつ言えることは、障害があることによって近くの学校に通えずわざわざ遠くの養護学校に通わなければならなくなるという矛盾。障害があるのになぜか遠くの学校に通わなければならないと言った方がいいかもしれない。それは障害児に新たなハンディキャップを負わせることになり、その上それにより地域になじみの友達ができなくなる。土日や夏休み、家の近所で遊ぼうとしても友達が周りにいないという状況は子どもにとっては酷なハンディキャップといえる。
そんなことから障害を持っていても地域の学校で学べる形態をやはり整備しなければならないと思う。そのためには補助教員を増やしたり専門知識を持った教員の養成をしたり、また学校施設というハードの部分でも改善すべき問題をクリアしていかなければならないだろうと思う。
話が少しずれ気味になってしまったが、当の健常児にとっても子どもの時から障害児と共に学ぶ経験をすることは大きな意義がある。障害児を社会の一員として認識することができるし、一緒に遊んだり共に行動したりすることによって障害を正しくかつ偏見を持つことなく理解することができるだろう。学校はヘタなキャップハンディ体験なんかよりもずっと実質の伴った学びの場となるだろう。
宮城県では「共に学ぶ教育」をモデル校を指定して進めている。もちろん全員を普通学校で学ばせるべきとか、養護学校をなくしてしまえとまではまだ思えないが、考え方としては施設解体と同じ。特別な場所で特別な教育を行うのではなく普通の場所で特別な教育を行えるようにする。そうすることによって障害者も含めた自分たちが住む社会をよりよく住みやすく変えていくことができるのではないかと思う。

あ~気が付けば今日も長文。読んでくれた人、感謝です。
でももうひとつだけ書きたいことが。
それは昨日の河北新報に載っていた「秋田県・障害児教育施設の統合構想 調査検討委員会に異論なし」の記事。内容は秋田県が盲・聾・養護学校と療養施設を一体的に整備する計画を進めていて、一部批判や異論は出ているものの検討委員会では異論は出ず構想は実現に向け動き出す公算が大きくなったというもの。
秋田でこういう構想があるというのは前に少し聞いたことがあったけど具体については全くわからなかった。おそらく必要性とか意義とか大義名分があってこういうハコモノを作ろうとしているのだろう。でもオレとしては理解できない部分の方が大きい。
どんなにそれらしい理屈を並べても障害者を一ヶ所に集めてしまうことの弊害は大きいと思う。それは障害者や健常者に限らず社会全体にとっての不利益。
やっぱり立ち返らなくちゃならない考え方はノーマライゼーション。わからなくなったり怪しくなったりしたら照らし合わせてみればいい。


というわけで長々書き連ねたけれど、とにかく福祉の種は何度も何度も蒔かなきゃいけない。いろいろあるけどまだまだこれからも頑張って同じ思いを持つ仲間を増やさなきゃと感じた今日この頃でした。

それにしても伝えたいことをもっと短く端的にまとめる能力を身に付けねば。それが当面のオレの課題。(のり)

福祉の種蒔き

2006年07月15日 22時18分17秒 | お仕事・福祉
昨日はぐったりするほどの暑さと湿気だったのに今日は雨。すっきり晴れねえかなあ。

ところでそんな猛暑だった昨日、町内の小学校3年生を対象に福祉教育をするということでキャップハンディ体験を朝からやってきた。
キャップハンディ体験ってのは、健常者が障害者の擬似体験をすることによって相手と立場を入れ替えて、相手の立場に立って考えてみましょうという福祉体験で、よくあるメニューとしては車いすに乗ってみたりアイマスクをつけて白杖で歩いてみたりするもの。
学校とか社協なんかでは使い古されてきた福祉教育プログラムなんだけど、午前中め~いっぱい使って子ども相手にそんな内容の福祉を語ってきたわけ。

ただね、このキャップハンディってのは落とし穴があって、障害者の擬似体験をして安直にそれっぽいことを話すだけで終わらせてしまうと、逆に障害者への偏見差別が助長されるだけだったりする。たとえば、アイマスクをして怖かったとか自分は五体満足でよかったとかかわいそうだとか手助けしてやらないと何もできないんだなどという感想が出てきたりするともうそれは完全に失敗授業。
ま、そもそも何も知らない子どもたちに目隠しをして白杖を持って歩かせるなんてことをしたらそういう感想が出てあたりまえなんだけど、一番大事なことはどういうねらいを持ってプログラムに取り組むのかってところなわけ。

で、ウチら(2人で行った)は“できること”にスポットを当てて話をしようと意識しつつ、元気の良すぎる子どもたちとご対面。
話をしながら一番印象に残ったことは、子どもたちは予想以上に障害者について知らない、いや誤解しているということ。
話の冒頭で、子どもたちに目が見えない人は
①みんなと同じように街を歩くことができるか?
②みんなと同じように教科書を読んだり授業を受けたりできるか?
③みんなと同じように遊んだりゲームをしたりできるか?
という質問をぶつけてみると、子どもたちのほとんどができない、ムリと答える。
正直こんなにかよ?ってほどだったけど、この誤解と偏見が最後になくなっていれば授業は成功だなと思い、最後にも同じ質問をするよと言い話をすすめた。

個人的には白杖を使って視覚障害者の体験をすることに懐疑的なんだけれども、学校から疑似体験をやってほしいという要望があるとやっぱりやらざるを得ない。学校としてはそういう体験の方がいかにも「福祉」って感じで都合がいいのだろうが、実態としては「できない、不便」という負の一面を強調するだけで終わってしまうことが多い。

そんな事情もありつつやらざるを得ない体験をこなした上で、逆に障害を持っていてもみんなと同じように生活しているんだよ、いろんな道具や工夫があれば不自由なく生活できるんだよということを考えさせながら想像させながら話をしてみた。
すると徐々に子どもたちもこっちが意図することを理解したらしく、冒頭の質問をもう一度投げかけると①については白杖とか盲導犬がいれば歩けるし誰かがそばにいれば安心かもしれないと答え、②については教科書は点字があるし隣で誰かが読むことだってできるというふうに考え方が変わってきた。
ま、盲導犬だの点字だのというそれこそいかにも「福祉」的なキーワードについてはどっかで聞いたり学んだりしたのだろうとは思う。ところが子どもたちにとって、③の一緒に遊んだりゲームをしたりできるか?についてはやっぱり疑問であるらしい。
で、質問を少し変えて、目の見えない人はじゃんけんができますか?と聞いてみると、最初は出来ないと答えながらも、中には声に出してじゃんけんすればいいんだと気づく子も出てきて、実際にやってみせるとみんなが納得の表情に変わった。
ま、そんな感じで、障害を持っていてもちょっとした工夫があれば何でもできるんだ、私たちと変わらないんだよってことがなんぼかは理解してもらえたのではないかと思う。

いや~えらく長くなっちまった。眠い。読み返すのも面倒くさい。
要するにね、子どもたちが障害者に対して何の知識も想像力もなく誤解や偏見に近いものを持っているという事実がまずあって、その誤解や偏見を少しでもぶっ壊して少しの想像力と正しい知識を伝えることが自分たちの仕事のひとつなんだと強く感じた次第。言うなれば「福祉の種蒔き」なんだな。

あ~眠い。
もう少し書きたいことがあったけど限界なのでこの続きはまた明日。
次回はなぜ子どもたちに誤解や偏見があるのか?ということと先生の理解不足のことと統合教育のことと秋田の事例について。
次が本題、乞うご期待♪(のり@読まれなくてもいいんだも~ん)