noribo2000のブログ

特定のテーマにこだわらず、意見やアイデアを表明するブログです

元光GENJIの山本さん

2007年01月19日 | 雑感
なぜBLOGを再開しようと思ったかというと、ふとした拍子にこんなホームページを見つけたからでした。

Milliondollar Happy

これは以前当ブログで紹介した賑やかなリンク集~インターネットでワクワク体験~の日本版の一つなのですが、なんと20年くらい前に一世を風靡した元光GENJIの山本淳一さんが昨年からビジネスとして始めているものなのです。

彼とは歳も出身地も近いので妙に親近感が湧くのですが、現在のブログ(営業日誌)やデビュー当時の様子を綴った"MY STORY"とかを読むと、すげーなーと感心してしまいます。ちょっと刺激を受けました。

同世代の皆さん、一度訪問してみてはいかがでしょうか。華やかな芸能生活の舞台裏や、芸能界とはまた違うビジネスの世界にも積極果敢にチャレンジされている様子など、面白いですよ。

超久しぶりのエントリーです

2007年01月18日 | 雑感
一つ前のエントリーを見るともう昨年の2月なんですね。相当ほっぱらかしていたようです。

お久しぶりです。noribo2000です。

以前のエントリーをちらちら見ていたのですが、長ったらしいですね。コレでは長続きしないなぁと思ってしまいました。

これからはもうちょっと肩ひじ張らずに書いていこうと思います。とりあえずはブログのデザインも変えてみました。

また、ブログを再開しようと思っていますのでよろしくお願いします。

デジタルテレビポータルサイトは成功するか?

2006年02月14日 | 科学技術・システム・知財など

家電5社、デジタルテレビのポータルサービス実現に向けたワーキンググループを結成 (RBB) - goo ニュース

5社とは、シャープ、ソニー、東芝、日立、松下です。デジタルテレビ用ポータルサイトに必要な要件整理・技術仕様策定などを行うようです。

個人的にはこの種の活動は放送事業者を巻き込まないと上手くいかないのではないかと思いますが、どのように進めてゆくつもりなのでしょうか。また、既存のポータルサイトやネットワーク事業者との連携も必要だと思っています。技術仕様をまとめた後でこれらの事業者からどんでん返しがないとも限りません。もちろん、放送事業者や通信事業者も含めるとまとまるものもまとまらない、と言う配慮があったのかも知れませんが。

とりあえずは家電メーカが一枚岩になって技術仕様をまとめてくれれば、ベンダロックインにならないという点で、放送事業者、通信事業者にとっても有益でしょう。ただ、これら5社はそれぞれ過去に技術仕様で対立してきた歴史があるため、本当に纏め上げられるかどうかも不安ですね。まずはどこまでできるかメーカの頑張りに期待しましょう。

 


巨人藤田監督

2006年02月10日 | スポーツ・プロ野球など

最近仕事が忙しく、なかなかブログが更新できずにいます。 
そんな中、今日は特に内容は濃くないのですが、ちょっと感傷的になったニュースがあったのでエントリーします。

藤田・巨人元監督が死去 球界の紳士、名門再建

戦力的に貧弱だった頃のジャイアンツを率い、地味ながら味わいのある野球を魅せてくれた監督です。噛めば噛むほど味が出ることから、スルメ野球と呼ばれていました。当時は「強力打線」と呼ばれる現在の巨人とは比較にならないほど地味だったのです。

特に89年近鉄との日本シリーズで3連敗の後の4連勝は今でも鮮明に覚えています。あの時は原が全然打てなくて、打率.000で迎えた第5戦でレフトスタンド最列に飛び込む満塁ホームランは、学校の帰りに電器屋のテレビで見ながら涙をこらえるのに必死でした(ってこれは原監督の思い出話ですね。)。藤田監督に話を戻すと、第3戦で負け試合ではあったのですがロングリリーフした水野の縦方向の変化球に近鉄打線が全くタイミングが合っていなかったのを見逃さず、第4戦、巷の桑田が投げるのではないかとの予想に反し香田を持ってきたあたりがさすがだと思いました。(そういえば相手の近鉄の仰木監督もお亡くなりになりましたね。寂しい限りです。)

もちろん長嶋監督の10・8(94年、同率首位の中日と最終戦を戦った試合です。勝ったほうが優勝。長嶋さんをして「国民的行事」と言わしめた試合です。)も緊迫感のあるいい試合だったのですが、私は89年の方が強い印象が残っています。

藤田監督の頃の巨人は、原に代表される「頼りなさ」に却って親近感が湧くような不思議なチームでした。でも約2年に一度のペースでリーグ優勝をしていたのも事実で、実は見た目よりも強かったのかもしれません。(視聴率も軽く20%を超えていましたしね)

ご冥福をお祈りします。


ポール・グレアム「就職なんてもう古い」を読んで

2006年01月15日 | 科学技術・システム・知財など

lionfanさんのブログ「らいおんの隠れ家」にポール・グレアム「就職なんてもう古い」というエッセイの翻訳が載っていました。

基本的には大学・大学院に在籍する若者に、企業に入る前に起業することを薦めるエッセイです。企業でシステム開発をしている人間として、いろいろ考えさせられる文章でした。

特にドキッとした部分を以下に引用します。

 組織のボスなんか飛び越えて、直接ユーザのところに行くことだ。(中略)望むなら、自分の会社をつくって、ユーザに直接評価してもらうことを選べるんだ。市場のほうがずっと賢いし、差別もしない。

 大企業は、製品開発がうまくできないんだ。既存の製品から儲けを得ることは上手くても、新製品を作るのは下手だ。どうしてだろうか?
(中略)
第一に、
ほとんどの大企業は、守るべき基盤を持っているが、それが開発の意思決定を歪めがちなんだ。
たとえば今、ウェブ・ベースのアプリケーションはホットだ。でもマイクロソフト社内では、ウェブ・ベースのソフトというアイデアは、デスクトップを脅かすから、反感も強いに違いない。だからマイクロソフトが最終的に出すウェブ・ベースのアプリケーションは、Hotmailのように、おそらく外部で開発されたものになるだろう。

もう1つ、大企業が新製品の開発を苦手とする理由がある。開発型の人間は、たまたま社長だった場合でもないかぎり、大企業ではあまり権力を持てないからだ。めちゃくちゃ凄い技術は、めちゃくちゃな人間が開発する。でもそんな奴らは大企業で働かないか、社内のイエス・マンに負けてしまうため、影響力がほとんどない。

また大企業は、たいてい各分野の商品を1つずつしか作らないために失敗する。1つのウェブ・ブラウザしか開発してないなら、リスキーなことは何もできない。10社のベンチャー企業に10のウェブ・ブラウザを設計させて、いちばんいいものを採用したほうが、たぶんいいものができる。

この問題のより一般的なバージョンは、企業にはあまりに多くの新しいアイデアがあって、全部を試してるヒマはないってことだ。マイクロソフト社に買収させようと思ってる会社は、現在、500社もあるかもしれない。マイクロソフト社でさえ、たぶん組織内で500もの開発を管理することなんてできないだろう。

■動物を檻から解放しても、しばらく檻が開いていることに気づかないってことを知ってるかい?追い出すために、棒でつっつかなきゃいけないこともしょっちゅうだ。似たことがブログで起きた。

1995年には、すでに人々は自分の考えをWeb上で公開することが可能だった。でもブログ作成はこの数年間で、ようやく本格的に始まった。1995年には、プロの物書きだけが自分の考えを公開する資格があり、それ以外がアイデアを公開したら変人だと思われていた。今ではWeb上の執筆はごく当たり前で、紙のジャーナリストさえブログを書きたがっている。

ブログが最近になってようやく流行ったのは、技術革新があったせいじゃない。檻が開いているとみんなが気づくまでに、8年もかかってしまったんだ。

私はほとんどの大学生が、経済的な檻が開いていることに気づいていないと思う。その主な理由は、「成功するなら良い企業に就職することが大事だ」と親に教えられたせいだと思う。親が大学生のころは、これは真実だった。でも今では、それほど真実じゃない。

■大学生って、どうしてこんなに保守的なんだろう。いろんな組織で長年を過ごしたからだろうと思う。みんな人生の最初の20年は、ある組織から別の組織へと渡り歩いて過ごしたんだ。たぶん進学する中学校は、ロクに選べなかった。高校を卒業したら、大学に行くもんだとみんな思ってた。いくつかの大学からは選んだかもしれないが、たぶん互いに似たような大学だった。

この話のポイントは、あなたは20年間ずっと地下鉄に乗り続け、次は「就職駅」だと思ってるってことだ。でも本当は、大学は地下鉄の終点なんだ。

いっけん、会社に仕事をしに行くことは、次の組織に乗り換えただけのように思うかもしれない。でも現実には、何もかも変わっている。大学卒業は、人生が消費者から生産者に変わる折り返し点だ。もう1つの大きな変化は、こんどは自分自身の人生を選べるってことだ。好きな道を進んで良い。だから惰性で何かをする代わりに、ちょっと立ち止まって、状況をしっかり把握する価値がある。

■先に起業し、失敗したら大学院へ行くというテもある。ベンチャーが失敗するのは、たいていは、すごく早い。一年あれば、時間のムダかどうかわかる。失敗したら、大学院に行けばいい。成功したら、大学院入学を、もう少し遅らせる必要があるだろう。でもフツーの大学院生の収入でできる生活より、ずっと愉快な生活が待っているんじゃないの?

■大学にいたころ、「経験」って言葉をしょっちゅう聞いた。けどその言葉は、実際には何を意味しているんだろう?

経験そのものに価値があるんじゃない。考えがどう変わったかが重要なんじゃないか。「経験」したら、自分の考えがどう変わるんだろう?その変化を、もっと早めることはできないの?
(中略)
大学生が
ダメなものを作るのは、人々が求めているものを理解してないケースがほとんどだ。
でもこれは、若さゆえの欠点じゃない。誰も欲しがらないような会社を設立する奴は、どんな年代にもいる。
(中略)
起きろ!
座ったまま「ユーザは何を求めているんだろう?」なんて理屈をこねてんじゃない。ユーザのところに行って、何を求めているのか確かめてこい。

最も成功するベンチャー企業は、特殊な問題だけじゃなく、万人が共有している問題をも解決するんだ。

「他人の問題を解くことこそが大事だ」と悟ることが、「経験」でいちばん変わることだ。いったん理解すれば、すばやく次のステップに進み、人々の問題は何かを見つけられる。


私はすでに大学・大学院を卒業してしばらく経つのですが、引用した文章の「大学」を「普通の企業」と読み替えて、自分が諭されたような気になってしまいました。それにしても、この文章を翻訳しブログにアップして下さったlionfanさんには感謝ですね。かなり長文なので非常に骨の折れる作業だったと思います。ありがとうございました。