

今朝も雪。
パウダースノーが、ライトに反射し、きらきら光っています。
サーリセルカに滞在中、一度も晴れなかったなぁ。
クロスカントリー(?)の練習に向かう人がいます。
いい記録を更新できたらいいね。

後ろ髪を引かれる思いで、ロヴァニエミへ移動しました。
出発時間は、昨日、ちゃんと確認していました。
フロントで、ロヴァニエミ行きのパブリックバスは何時に出ますか、と聞いたら、ローカルバスだって訂正された。
聞きたかったのは、時間なんだけど(笑)
8時50分だって。サーリセルカ3日目、バスでロヴァニエミへ移動しました。
やってきたバスの運転手さんにバウチャーを渡す。
ここからロヴァニエミまで3時間30分ほどの移動です。
バスは、何処までが道路か分からない道を、時速100km/hほどのスピードで走ります。
雪道の一般道です。



高速道路ではありません。
標識も100と書いてあり、これが普通なのでしょう。
道のわきには、野生のトナカイも現れました。
トナカイがいると、速度をぐっと落としてました。
ぶつかると危ないもんね。
2時間ほど走り、休憩もありました。





トイレは有料でした。
入り口のドアにコインを入れる所があり、中に入ると、3つの個室がありました。
ちなみに料金は1ユーロ。
先に並んでたご夫婦が、コインを入れてドアを開けると、私に続いて入れと合図をしてくれました。
つまり、1ユーロで3人も入っちゃった訳で。
優しい奥さんだなぁ。
真っ白だった世界は、少しずつ雪が少なくなって行きました。

南へ南へ、下っていきます。
12時30分ごろ、ロヴァニエミに到着しました。


今夜は寝台特急に乗るので、ロヴァニエミ駅で降りないといけません。
案内放送が分からないので不安でしたが、列車が停まっていたので、駅に間違いないだろうとバスを降りました。
もっとにぎやかな場所を想像していたので、ここはどこ?と言うくらい静かな駅でした。
窓口でバウチャーをチケットに交換し、ロッカーに荷物を預け、中心部まで歩きました。
10分ぐらい歩いたかなぁ・・・
マクドナルドがあったのでお昼にしました。

値段はちょっと高めかな。
シャキシャキのレタスが美味しかったよ。
隣りのテーブルに、小さい子供を連れたお母さんがいました。
どの子も可愛いかったなぁ。
ちっとも騒いだりしないの。
日本だったら、店内を走りまわってるよ。
ちゃんと育てられてるなぁって感じました。
お店の前には、自転車がたくさん停まってました。
雪道を走っても転ばないんだね。
スタッドレスタイヤかも(笑)
道行く人に、サンタクロース村へ行きたいと、バス停を尋ねました。
拙い英語が伝わったのでしょう、ゆっくりと分かりやすく説明してくれました。
優しさが嬉しい。
二つほど角を曲がり、バス停に着いたら、ちょうど出た後でした。
マックの前がタクシー乗り場だったので、そこまで引き返し、タクシーで行くことにしました。
赤い車VOLVOだったかなぁ(?)、かっこいいタクシーに乗せてもらいました。
15分ほどで到着です。
料金は、16ユーロ(?)
記憶があいまいで、違ってるかも。
到着は1時過ぎなのに、もう夕暮れの景色です。

日没が早いのよねぇ。
サンタクロース村は、霧の中でした。

人影も少なくて、とっても幻想的でしたよ。

クリスマスカードを書いて投函してきました。
クリスマスには、お友達にカードが届くといいな。
サンタさんも居ました。
おひげをさわらせてもらい、記念撮影。
東京、大阪、京都を知ってるサンタさんでした。
福岡を教えてあげました(笑)




午後3時半。


帰りのバスは、すでにライトを灯し走ります。
ロヴァニエミ市街まで4ユーロぐらいだったかな?
来た道と違う道を帰るので、大丈夫かしらと不安になる。
どんどん山の中へ入っていく。
バス停は、一つしかなかったし、みんな乗り込んでたから、大丈夫だと思うけどなぁ・・・
不安が最高潮に達した時、見たことのある道路に出ました。
サーリセルカからの長距離バスで通った道です。
同じ交差点で、同じ方向に曲がりました。
よかった~。
間違ってなかったんだ。
バス沿線には、暖かそうな家々の灯りが見えます。
どんな人が住んでるんだろう、晩御飯の支度をしてるのかなぁと、思いが巡りました。
家の灯りって気持ちが和むね。
幸せな家庭が見えそうでした。
駅まで戻り、一番近くのスーパーで晩御飯を調達しました。
今晩のメインはサーモン、ウインナーソーセージも買いました。
どこにも行けないので、9時10分の出発まで待つことにしました。
待合室は、私と娘の二人しかいませんでした。
本数も少ないので、利用する人も多くはないのでしょう。
この時の待ち時間が、一番長かったなあ。
街までもう一度出ればショッピングセンターもあったけど、暗いし寒いし、出歩けないって。
夜空を見上げながら、出発時間を待ちました。
いつの間にか粉雪になってました。

寝台特急サンタクロースエキスプレスの乗車案内が始まりました。。


列車も私たちも、ずっと駅にいたけど、乗車時間にならないと乗り込めないのよねぇ。
駅には、ロッカーとトイレしかなく、自動販売機も売店もなかったの。
何時間も、よく待ってられたなぁ。
待つしかなかったんだけど・・・
明るかったら、きっと、ロヴァニエミの街を歩き回ってたと思う。
待ちわびたサンタクロース号に、いそいそと乗り込みました。


2段ベッドの空間は狭かったけど、駅の待合室より格段によかったです(笑)
個室に入り、まず、暖かい緑茶を飲みました。
○オンで買った抹茶入り緑茶。
今度の旅で、一番人気でした。
ホントにおいしかった。
サンタクロース号は、気がついたら動き出してました。
発車のベルなんてないのね。
朝には、ヘルシンキかぁ。
こういうのを見るだけで外国だなあと思ってしまう。
知らない所でバスに乗ったり歩いたり。
準備が大変だったろうね。
いろいろなものが見られ、沢山の人と触れ合い、良い旅でしたね。
語学堪能だったら、旅はもっと楽しめるね。
これから英語の勉強をしようっかな(笑)