いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

お待たせしました!中村敦夫公演は、12月16日(土)です。

2017年12月06日 | お知らせ

9月に予定していました中村敦夫公演は、台風のため延期され、

いよいよ、

待ちに待った公演、朗読劇『線量計が鳴るとき』を迎えることになりました。

会場、時刻は同じです。

12月16日(土)午後2時、宇部市多世代ふれあいセンター

チケットも9月17日の分がそのまま使えます。

 

 

 

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那須さんと行く祝島ツアー体験記 (2)岡本正彰

2017年12月06日 | お知らせ

会員の岡本正彰さんから寄せられた祝島ツアーの報告、続きです。

 

   那須さんと行く祝島ツアー体験記 (2)

            岡本 正彰

 

 翌朝瀬戸内カヤック横断隊を見送りに行ったら強風で波は荒れており、皆さん出港出来るか否かの思案中だった。田ノ浦の付近がたちまちの難所だそうで、そこを無事通り越すことが今は出来そうになく、しばらく待って再度判断するそうである。

 しばらく待っての判断も出港できそうになく、瀬戸内カヤック横断隊のみなさんも朝11時からの上関原発を建てさせない集会に参加された。本来なら19日は室津集会に多くの仲間が集まるはずであったが、集会場所が工事のため使えず中止となった。それでも集会には祝島住民の人たち、山口県内や近県の仲間が集い100名以上にはなったと思う。那須さんが「私は上関原発を建てさせない山口県民連絡会の共同代表を務めていながら、今まで一度も祝島に来たことが無くて、すみませんでした。来たと思っていたけど、よう考えたら、あれは平郡島でした」と笑いを混ぜながら、はじめにアピールされた。先の衆院選山口4区安倍首相のおひざ元で果敢に挑まれた黒川敦彦さんもアピールされ、私も重度障がい者の立場で脱原発、上関原発を建てさせない思いをアピールさせていただいた。集会のしめに、参加者みんなで「上関原発絶対反対」と声を上げ、力強く歩いた。風は強く冷たかったが、みんなの熱気で暖かかった。

 午後からは公民館で上関原発反対運動の歴史DVDや、昭和42年の祝島の風景などの上映があった。昔は祝島の住民が多く、人口が4000人もいて、賑やかだったそうである。島の岩田珈琲店で出会った人も、「かつては祝島にパチンコ屋、映画館、商店街があったそうだよ」と教えてくださった。今は人口十分の一になっているが、原発交付金に頼らなくても、海による恵み、大地による恵みで仕事をして収入を得て、暮らすことができる。そんな暮らしやすさは何よりも、祝島へ移住された方が「祝島ではお金がそんなに無くても充分暮らせるし、みなさん優しく助け合いの精神がある」と言われていることからわかるし、重度障がい者の私も皆さんの優しさを感じる。建物にバリアフリーはなくても、心のバリアフリーがいたるところにある。仲間の安藤さんがこの前、宇部市から連れてきた山羊もいるし、つい最近来たのにずっと前から居るような顔して草を食ってのんびり過ごしている。烏骨鶏も、この度連れて来た。上関原発が建設されれば事故が起こらなくとも、自然の恵み、温かい人の恵みが無くなってしまうと思う。

 講演会と集会、祝島の人たちとふれあった楽しい2日間で、宇部で仕事や活動がなければしばらく居たいなぁと、名残惜しくも夕方5時5分の室津行きの船で帰路につく。帰りの大揺れは勘弁してほしいと、揺れても衝撃が少ない後ろに乗った。田ノ浦を臨める辺りになってもあまり揺れを感じず、前方の乗客も静かなことから揺れていないことがわかる。風も弱くなったようだし、これなら瀬戸内カヤック横断隊のみなさんは小豆島へ向け遅い出発をしただろうか?



 

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