時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

十三詣り~お参り後に振り返ってはいけない!☆

2016-03-29 12:20:07 | コドモ
一年ぶりに大阪に帰省。
主な目的は「十三詣り」。

嵐山の虚空蔵さんにお参りせねば。
本来は数え13歳でのお参りだが、小学校卒業後の春にお参りするのが最近は一般的。
私も12の春にお参りした。
(大阪は大阪でも京都寄りなので、どちらかといえば京都の影響が強い我が実家)

女の子は着物を着る子も多い。
着てほしかったけれど、帰省中にわざわざ着るのは面倒らしく・・・残念

本殿でご祈祷していただく。
一緒にご祈祷してもらった30名のうち20名が着物!
(男の子は洋服)
可愛らしい振袖姿は実に目の保養だった。

密かに残念がる母を後目に、スタスタ歩いていく小鞠。


実は少々緊張気味。
渡月橋を渡るまで、絶対に後ろを振り返ったらあかんからね!
何度も何度も言いきかせていた故。
これは十三詣りの大事なしきたり!
振り返ると、せっかく虚空蔵さん(知恵の神様)にお参りして授かった知恵が逃げていくのである。



私も幼少のみぎりより、祖母(大正8年生まれ)に耳にタコができるほど何度も繰り返し言われてきた。
「ばばちゃんは、もうちょっとで渡り終えるいう時に振り返ってしもたからアホになってしもた。絶対最後まで振り返ったらあかんで」
祖母(失敗)→母→私・妹→小鞠
3代続いて無事に渡ることができた。

ちなみに、阪急嵐山駅からだと渡月橋を渡らずの参拝となるので、お参り後はわざわざ渡月橋を渡り、そしてまた渡って帰ってきた。
気になったのは、階段下りる途中や渡月橋の中ほどで、娘に振り返らせて記念撮影している方が複数いらっしゃったこと。
あとで調べてみると、「鳥居をくぐるまで」説もあるらしい(なるほど)。
しかし、やはり「渡月橋を渡り終えるまで」が主流の様子。
「振り返らないのよ」と話している声が横から聞こえてきた。



渡り終えてホッとした小鞠。

桜もチラホラ。
お天気に恵まれた、のどかなお参りとなりました☆