傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

菅政権、菅利菅略で内閣改造ですか?どうぞ、ご勝手に、何も期待していないので

2011-01-13 12:28:35 | 民主党(菅政権)

菅首相は、仙谷官房長官を枝野幹事長代理と交代し、与謝野馨・たちあがれ日本共同代表に要職への内閣改造の報道あり。
前日の両院議員総会では、総選挙のマニフェストの見直しを宣言し、菅政権は、骨格ない、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の軟体生物の印象ですね。
マアー、どうぞ、勝手に、期待しておらず、統一選でガタガタになり、民主党の将来は無いですから。

菅政権は、改造内閣で、枝野幹事長代理を官房長官に交代と報道があるが、枝野幹事長代理は、参議院選を大敗させ、「ねじれ国会」を生じさせた戦犯であり、責任も取らず、この度は、官房長官ですか、菅首相自ら責任と取らないことは、民主党は自分勝手党になりさがりましたね。
与謝野馨・たちあがれ日本共同代表を内閣の要職にと報道があるが、「財政健全化」を錦の御旗にし、「社会保障を堅持するために、消費税増税」ですか?安易ですね。

当方は、与謝野馨氏については、本ブログ「与謝野新財務相への期待と懸念」で、

”「麻生政権前の文藝春秋(2008.06)に、与謝野新財務相と麻生首相の対談記事『救国宣言:日本よ、「大きな政治」にかえれ』を読み、与謝野新財務相は、大きな次元で政治を見ているという感想を持っていますが、一方、政治・社会の閉塞感を打破し、新たな社会を創造するエネルギーの持ち主ではないという印象があります。」”

”「将来への財源の目途をつけていないと如何なる施策も無責任という姿勢は、正論ですが、今日の世界不況での日本の不景気は、自民党主導の政治の結果であり、経済危機に立ち向かうと言われても、自民党政治を否定し、新たな経済政策を掲げて、情熱・熱情を持って実現に邁進するエネルギーの持ち主とは思えないです。」”

”「昨年9月のリーマン破綻時に、「日本の金融システムには、ハチに刺された程度」と言い、景気不況感については、後追い的な発言であり、不景気対策は適任かもしれませんが、大胆な景気・経済対策には、不適任ではないかと懸念しています。
財政健全化できても、国滅ぶ」は、最悪ですから
。」”

と書き、本ブログ「与謝野新財務相の大人の堅実性は無難だが、変革は遠のく」では、

”「中川前財務相の後任の与謝野新財務相は、経済通であり、大人の堅実性があり、卒が無く、経済不安定時には軟着地させるスタッフには適任と思われるが、「100年に一度の危機」の世界経済が激変の非常時の経済改革の責任者には不適任であり、日本の社会改革が遠のく懸念がありますね。」”

”「本ブログ「与謝野新財務相への期待と懸念」で、「期待は堅実派であることですが、懸念は政策通の評論家肌で、熱情が見受けられないことです」と書きましたが、就任後の与謝野新財務相は無難に財務相の仕事をこなしていますが、この無難さは、与謝野財務相の大人の堅実性での手腕ですが、世界不況・平成恐慌の現下での軟着地は、日本の変革を遅らすことになりますね。」”

と、与謝野馨氏の政策通は、正論めいた常識論であり、世界が激変し、日本も激変に順応し、再生するには、常識論の熟議では衰退するのみで、「破壊と創造」する新たなエネルギーが不可欠です。

また、与謝野馨氏の政局音痴については、本ブログ「与謝野論文:財政健全化を焦点にすれば良かったのに・・・新党結成など政局音痴!」で、
”「与謝野薫議員が「文藝春秋」(2010.04)へ寄稿した『新党結成へ腹はくくった』(日本経済を救う「捨て石」になる)を購読しましたが、鳩山首相の「政治とカネ」問題や自民党の谷垣総裁批判より、鳩山政権の「六つ大罪」を焦点にし、財政健全化を最優先の課題(国益・救国)の論調にすれば良かったが、新党結成という政局絡みになり、与謝野議員の政治家としてのセンスの悪さを感じますね。」
と書きました。

菅首相は、政策通といわれる与謝野薫氏を内閣の要職に要請するということは、民主党の無能・無策・無貞操を広言することであり、マアー、勝手にどうぞという心境になりますね。
難題山積の現下に、俗言う経済アナリスト、政治評論家などは、無用・不用・有害でしかなく、過去否定し、将来にかける若いエネルギーの情熱・熱情が不可欠なのです。
1%の支持率になっても、総理大臣にしがみ付くと、守権に固執する菅首相にとっては、なんでもあり、戦犯の枝野幹事長代理だろうが、オリエント貿易の迂回献金疑惑の与謝野薫氏だろうが誰でも良く、菅首相は、菅利菅略の骨格のない八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の軟体生物なのです。
どうぞ、ご勝手にという思いです。
どうせ、統一選で大敗し、民主党はガタガタになり、日本は落ちる所まで落ちなければ、新生はないのでしょうね。

川嶋 諭氏の「JBpress」への寄稿の『最後の拡散期を迎えた日本経済もはやリーダーシップで解決できる時期は過ぎた』 で、川嶋 諭氏は、日本国債が先行き不透明の危機的な財政赤字でも再建策がなく、

”「日本は世界で最も長寿の国である。団塊世代の権利行使は世界で最も長く続く。それは日本の構造改革が世界で最も遅れるというあり難い反作用を生み出す。
 アニマルスピリッツは経験を重ねたお年寄りよりも、怖さを知らない若者に宿りやすい。時は、確実にその意欲を削ぎ完全に失わせるように流れていく。
 その流れを止めることは、米国のバラク・オバマ大統領にもできないようだ。もちろん、日本のリーダー(それも今は団塊世代)にできるとは全く考えられない。
 だとすれば、もはやリーダーシップどうのこうのと言っても虚しいだけ。日本は2回の失われた10年という時間を空費したために、アニマルスピリッツは不可逆な領域へ入ってしまっている危険性が高いことになる
」”

と、団塊世代のリーダーには再建策を期待できないが、怖さを知らない若者にも、アニマルスピリッツの意欲が失いつつあると警鐘しています。

山崎 養世氏が、「JBpress」に寄稿の『2011年、戦後最大の経済危機が訪れる3月危機を乗り切れるかが第1関門、次は6月・・・』でも、赤字国債に依存する日本経済の危機を論じています。
もう、過去の政策通など無用・不用の有害でしかなく、「破壊と創造」する情熱・熱情の若い異色・異才にしか、日本の再生はできないのです。

当方は、菅内閣が誕生した際、本ブログ「菅首相:「脱小沢」路線が高支持?・・・もっと、先鋭的かと思ったが」で、

”「当方が、菅・仙谷・枝野トリオに懸念するのは、「社会の歪」の問う姿勢で、政治活動に参画した動機や、社会批判の精神は肯定するが、社会の最高権力者になった時に、権力の保持するのが「人間のサガ」で、自己否定しない側面があることです。」”

”「菅・仙谷・枝野トリオは、組合あがりではないが、社会の歪の批判者、社会の歪(社会的弱者)の応援者であったが、政治を司る権力者になった場合には、社会の批判をどうするのか疑問なのです。
学業優秀で、旺盛な批判精神の持ち主ほど、自己実現の上昇志向であり、自己批判できずに、排他的になり勝ちですね
。」”
と、菅・仙谷・枝野トリオを、自己実現の上昇志向で、自己批判もせず、排他的になることの懸念を書きましたが、内閣改造の報道を接すると、それを実感しますね。

権力を固執する権力欲の人間に、原則論の「憂国」意識の過去の政策通を受け入れの菅政権に期待することは、愚かとしか思えず、庶民は「生活第一」に、わが道をゆくしかないのでしょうね。




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