傍観者の独り言

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西松事件:國澤幹雄前社長ら即日結審の報道に接して!

2009-06-14 13:26:48 | 検察・メディア

朝日新聞が6月13日に「西松前社長ら初公判で即日結審へ 判決、来月中旬にも」で、西松建設の國澤幹雄前社長・藤巻恵次被告の19日の初公判で即日結審する見通しと報道しています。
当方は、國澤幹雄前社長は、西松建設の延命を第一とし、裁判の長期化しないと思っていましたので予想通りですね。

朝日新聞の記事「西松前社長ら初公判で即日結審へ 判決、来月中旬にも」を転載すると

”「西松建設から民主党の小沢一郎前代表側への違法献金事件で、東京地裁で19日に開かれる同社前社長の国沢幹雄被告(70)=政治資金規正法違反などの罪で起訴=らの初公判は、即日結審する見通しであることが、裁判関係者の話でわかった。
判決は、早ければ7月中旬にも言い渡される公算が大きいという。

公判は、同社元副社長の藤巻恵次被告(68)=外国為替及び外国貿易法違反の罪で起訴=の審理も併合して行われる。国沢前社長ら2人は起訴内容を認め、検察側が提出する証拠についても、すべて採用に同意する方針だ。
このため、初公判の19日に、検察側冒頭陳述に続いて関係者の供述調書などの証拠調べが行われ、論告求刑や弁護側最終弁論を経て結審する見通し。

 一方、小沢氏の公設第1秘書の大久保隆規(たかのり)被告(48)=政治資金規正法違反の罪で起訴=の初公判は分離されており、日程のめどは立っていない。
大久保秘書は先月26日に保釈された際、「法を犯す意図など毛頭無く、やましいことをした覚えはありません」などとしたコメントを公表し、起訴内容を争う姿勢を示している。

 起訴状などによると、国沢前社長は06年10月ごろ、西松建設のダミーの二つの政治団体を経由し、小沢氏の資金管理団体「陸山会」などに対して、計500万円を違法に献金したとされる。
また、藤巻元副社長らと共謀し、06年2月から07年8月にかけて、海外で作った裏金7千万円を無許可で国内に持ち込んだとされる
。」”

と報道しています。

当方は、本ブログ「小沢代表代行の秘書釈放・・・新しい局面になりますね。」で、

”「・・・・・
西松建設の外為法・政治資金規正法違反で、社内調査委員会が15日に公表した「調査報告書」は、過去と決別する顛末書であり、会社延命を第一の嘆願書です。

5月18日の西松建設の決算報告の席で、本社組織の再編や、グループ会社の統廃合の中期経営計画を発表し、今後は政治献金は一切しないと発言しています。

当方は、國澤幹雄被告は、「調査報告書」、「決算報告」の内容を知っているだろうし、西松建設が延命できるかどうか?、どこかのゼネコンに吸収合併になるかどうか?は、自分の公判次第だと自覚しており、公判では、会社の利益の為に、西松(自分)側の意向で、小沢代表代行や、国会議員に献金をしてき、結果的に、西松建設にも、小沢代表代行にも、大久保秘書にも、迷惑を掛けたという姿勢になると思いますね。
絶対に、國澤幹雄被告が独断専行の社長であったにしても、政治家を悪くは言わないと思いますね。
政治家を悪く言えば、西松建設の再生に悪影響するのは、常識の域であり、そこまでは、國澤幹雄被告は悪者ではないでしょうね
。」”

と書きました。
國澤幹雄被告も、サラリーマン社長であり、会社人間であり、「会社の為」という「サラリーマンの宿命」の持ち主であり、絶対に「会社に迷惑」をかけないと思っていました。

西松建設は、事件後については、苦労しているみたいですね。
6月3日の「西松建設のその後」(耳より情報)よれば、

”「不正献金疑惑で名前が挙がった西松建設だが、その余波は九州でもジワジワと表われているようだ。ダンピング受注はもちろんのこと、宮崎県のある大型工事では事実上JVから外されるなど、厳しい話ばかりが目立つ。
 これまで良好な財務体質で周囲からの信頼も厚かった同社。
それだけに、状況悪化が目立つかたちとなり、関係業者からは不安の声が漏れ始めている
。」”

とあるように、西松建設の現業が厳しくなってきているのでしょうね。
下手に、政治家を悪者にしたら、業界から静かに去らざる得ないでしょうね。
西松建設の再生は、自立であろうとどこかに吸収であろうと、國澤幹雄被告の裁判が長引くことは、再生に影響することは明白であり、早期結審は、西松建設が切望していることでしょうね。
西松建設側が、國澤幹雄被告にアプローチしたかどうかわかりませんが、國澤幹雄被告自身も、これ以上は、「会社に迷惑かけない」という心境なのでしょうね。

國澤幹雄被告の早期結審は、小沢代表代行の秘書の大久保秘書の裁判にも、影響するでしょうね。



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