傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

長妻厚労相:中間管理職の悲哀を痛感?でも最後は自己実現(邪推)

2009-10-17 07:39:44 | 民主党・鳩山由起夫

長妻厚労相の守備範囲が多岐多様で、国民の過剰な期待もあり、時間に追われ、1大臣の政治力の限界を感じているでしょうね。
真面目な性格で、自分が納得しなければ、他人や組織を安易に動かすことはせず、大量の仕事を抱え、上層部からは「マニフェスト遂行、予算は圧縮せよ」と指示があり、敵愾心の持つ官僚が待ちうけ、部下職員は官公労の組織構成員であり、上層部から指示と動かない現業との狭間で時間に追われ、苦悩する中間管理職(民間企業でいえば執行役員?)の悲哀を感じているでしょうね。
でも、長妻厚労相には、激務が続きますが、日本の安定社会は、社会保障が基盤であり、頑張っていただきたい。

当方と波長が合うブログ「ゲンダイ的考察日記」様が、「[政治(民主党政権)] いよいよ反撃開始 長妻VS厚労官僚バトル」で、長妻厚労相が奮闘振りを紹介していますね。

「[政治(民主党政権)] いよいよ反撃開始 長妻VS厚労官僚バトル」では、長妻厚労相が伝家の宝刀「大臣命令」で、

”「「長妻大臣は来年度、国家公務員のOBが5代以上にわたって理事長などを務める公益法人や認可法人に対する補助金の原則廃止と、それ以外の天下り法人への一律2割カットを打ち出しました。普通の指示だと官僚の怠慢、猛反発は確実。そこで連中がイヤと言えない大臣命令を使ったのです」(厚労省事情通)

大臣命令は国家行政組織法に基づき、各府省の大臣が出すことができる。
命令に逆らった場合、懲戒免職など人事権の行使が可能。菅直人副総理が厚生相の時、官僚たちが「ない」とシラを切っていた薬害エイズ資料を出させるのに使ったのもこれだ。「長妻なんて大したことはない。決断できない“ミスター検討中”にオレたちのクビは簡単に飛ばせない」と高をくくっていた官僚は真っ青に違いない
。」”

と紹介しています。
長妻厚労相は、天下りについては、国会で追及しており、天下りの仕組みを熟知しており、現場が動かないのであれば、大臣命令を発行したのでしょうね。

長妻厚労相は、厚生労働省の公務員制度を改革し、緊張感を持った職場に変革したいでしょうが、公務員制度改革は1大臣の政治力は限界であり、厚生労働省の職員は、民主党の支持組織の「連合」の傘下の官公労の組合員であり、すぐには手をつけられないでしょうね。
民主党が公務員制度改革に乗り出すには、支持組織「連合」との利害関係があり、まずは、来年の参議院選挙で民主党が圧勝し、安定政権基盤を形成してからでしょうね
公務員制度改革で、財源を捻出するまでは、野党・メディアから財源問題で追及うけるでしょうね。
小沢幹事長の「数は力」で安定政権の基盤を確立して、初めて、民主党政権運営できますね。

当方は、本ブログ「長妻厚労相への期待と不安」で、
”「長妻厚労相は職人的タイプかなーと想像しますが、この度は、長妻厚生労働大臣のほか、細川副大臣と長浜副大臣、それに山井大臣政務官と足立大臣政務官のチームで推進することでもあり、統率力、調整力で、チーム力を発揮されることを期待します。。」”
と書きましたが、長妻厚労相流にジワジワと攻めてゆくでしょうね。

長妻厚労相は、NECの営業マンから日経BPの記者に転職し、官公庁(特に、旧厚生省)を取材しているなかで、政治の歪を痛感し、自ら、政治改革を意識するようになり、大前研一氏の私塾の事務局を従事し、政治家になった経歴であり、旧厚生省行政には、精通しており、厚生労働省の官僚が、長妻厚労相は「年金記録しか知らない」と甘くみていれば、しっぺ返しがきますね。

長妻厚労相は、就任挨拶で、「マニフェストは国民と約束・契約だ!」と絶対視し、「従来の膿を出し、国民に信頼される厚生労働省に変りましょう!」と表明しており、就任直後のレビューで、民主党職員の同席は「公民員の機密保持契約違反」を問題視されましたが、政府は、「民主党職員の一部を非常勤の国家公務員として活用する方針を決めた。政府が与党議員と意見を交わす副大臣主催の「各省政策会議」のスタッフに就ける考えだ。党の政策に詳しい人材を副大臣らのそばに配置する」と政治主導の方向性を決定しており、更に、「ゲンダイ的考察日記」の紹介したように、「大臣命令」で、OBの天下り団体への兵糧攻めを開始しており、厚生労働省の官僚もジワジワと追い詰められてゆきますね。

補正予算の見直しで、一過性の「子育て応援特別手当」の凍結の決定は、やれ、自治体は既に執行なり、予算化していると省内では、難渋するという雰囲気で現場は消極的であったのでしょうが、長妻厚労相が自ら関係部署に謝罪にまわり、凍結させたのは、長妻厚労相流でしょうね。
直球タイプの前原国交相と違いで、長妻厚労相は、真面目な性格で、まずは自分が納得することであり、派手さはないが、ジワジワと自己実現してゆくのが長妻厚労相流でしょうね。


次期参議院で、民主党が圧勝すれば、公務員改革は本格化するでしょうから、厚生労働省も様変るでしょうね。
厚生労働省が様変ることが、社会保障が充実し、日本の国民は安心感を持てるようになるでしょうね。
そう願いたいです。



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