自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

西日本巡回 ~ 3日目

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久しぶりの快晴です。
この日はフェリーに乗り日本海にぽっこりと浮かぶ隠岐の島に向かうべく、米子のホテルを出て境港経由で七類という港に行くのです。

境港は島根県を挙げてPRしている水木しげるワールドの中心地なのですが、朝も早くから人通りのほとんどない水木しげるロードをウロウロと散策します。
で、まずはスタンダードにげげげの鬼太郎と目玉オヤジのご紹介です。



続いては外せない名脇役の二人です(「人」って数えてよいのか?)。



かなりの長さの通りの両側に数多くのブロンズ像が並んでおり、有名ドコロからマニアックなところまでズラリです。
ちなみに、下の写真の右側は知るヒトぞ知る「サラリーマン山田」です。



境港を後にして、境水道大橋を渡るとすぐに七類港なのですが、まだ時間があるので美保関とかに寄ってみました。



ノンビリしていたわけではないのですが、結構ギリギリになってしまい少々焦りましたが無事に乗船し、ようやくのハレの日は船旅を楽しめました♪
前日までの荒天の影響か、日本海の外海はそこそこに荒れてはいましたが2時間半ばかりで隠岐の島に到着します。



午前中に隠岐の島(町)というか、隠岐諸島で最も大きい島後(どうご)と呼ばれる島に上陸したのですが、久しぶりの晴天が嬉しくてバイクで島内を半日走り回っておりました。
初訪問となるこの島は思ったよりはるかに大きく海と山がほどよくバランスしているし道も整備されてとても走りやすくついつい浮かれます。
壇鏡の滝を見にに行ったり海岸で海を眺めながらボーっとしたりと過ごします。



なんといっても海はキレイだし海岸線も起伏というか変化に富んでちょっとバイクを走らせては眺望スポットに出くわすのでなかなか先に進みません。



こちらのローソク岩では保育所の遠足というかお散歩軍団と出くわし、ちょっとばかり遊んだりしておりました。



しかし、町をちょっと離れると食堂どころかお店もほとんどないので、浮かれて走っていたのでお昼ゴハンを食べそこないそうになります。
西郷という一番大きい町に戻ってもたいした距離ではないのですが、島のまあ真ん中辺りにある五箇創世館という展示施設に付属のレストランで遅めのお昼をいただくことにします。
出雲地方の面白い食べ物に釜揚げそばというのがあるので注文してみます。



茹で上げた麺は水で〆ずに、茹で釜から直接器に盛りつけ、その上に出し汁をかけるものですが、食感こそ蕎麦らしさに欠けるものの蕎麦本来の風味を味わうなら…というヒトもいるようです。
でも、まあワシは蕎麦に関してはストライクゾーンが広いのでこちらのお蕎麦も美味しくいただきました。
食休みを兼ねてワシヒトリで上映室を占拠して島角力とか牛引きとかのビデオを大画面で鑑賞したり、お隣の郷土館を見物したりして遅い午後をノンビリ過ごした後は、島の残り半周をグルッとまわり宿へ向かいます。



フェリー乗り場の前にある割と立派なホテルに早めにチェックインして日の入りなどを眺めていると、当然ながら夜になります。
町に出ると一応はGWのはずですが「賑やか感」がまったくありません。
そういえば昼間も船に乗って海からの見物も考えたのですが、乗り場にもヒトがいなかったなぁ…



お店に入ってチラチラとメニューを見つつも大将にお奨めを聞くと
「ウチは何でも美味しいよ~!」
と定番のリアクションです。
ということでガラスケースの中をみると鯖がよさそうなので
「この鯖は刺身でイケるの?」
「勿論!」
のやりとりがあり、鯖の刺身をいただきます。



その後も何品かいただいたのですが、残念ながら岩ガキはないとのこと…それでも辛めに煮付けた白ハタをチマチマとつまんだり、アカモクという海藻の雑炊をいただき満足しました。



常連らしき単身赴任リーマンの皆さんとの話もはずみましたが、軽めに夜を切り上げて明日に備えることにしました。
旅の3日目も無事に過ぎ、4日目は島前(どうぜん)を転々とする予定ですが、どうなることやら…

続く…

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コメント一覧

とも2
いやいや…
>トリノさん

多分、ワシも食べ物をトリガーに記憶が蘇るタイプでしょうねぇ(笑)

隠岐の島つながりは少ないし、なにより拙ブログの愛読者(と信じてます)のトリノさんのコメはいつでも嬉しいデス♪
トリノ
あぁ~。すみません。
突っ込み遅延、かえすがえす、ごめんなさいです。
でも、今なら、隠岐の島の岩ガキもお取り寄せが出来る時代ですから!
値段は3倍位になるけど。。。
私の境港の記憶は、水木しげる先生は完全無視で、雨ん中、寿司屋を探し回っていたコトだけですね。。。
私の旅記憶。
多分、食べ物をトリガーに記憶が復活するタイプですね(笑)
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