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Bサンの迷惑など顧みず勝手にテレビなぞ見ていると、Bサンもモゾモゾと起き出します。 まあ、8時過ぎに出ればよいしなぁ~などと、朝ゴハンをいただきに階下の食堂に向かいます。 前日から気になっていたエレベーターのあった「美味しい納豆100円!朝ゴハンにどうぞ!!」のポスターの通り、標準版朝ゴハンには納豆はデフォではありません。
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まあ、いわゆるフツーの卵かけゴハンをいただき、8時過ぎから本格稼働の開始です。
前の記事でも触れていますが、同行のBサンの身体は大きく、乗られているバイクもProject Big1という大きなバイクです。 排気量自体はワシのベム坊の方が大きいのですが、見た目の大きさは一回りというか、三回りくらい違う感じです(笑)
ナビの指示が曖昧で甲府駅界隈をグルッと回らせられた後は、愛車達にも燃料補給。 そして、向かうのは山梨から雁坂トンネルを抜けるルートです。 一気に埼玉は奥秩父へ向かいます。 風もなく日射しは良い感じだし、途中の滝沢ダムのループ橋のあたりなんぞ最高に気持ちがヨイのデス♪
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思わずルートから外れてダム&ループ橋を見上げるべく小休止して、ダム下をポチポチと散歩します。 ダムの堤にある展望台からはループ橋の全景が見えるようですが、戻るのも面倒なので先に進むことにします。
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いやはやなんとも気持ちが健やかになるバイク日和です…が、ちょいと気になるのが前方に見える少しばかりの雲ですねぇ…
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さてさて、商業的な意義は分かりませんが、甲府から秩父へと一気に抜ける雁坂トンネルを抜けるというのはワープ感覚でなんか面白いですね。 好天に誘われる中、ちらほらとバイクの数が増えたと思ったら小鹿野のバイクの森=バイク博物館に到着します。 駐車場にはイロイロなバイクが沢山停まっています。
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秩父の山奥にこんなにバイクが集まっているのは、小鹿野という町がバイクによる村おこしを狙っているのに加えてちょっとした理由があります。
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というのは、訪れた9月一杯でこちらのバイク博物館が閉館してしまうので多くのバイク乗りが訪れてくれたのでしょう。 2009年の5月に開館、2010年9月末に閉館というのにどのような事情があったのか分かりませんが、ちょっとばかり寂しいですね。
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どうやらクアハウス(温泉館)を改造したらしき建物の中には、古今東西のバイクが多種多様に展示されておりスキモノなら1日中いても飽きないのでしょう。 でも、一般人の場合にはこの内容で1,000円はキツイよなぁ(嘆)などと思いつつ、アッチへウロウロ、こっちへウロウロとさして広くない館内を歩きます。
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ライティングと展示の位置の関係でワシの携帯カメラでは真っ黒な写真ばかりになり残念ながら詳細をご覧いただけないのですが、少しコンセプトが分からないような展示もあれば、意外にもワシの心をヒットするミニチュアモデルなんぞがあったりします(謎)
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ソコソコ熱心に見たつもりではありますが、さしたるマニアでもないのでソコソコにして次のターゲットに向かいます。
ワシ 「わらじカツ丼をいただこうとするワシらにはふたつの選択肢があります。」
Bサン 「ほう、それはいかなる?」
ワシ 「とっても美味しいと噂の小鹿野を代表するお店と、マニアックなヒトしか…いや、マニアックなヒトすらも知らないデカ盛りの店との選択です。」
Bサン 「とも2サンはテラ飯倶楽部の正会員ですよね?」
ワシ 「本意かどうか、実力はどうかはさておけば会員です。」
Bサン 「では何故にデカ盛り店を選択されないのでしょうか?」
というような会話があったと思ってください(爆)
ということで、安田屋への訪問は又の機会に譲るとして肉屋さん系の某店に足を向けます。
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開店早々ですので静かではあります。
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裏手にある駐車場から店に向かう数メートルの間に、おそらくこちらのご隠居さんと思われる爺様に話しかけられまして若干のロスタイムは発生したものの、何の問題もなく入店します(同時刻に先の安田屋に向かったとしたら30分待ちは必至と思いつつ…)。
お店に入って一応はメニューチェックなどしてみます。
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ワシ 「ワシはフツーのわらじカツ丼にしよう(嘘)」
Bサン 「ナニをおっしゃいます(怒)」
ワシ 「じゃあ、豚のガッツリ丼(大嘘)」
Bサン 「それは、メガわらじを食べた後で追加しましょう(笑)」
などの軽いジャブのやりとりなどした後に、まあ、予定通りのオーダーをするのですが…
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ワシら 「メガわらじを二つお願いします。」
店のヲバチャン 「えっ? お二人ともですか? くふふっ…」
ワシ 「その笑いはどういう意味でしょうか?」
ヲバ 「あのさ、コチラ(195センチ)は大丈夫でしょうけど、コチラ(172センチ)はねぇ…ぷっ、くくく…写真見た?」
ワシ 「まあ、がんばりますから。」
………(ヲバ去る)………
Bサン 「ふっ、みくびられましたね(微)」
ワシ 「まっ、いつもだけどね(苦)」
てなことで、登場するのはメガわらじカツ丼というヤツです。
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パッと見で、器も大きく、カツ(草鞋をイメージした薄めのカツが2枚)はまあまあの大きさではあるものの、白飯はせいぜい2合と見極めたので、作戦を立てるまでもなく楽勝と思って食べ始めたのですが予想外のトラップがワシを待ち受けます(涙)
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とりあえず先にカツを1枚片づけておこうと「ほどよく揚げられた肉屋ならではのカツ」というのを期待して囓りついたトコロが妙にヌルっとした感じでした。 肉も「??」という感じでクチャクチャとしか噛めません。
それでも2口、3口食べてみたのですが、あまりに妙な感じなので衣を剥がしてみると豚肉のくせにレア~ミディアムレアの色合いだし、衣そのものもカラリとはほど遠いではないですか(驚)
前段のヲバチャンとのやりとりがなければ、当然に文句をつけるのですが、食べられないから難癖をつけたと思われたくもないしと、チラッとBサンを見上げます。
Bサン 「僕のは揚がり過ぎくらよく揚がってますが、とも2サンのは見るからに赤いですよね。」
ワシ 「面倒くさいからこのまま食べちゃおうかなぁ(大嘘)」
Bサン 「生の豚肉はヤバイですよ!」
ワシ 「文句をつけて新しいカツを持ってこられてもなぁ…」
というやりとりがあります。
衣を剥がしてみると揚がっていないのは1枚目の1/5もないので、そこは切り取って残すことにして文句も言わずにトットと片づけることにしました。
一気にテンションが下がっているのでスピードが上がりませんが、Bサンが快調に箸を進めるのを見て一応は頑張ります。 でも、「坊主憎けりゃ、袈裟まで…」ではありませんが「カツが油っこすぎる!」「ゴハンの炊き方がイマイチ!」「タレくらいケチるな!」とか脳内で言葉が飛び交います(口には出しません)。 どうにか、ペースをつかみかけたところで、決して嫌いではないはずの脂身部分を囓った時の『クニッ』とした食感に赤肉を噛んだ時のイメージが甦り「こりゃ喰えん」とかの脳内紆余曲折があったりと結構の難行苦行です。
二人同時に食べ始めたメガ丼ですが、Bサンが15分ほどで片づけた後にプラスして10分ほどかけてワシもとりあえず完食(除、赤肉&一部の脂身)します。
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食べている途中にこっそりとヲバチャンたちに教えてあげようとしても忙しがって掴まえられなかったのですが、「肉が生だよ!」なんて声を荒げたとすればワシらの後に入った皆様が凍り付くのも容易に想像できたので、とりあえずサイレントコンシューマーになっときます。
バイク乗り向けにサービス(小鹿野の町全体の町興しお約束アイテム)のアイスコーヒーをいただいて帰るのですが、残した赤肉をさりげなく目立つように置いたのは今後にご注意いただきたいということです。
店を出ると先ほどの先代だか先々代だかの爺様が再び近寄って再び同じ話をしかけてます。 まあ、いくら機嫌が悪かろうが大人のワシは先人たる老人には敬意を払いつつ適当にあしらって帰途につきます。
帰り道は大して分かりにくい道のりではないのですが、途中でナビの電池が切れて少々焦ります。 このナビは自動車モードと歩行者モードの両方があるスグレモノで、前夜の街中探訪には絶大な威力を発揮してくれた頼もしいアイテムなのですが、熱に弱いというか、晴天の日にタンクバックに入れて晒しておくと温度が上がり早めにバッテリーがアウトになるようなので要注意です。 まあ、一応は地図を持っていたので事なきを得まして、関越道に無事にランディングです。
最初のPAに立ち寄り、帰り道をどうしようかなどとBサンと話をします。
ワシ 「実は3時までに横浜に帰らないといけないのです」
Bサン 「えっ、今、1時40分ですよ」
ワシ 「緩い約束だから遅れても大丈夫だけど、ちょっと急いで帰るね」
Bサン 「ここからだと色々とルートが選べますよね」
ワシ 「多分、距離は遠いけど首都高経由が早いと思う」
Bサン 「自分はゆっくり走りながら中央道経由で帰ることにします」
ということで、2日間ご一緒したBサンと分かれてワシは先行して独式一号機・風神仕様ことベム坊と共に横浜への帰路につきます。 途中、空模様が怪しくなりヒヤヒヤしたのですが、ほぼ予定通りに無事に横浜に到着! 楽しいプチツーリングも無事に終了します。
Bさんにお付き合いいただいたこともあり、(赤肉事件を除けば)予定外にとても楽しかった2日間のお話でした。
(おしまい/ Bサン、ありがとうございました♪)