信虎。

奥会津を中心に、綺麗事抜きにざっくばらん。

日原(ニッパラ)

2011-11-27 20:50:00 | 日記
今日は甲斐の牧丘(マキオカ)へ行こうと思っていた。
だが仕事疲れで起きるのが遅れた…高速の渋滞を考えて中止する。
結局赴いたのは奥多摩*(山)*…越境はせず、日原(ニッパラ)集落へと向かった。*(車)*

石灰石と鍾乳洞、釣りと登山、そして最近はフリークライミングが盛ん。*(足)*
道幅は狭く、山深い場所ながら車はかなり入っていた…特に多かったのは野田ナンバーである。
俺は一度しか入った事は無いが、日原鍾乳洞の人気は不動であるとみた。
マイカーのみならず、集落のバス停*(バス)*から2kmも歩いて向かう人間もいたからな。

ちなみに、25年前に日原鍾乳洞付近で行方不明になっていた学生が最近見つかったらしい。
いわゆる「プロ的な場所。」に入って、何らかの事故に合ったと思われる。

photo by nobutora_2008 from OCNフォトフレンド


標高は1000m位、気温は10℃ちょっとか…薄曇りの空から時折、陽が射しこむ。
紅葉は丁度見頃といったところか、山からの湧水*(涙)*が豊富に注ぎ込む集落である。
狭い地形を少しでも有効利用すべく、道と民家の間には段々畑がある。*(庭)*
一部の日陰は凍っていた…もう夜は氷点下になる季節なのだろう。
早朝あたりなら、都内との温度差はおそらく10℃は違うと思われる。

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産業と言えばセメントと観光、土建…典型的な山村といった感はあるが、
民家は古いだけで僅かな兜屋根以外これといった特徴もなく、過疎集落の悲壮感もない。
単純だが心地良い長閑さ、東京であるという安堵感も少なからずあるんだろう。
廃校となった日原小学校の校庭に置かれていた奥多摩工業(セメント業者)の廃線トロッコ車両と、
小道にあった兵士の慰霊碑が~山村からは20名近い戦死者がでた~悲しみを漂わせているのだった。

photo by nobutora_2008 from OCNフォトフレンド

だが集落の雰囲気は明るい…本日は天気曇天、火災無し。*(メガホン)*

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一通り集落の散策を終えたあと、日原川に降りて昼飯。
川の水はそれほど旨くは無いよ、石灰成分が少なからず入っているんだと思う。
放射性物質については知らないな…もし溶け込んでいるなら、全ての責任は頭狂電力にある。

なめこ・シメジ・もやし・ソーセージ…煮込み味噌ラーメンは本当に旨かったな。
なめこのヌメリ具合が味噌と絶妙に合うんだ、まるで「ほうとう味噌ラーメン。*(ラーメン)*」といった感じだ。
今後、定番メニューの一つとなろう…福島産のなめこで作った「ほうとう味噌ラーメン。」は最高さ。

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午後2時…陽が傾きはじめ、山間の地に日陰が増えつつあった。*(山)*
今日はなんの目的も無いまま日原に来たのであったが、満足して帰路に着く。

なめこ

2011-11-26 20:12:00 | 日記
スーパーでなめこが売られていた。

一方は長野県産、もう一方は福島県産だった。
福島県産のなめこは、全てが半額となっていた…手に取ってみる。
有限会社…小さな個人農園と思われる名前が書いてあった。
ふと脳裏に、福島の農家の人々の表情が浮かんだ…袋を二つ持ってレジへと向かったのである。

抹殺すべきは、基地害の頭狂電力とその金に群がった悪党の一味どもである。
農家の人々に一体、何の罪があるというのだ。

俺は東京都民として、誇りに思った事が最近一つだけある。
それは都が、岩手県の宮古の災害によるゴミを受け入れた事だ。
微々たる量かもしれないが、その決断はまさに、日本の首都に相応しいものであった。

私見。

2011-11-20 18:44:00 | 日記
*(コメント)*
*(角帽)*「今週もいろいろとあったな…ま、個人的な事は昨日言ったとおりだ。」

*(イージー)*「残念なお知らせが…寝台特急・日本海*(波)*…もはや余命幾許もない、との事であります。」

*(角帽)*「そうか…私にとってのJR西日本は終わったという事になるな。
彼らは、廃止の理由の一つとして車両の老朽化を挙げる…新車を導入すれば良いではないか。
新幹線にだけは異常に意欲的に思えるのだがな…私には高速のガラクタ*(新幹線)*にしか見えない。
子供~彼等は無邪気だ~とビジネスマン、似非たびびと、害人投棄屋*(お札)*どもは喜ぶだろう。」




*(イージー)*「昨日、薩摩の南の島において竜巻が発生し、農家の方3名が亡くなりました。」

*(角帽)*「土に親しみ、懸命に働いてきたであろう人たちが亡くなる…何と悲しい事だろう。

この国には死に値する犯罪者が多くいるにも関わらず、なぜ罪無き人が死なねばならんのだ。
公平な目で見れば、この竜巻は六本木あたりで起きなければならなかった筈だ。
しかしそうはならなかった…理不尽なこの世に神仏は存在しないのだ!」

*(イージー)*「亡くなった農家の方は3匹の犬を飼っていたそうです…犬たちは助かりました。」

*(角帽)*「それは良かった…主人はもう居ないが、犬たちは最期まで彼を待ち続けるだろう。
もし天国というものがあるならばだ、きっと再会できる…それを祈って締めくくろう。」

2011-11-19 21:57:00 | 日記
*(コメント)*
*(角帽)*「密かに事を進めていた移住計画が、職の段階でコケてしまった…最低限の収入は必要だからな。
心の準備は既に成っていた為、やはりショックは大きかった。
また一から…場所の選定から練り直しだ、今はやる気がでない。

もう明かしても良いだろう…場所は上州の、ある過疎の地を狙っていた。
場所としては必ずしも気に入っていた訳では無かったが、行政のバックアップが篤かった。
まずそこに重点を置き、事を進めていた…という訳だ。」





*(コム)*「司令官は現状のままで充分満足~少なくとも納得するべき~ではないでしょうか?
この不景気…震災などの影響も考えますと、仕事があるだけでも良し、と私は考えます。」

*(イージー)*「司令官は…人生を振り返った時、後悔を感じたくないと考えておられる。
苦痛に耐えた果てに、残ったものが後悔だったとしたら、生きてきた意味などあろうか?
更に重要な事は…今回の件は、司令官が終焉の地と定めた奥会津への前段階、
つまり、布石となりうる事も考慮したモノなのだと思う。

既に後悔の人生は始まっている…だが、その終わりまで継続する必要はない。
彼は、そういう男だ。」


*(チアフル)*「…」

晩秋の峡山

2011-11-13 11:57:00 | 日記
午前5時に出発した、渋滞は既に始まっている。
中央道にて当初予定していた場所に向かうが、土砂崩落の為、通行止め…*(進入禁止)*
予定を変更し、国道20号をぶらぶらと流した。*(車)*
トンネルを抜けるたびに天候は異なったが、盆地に出ると落ち着いた。
上空には青空が広がっていたが、急激に上昇した雨上がりの水蒸気。
ガスはどうやら鳳凰を超える事は出来たようだが、甲斐駒*(山)*を超える事は出来なかった。

周囲の畑からは少しばかりの堆肥の匂い…静かである。

photo by nobutora_2008 from OCNフォトフレンド

入り組んだ集落へと続く農道を流す…田畑の中に会員制テニスコートを見つけた。*(驚き)*
駐車場には枯葉マークの軽トラ*(紅葉)*が集まり、爺さん連中が汗を流していた。
小さな橋のたもと付近から軽快なエンジン音が聞こえてきた…足を向ける。*(足)*

橋の下には古民家があった、庭では耕運機がドライブ中…他に大きな畑もある筈だ。
趣のある素晴らしい古民家ではあるが、集落全体としては新旧半々である。

photo by nobutora_2008 from OCNフォトフレンド

甲斐駒山麓の道を奥まで進む…崩壊した古民家と蔵、その軒先には
放棄されたナンバー付きの車がヘタリこんでいた…なんとも云えない、寂しい光景だ。
集落の更に奥には、場違いとも思える不格好な別荘地*(学校)*…車のナンバーは都内さ。
集落の人の話によれば、たまに別荘地に来る連中との交流は「無い。」と言う。
別荘地付近の燦々と陽を浴びた紅葉は見事であったが、ここに居るのは時間の無駄だと思われた。

山々を見ながら再び流す。
左の甲斐駒はガスだらけ*(曇)*だったが、右の八ヶ岳はガスが晴れつつある。
国道20号に合流…時刻はもう1時過ぎであった。

鋸岳(ノコギリダケ)*(山)*を背景に、じいさんの耕運機のエンジン音が響く…ばあさんは別の用事だろう。

photo by nobutora_2008 from OCNフォトフレンド


信濃の片隅、田んぼの畦にて昼食とする…風が強くてお湯がナカナカ沸かない。
田んぼを中心に、左には南ア、右には八ヶ岳を望める開けた場所だった。
畦道では、まだ冬眠していないカエルの鳴き声が聞こえてきている。
黄金の季節に訪れて、人々を撮る*(デジカメ)*…情景、それ自体は素晴らしいものだろうが…

photo by nobutora_2008 from OCNフォトフレンド


帰路…時間があったので一旦、中央道を勝沼で降りてみた。
牧丘(マキオカ)周辺の集落は柿の栽培が盛んらしく、家の庭には沢山の柿が干してあった。
算盤の目の様にぶら下がっている大量の渋柿は、さながら柿のカーテンである。
これは「ころがき。*(みかん)*」と呼ぶそうで、特に古民家の軒先に見事に映えていた。
もう少し日の高いうちに、牧丘の散策をすれば面白かっただろうなあ…

剱岳・点の記

2011-11-06 19:28:00 | 日記
続きをようやく見る事ができた。*(テレビ)*

山岳景観の素晴らしさはもとより、クラシックの音楽*(音符)*も映像に見事にハマっていた。

臨場感溢れる映像は見応えがある…奈落の岩場の高度感、雪崩と吹雪*(雪)*、そして雨。
主人公の陸軍測量班は、重い荷物を背負い、息をつき、トボトボと登る*(コメント)*…訳である。
猛烈な風雨*(雨)*の中、なんとかテントを設営するも吹き飛ばされそうになる。
大急ぎでテントを解体、布切れの中にダンゴ虫の様に包まり救助される。
やがて、日本山岳会も剱岳に乗り込んでくるが、彼等もルート発見に苦戦する。

休養と準備、再編成の後、陸軍測量班はついに剱岳山頂を制覇するが、
修験者が残していったと思われる杖の装飾品を発見し、一同愕然とする。

「帝国陸軍が…修験者ごときに遅れをとったのか!」
知らせを受けた陸軍参謀本部の対応は、「登頂は無かった事にしろ。」

一方、日本山岳会も遅れはしたが剱岳の登頂に成功、山頂から陸軍測量班に祝電*(レター)*を送る。
その内容は、「測量班による初登頂を認めます。」、「登山史に残る快挙ですね。」との事であった。
対する陸軍測量班の返礼は…「第二登をお祝いします。」、「我々は友達かもしれませんね。」

興味深い当時の装備
…測量班はワラジを加工し、アイゼンの爪みたいな物を刺していた
…山岳会は驚くべき事に、高価なピッケル*(お金)*を何本も持っていた

リアルかつ美しい山岳映像、嫌らしい人間関係、そして意外な顛末は面白かった。

甲武くにざかい

2011-11-03 19:10:00 | 日記
*(コメント)*
*(イージー)*「久方ぶりの奥多摩方面*(山)*はいかがでしたか?」

*(角帽)*「うむ…張り切って6時に家を出たが肌寒く、時折小雨もぱらついた。
付近の集落の名前もすっかり忘れてしまっていたのだが、
山々の…むせかえる様に甘く芳ばしい土の匂い…やはり気分は良かった。」


*(角帽)*「丹波山(タバヤマ)村の『のめこい湯*(温泉)*』では、秋の収穫祭*(チリ)*が行われていてね、
皆、楽しそうだった…もっとも私は、彼らを撮るほうが楽しかったんだが。」

photo by nobutora_2008 from OCNフォトフレンド


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*(イージー)*「この方面の紅葉具合*(紅葉)*は、いかがでしたでしょうか?」

*(角帽)*「紅葉か…確かに今日は人が多かった気がするが…八甲田の様にはいかぬよ。
私としては、奥多摩方面の紅葉について特別な関心は持ってはいない。
だが、紅葉見物中の人を眺めるのは楽しかった…それぞれに個性があるのだ。」

photo by nobutora_2008 from OCNフォトフレンド


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*(イージー)*「ドライブがてらの人間観察*(車)*…奥多摩バージョン、という事でよろしいですか?」

*(角帽)*「ま、そんなところだ…一応、ザレとガレの道を下り、沢にも降りたがな。
水量が多く危険な場所だったが、手に軽い傷を負っただけで済んだよ。」


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2011-11-02 21:48:00 | 日記
*(コメント)*
*(角帽)*「多分に実験的な意味合いを込めて、奥多摩*(山)*に住んでみたい…私は何度、そう思った事だろう。」

*(イージー)*「お言葉ですが…仕事は、ほとんどありますまい。
住に対する行政の支援体制も不明であります。
結局のところ、通勤時間が異常に長くなるだけではないでしょうか?」


*(チアフル)*「あの伝説のクライマー『山野井。*(足)*』が山小屋*(家)*を経営すればいいのです。
そして彼が、ハローワークに従業員募集の求人を出す…
そうすれば我々の職問題は解決し、奥多摩への移住も可能となるでありましょう。

ゴルゴ13に登場したほどの男です…きっとやってくれるでしょう。」