前回の記事にはドッグトレーナーさんのところに行ったってとこまで書いたんだよね。
ピグパパと私と小春でドッグトレーナーさんを訪ねて行ったんだ
まずトレーナーさんは小春を檻に入れたの。
それで私達部屋(掘っ立て小屋
?)に案内してくれて話しをしたんだ。
少しして小春の様子を見ると伏せの状態でいい子に待っているではありませんか
それを見たトレーナーさんは『あぁ~、こりゃこの子に原因があるんじゃないなぁ・・・。うちでしばらく預かったっていいけどさぁ、きっといい子にしてるぜ。犬より飼い主さんをしつけしないといけないな(笑)』と・・・
それからしばらくトレーナーさんの話が続いたの、内容はね・・・
犬は本来群れで生活する生き物で、そこには必ずリーダーがいる。
そのリーダーに従う事によって安心して暮らす事ができる。
小春は今ピグママ一家という群れの中にいるんだけど、リーダーが誰なのか認識できていない。
リーダーは飼い主で自分は一番下という事を認識させないといけない。
その為にはご飯をあげる、お散歩に行く等、嬉しい事の前には必ず『お座り!』『待て!』をさせて、飼い主さんの指示に従えば嬉しい事がある・・・と思わせる。
お散歩のコースは必ず飼い主さんが決め、あえて小春の行こうとする方向の逆に歩く。
あと食べ残したフードを取られそうになるとガウ~ッ・・・と、うなり噛もうとする行為はこのような写真の鎧の手袋を作ってそれで取り上げる。
*鎧の手袋(缶を切って軍手に縫いつける)
これに噛み付いたら自分の歯に嫌な感触があり、こいつには敵わないと思わせる。
(スキー手袋などは柔らかいので強く噛めて逆効果だそうです。)
・・・・・等を徹底する事によって自分の地位が下だという事がだんだんわかってくる
これができればきっとお留守番もできるようになるよ・・・
これでもダメだったらまたいらっしゃい・・・と
家に帰ってこれを徹底するのはかなり大変な事だったよ
でもね、これを続けているうちの不思議とお留守番ができるようになってきたの
トレーナーさんの言う通りだったよ
小春自身の地位が下がり、飼い主をリーダーと認めることによって信頼関係ができ
置いていかれても待っていれば必ず飼い主さんは帰って来る・・・と思い
安心して留守番ができるようになったそうです
犬が『待て!』がきちんとできるようになるという事は大切な事だったんですねぇ~
可愛がってあげるのが小春の幸せ・・・と思っていたのは大きな間違えでした
リーダーがわからず、自分はどうしていいのか・・・とパニックになって必死に部屋から脱出しようとしてドアを噛み、ゲートを乗り越えた事で爪が抜け、歯も2本折ってしまった小春・・・
本当に可愛そうな事をしてしまったよ
今ではボロボロのドアを見ながら『あの時は大変だったよねぇ~』・・・と笑って話せるようになったピグママ一家です
そして当の小春は部屋の涼しい所を見つけては無防備な姿でグデ~っと寝ている毎日です