1円起業

ひさびさですが１円起業についてのセミナーを受けてきました。
かなり多くの人が集まっていました。年齢層を見ると、行き先が不透明な年金問題のためでしょうか、定年間近のような方がたくさんおられます。また、主婦の方もたくさんいました。小生のような２０代や３０代の方はほんの一握りでした。
内容は非常に勉強になるものだったと思います。印象に残ったのは１円では起業はできないということです。どんなに小さい規模でも２０～３０万は手続きだけでなくなってしまいます。設備投資や商材の買い入れなどと諸経費を合わせると３００万は数ヶ月まわすためには必要です。この制度の真意は株式会社の設立が１０００万必要なのにたいして諸経費３００万で運用するとすれば、残り７００万を銀行に眠らせるのではなく有効に使うことができることにあります。
起業しやすいとかしにくいとかは問題ではなく、運用が続くかどうかが問題なのだと教えられました。
１円で起業できる！というタイトルだったのに、１円で会社は運用できない！という内容でした。
また、個人事業者という選択肢が私の中で薄れていました。しかし、年収３００～５００万だと累進課税である個人事業者の方がよいとのことです。
「会社は複数の人間で利益を追求するための組織です。」
ベンチャーベンチャーされているご時世で、且つ同族会社が多いといわれている日本。会社を起こす上で、最初にすることは、自分のビジョンを語り、理解して協力してくれるパートナーを見つけることなのだと再度認識しました。