ニセコ移住を夢見て

ニセコに魅せられて移住を決意した夫婦のアクセクストーリー

エアコンの設置(12) 真空引き

2017年10月27日 18時45分56秒 |  └ エアコン設置
配管内に冷媒ガスを満たす手順として、まず真空ポンプで配管内の空気を抜きます。
ガス管側のサービスポートに真空ポンプをつなぎます。

真空ポンプのスイッチを入れると真空ゲージの針が0から半時計回りに動き、配管が3mと短いせいか5秒ほどで真空状態になります。
真空ゲージは大気圧(0.1MPa)からいくらマイナスになったかを示す仕組みで、針が-0.1MPaを指しているので大気圧0.1MPa-0.1MPa=0で真空になっています。

このまま約10分間回し続けます。
これで配管内に残った水分も蒸発してポンプに吸い取られ配管内は乾いた状態になります。

ポンプの運転を待つ間に室外ユニットに電線とアース線を取り付けます。



10分の運転が終わったらポンプ側のバルブを閉めてポンプを止めます。
この状態は冷媒配管と真空ゲージがつながった状態なので、2分ほど待ってゲージの針が戻らない(動かない)事を確認します。
針が動かなかったので冷媒配管の気密性は大丈夫のようです。

次に配管内に冷媒を入れてガス漏れチェックをします。
真空ゲージに冷媒の圧力が掛からないようにサービスポートを閉じておいてから、液管側のバルブを90度5秒間開けて配管内に冷媒を入れます。
配管内に冷媒が流れ込むシューと云う音が聞こえます。
この時の配管内の圧力は大気圧の数十倍になり配管の接続部が不良ならガスが漏れ出す恐れがあります。
バルブを一度閉じてから、台所洗剤を溶かした泡を刷毛で接続部全周に塗りブクブク泡が出て来ない(ガス漏れの無い)事を確認します。

補助配管との接続部、室外ユニットとの接続部をチェックします。
ガス漏れチェックOKなのでサービスポートから真空ポンプを外します。

液管側とガス管側両方のバルブを全開にします。
最後にバルブにキャップを付けて完了です。

室内ユニットの電源プラグをつなぎリモコンの「冷房」ボタンを押し温度を冷房最低温度の18度にして試験運転してみます。
取付けが秋になってしまったので今日は外気温15度、室温20度。吹き出す風に手をかざしても少し冷たく感じる程度で冷房テストは暑い日でないと実感がつかめないようです。

つぎに「暖房」25度で運転してみましたが、想像していた通りスタンダード機種の暖房機能は弱く少し暖かい風が出る程度で、冬のニセコ向けにはまったく「暖房」の役を果たしません。

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