「れぽーたーのにらです。こちらおだいば、晴れてます」
お台場とはかけ離れたロケーションに見えますが。
「ずんちゃんは、このフェンスにのぼって、写真をとってました」
そのとおりです、良い子は真似しないでね。
さて、我が家の前の狭い路地は、入り組んだ道で抜けられないので、住人の車以外は殆ど入ってきません。
空き地なんかもありまして、棲みついてる猫が何匹かいて、路上でのんびり寝ていたりします。
その中で最もはばをきかせてるのがじろーです。
次郎、二郎、ジロー、じろう、どんな字なのかは不明です。
のらではなく、我が家のはす向かいさんの猫です。
このじろー、顔はかわいいのに、ふてぶてしくて、ぼてっとしていて憎めない奴です。
いつもそこいらでぐでぐでしてます。
わたしの原付のシートも彼の指定席です。
我が家のベランダから撮りました。
腹が・・・てれっとしてるのわかるかな。
こんなじろーですが、空き地に放置されたシートの上もお気に入りです。
「ここが現場です。これがたびたび目撃されたしーとです」
「かなりばっちっちいです」
「犯人のけはいがします」
にらはしきりに鼻をひくひくさせてます。
そのころじろーはというと・・・
『ここだよ』
『にらに言うなよ、うるっせーからよ』
「変ですね、声もきこえますねぇ・・・」
(じろーはこの緑の板のむこうにいます!)
「あやしい空き家・・・」
「変ですね、きょうはでてきませんねー」
あきらめて帰りましょ!
『にらはちょろいぜ』
『おやすみー』
にらを連れてると逃げちゃうけど、いないと触らせてくれます。
太ってて動くのがおっくうみたい、おもしろいヤツです。