
" Is there anybody going to listen to my story ?
All about the girl who came to stay ? "
小学生5年生のときに友達のお姉さんの影響でその存在を知って以来、中学にかけてビートルズはビーチボーイズとともに大好きなバンドだった。
そして彼らの初期の曲の中で特に好きだったのがアルバム『 Rubber Soul 』に収録されていたこの曲だったなと冒頭のシーンを観ながら改めて思い出させてくれたちょっと風変わりなミュージカル映画。

ストーリーを簡単に紹介すると、時は1960年代。リバプールの造船所で働いていたジュード(ジム・スタージェス)が、アメリカのプリンストン大学に父親がいることを知り、ニュージャージーにやって来る。
そして父親との再会には失望するもののそこで学生をドロップアウトした新しい友人マックス(ジョー・アンダーソン)と、その妹ルーシー(エヴァン・レイチェル・ウッド)と知り合う。
やがてジュードはマックスとともにNYに向かい、歌手のセディ(デイナ・ヒュークス)がランドレディしているイースト・ヴィレッジのアパートに住み着き、ギタリストのジョジョ(マーティン・ルーサ・マッコイ)、同性愛者のプルーデンス(T.V.カーピオ)らと自由な時を満喫し、さらに兄を訪ねてやってきたルーシーとの恋に落ちる。しかしマックスは徴兵されベトナムへ…。
といった具合に、ストーリーそのものは新味に欠け、正直言ってさほど魅力を感じなかったけれど、それを補って余りあるのが何といってもビートルズの楽曲の使い方の巧みさだ。
もちろん最初に曲ありきであるからして、いささか無理やりな箇所もないことはないけれど、全体的に見るといろんな意味で揺れ動いていた60年代の時代認識をビートルズの曲に対するジュリー・テイモア監督の解釈を通して描くという試みは、それなりに成功していたように思える。

加えて、ジャニスやジミヘンを思わせる人物設定、「いちご白書」でも描かれていたコロンビア大学での学生ストライキやキング牧師の暗殺、あるいは「ルーフトップ・コンサート」の再現などなど、実在した人物や歴史的事実を巧みにアレンジし、あの時代をかなりうまく再現していたとも思う。
そういった意味では、エンディングこそ余りに出来過ぎであったとしても、それなりに良く出来た60年代青春ムービーとして評価も充分可能だ。
ただ例えばイメージ的な群舞シーンなどに見られる解釈の仕方&表現方法に関しては、正しいとか正しくないではなく、好き嫌いは激しくあるだろうし(個人的にも実際少し安直というか、ありがち過ぎる部分もなくはないと思ってしまったけれど)、ひとつの解釈としてみる分には不愉快だなんてことなく、普通に興味深く観ることが出来たのであります。

それにしても40年以上前に書かれた詞がそのまま繋いでストーリーになるというといった意味では、今回改めて歌詞を見て、ビートルズの持っていた意識性や普遍性には本当感心するばかりでありました。
あの時代を知っている人にとっては多分物足りなさを感じることは承知で、機会があれば是非!とオススメであります。
今日の1曲 “ I Am The Walrus ” : Bono
1967年にリリースされた2枚組EP『マジカル・ミステリー・ツアー』に収録されているご存知ジョンの名作。
映画の中ではこれまた名前自体が曲名となっている「 ドクター・ロバート」役としてU2のボノが怪演する中、歌っていてちょっと見ものでありました。
All about the girl who came to stay ? "
小学生5年生のときに友達のお姉さんの影響でその存在を知って以来、中学にかけてビートルズはビーチボーイズとともに大好きなバンドだった。
そして彼らの初期の曲の中で特に好きだったのがアルバム『 Rubber Soul 』に収録されていたこの曲だったなと冒頭のシーンを観ながら改めて思い出させてくれたちょっと風変わりなミュージカル映画。

ストーリーを簡単に紹介すると、時は1960年代。リバプールの造船所で働いていたジュード(ジム・スタージェス)が、アメリカのプリンストン大学に父親がいることを知り、ニュージャージーにやって来る。
そして父親との再会には失望するもののそこで学生をドロップアウトした新しい友人マックス(ジョー・アンダーソン)と、その妹ルーシー(エヴァン・レイチェル・ウッド)と知り合う。
やがてジュードはマックスとともにNYに向かい、歌手のセディ(デイナ・ヒュークス)がランドレディしているイースト・ヴィレッジのアパートに住み着き、ギタリストのジョジョ(マーティン・ルーサ・マッコイ)、同性愛者のプルーデンス(T.V.カーピオ)らと自由な時を満喫し、さらに兄を訪ねてやってきたルーシーとの恋に落ちる。しかしマックスは徴兵されベトナムへ…。
といった具合に、ストーリーそのものは新味に欠け、正直言ってさほど魅力を感じなかったけれど、それを補って余りあるのが何といってもビートルズの楽曲の使い方の巧みさだ。
もちろん最初に曲ありきであるからして、いささか無理やりな箇所もないことはないけれど、全体的に見るといろんな意味で揺れ動いていた60年代の時代認識をビートルズの曲に対するジュリー・テイモア監督の解釈を通して描くという試みは、それなりに成功していたように思える。

加えて、ジャニスやジミヘンを思わせる人物設定、「いちご白書」でも描かれていたコロンビア大学での学生ストライキやキング牧師の暗殺、あるいは「ルーフトップ・コンサート」の再現などなど、実在した人物や歴史的事実を巧みにアレンジし、あの時代をかなりうまく再現していたとも思う。
そういった意味では、エンディングこそ余りに出来過ぎであったとしても、それなりに良く出来た60年代青春ムービーとして評価も充分可能だ。
ただ例えばイメージ的な群舞シーンなどに見られる解釈の仕方&表現方法に関しては、正しいとか正しくないではなく、好き嫌いは激しくあるだろうし(個人的にも実際少し安直というか、ありがち過ぎる部分もなくはないと思ってしまったけれど)、ひとつの解釈としてみる分には不愉快だなんてことなく、普通に興味深く観ることが出来たのであります。

それにしても40年以上前に書かれた詞がそのまま繋いでストーリーになるというといった意味では、今回改めて歌詞を見て、ビートルズの持っていた意識性や普遍性には本当感心するばかりでありました。
あの時代を知っている人にとっては多分物足りなさを感じることは承知で、機会があれば是非!とオススメであります。
今日の1曲 “ I Am The Walrus ” : Bono
1967年にリリースされた2枚組EP『マジカル・ミステリー・ツアー』に収録されているご存知ジョンの名作。
映画の中ではこれまた名前自体が曲名となっている「 ドクター・ロバート」役としてU2のボノが怪演する中、歌っていてちょっと見ものでありました。
いろんなテーマの歌を書いていたんだな~って改めて思いました。
歌詞も味わえましたし、シュールな映像の部分も好みでした。
ところで、今日友人たちとの食事会で西泉のイタリアンに行って来たのです。
パスタを残した友人がいたのですが、給仕さんがその皿を下げる時に、私達の目の前で残ったパスタをフォークでザーッと一枚の皿に寄せ集めたんですよ(何枚かのお皿を同時に持ってから)
これってありえないでしょう?
かなり気分が悪くなりました。
ゴーヤの入ったトマトソースパスタのお味もイマイチだったし、もう二度とあのお店には行かないって思います。
地元ネタでスミマセン。
この作品は、ほんとに音楽!ですよね。
何よりビートルズのナンバーでここまでの作品が
作られたのが嬉しかったです。
ストーリー展開などは好き嫌いが別れそうだけど、
体が自然にリズムを取ってしまったり、ビートルズを良く聴いていた
昔を思い出してシンミリしたり、色々楽しませて貰いました。
ヒロインのエヴァン・レイチェル・ウッドが歌う『 If I Fell 』にも
ぐっと来てしまいました。
とにかくなかなか良く考えられた映画でした。
◇ non さん
そうなんですよね。
映画を観ながら、ふとその曲を聴いていた頃のことをつい思い出してしまい
いろいろ考えさせられたりもしました。
それにしてもそんなあの頃って、それほど昔のことに思えないって
我ながら困ったもんです(苦笑)。
解散後とはいえ、同級生にはハマった奴らが多かったですよ。
ちょっと遅れをとってしまい、オタクにはなれず、ビートルズはポップスの基本だ!と決めつけてしまいました。
でも、ビートルズ映画のリバイバル(テアトルだったかな)には授業をさぼってまで数回行っちゃいました(笑)
思わずジェネレーションギャップを感じてしまいます(汗)。
それにしてもテアトル会館!
思えば遥か昔、そこで貸館(という言葉があったのです)で
ビートルズの映画を上映したこともあったので、
もしかしてその時に最初のニアミスをしていたかもしれませんね。