
1983年、英語仏語でともにわかりやすい名前を、という考えのもとにつけられたクラッシック音楽の用語で「作品番号第一番」という意味をもつスーパープレミアムワイン「オーパス・ワン」。
このワインは、1979年フランス・ボルドー地方で格付け第一級の名門、シャトー・ムートン・ロッチルドのバロン・フィリップとカリフォルニアを代表するワイナリー、ロバート・モンダヴィというフランスとアメリカを代表する2つのワイナリーのコラボレーションより生まれた。
ナパ・ヴァレーに専用のワイナリーが作られ、以来カリフォルニアワインのフラッグシップともいうべき、非常に高品質のボルドータイプのワインとして世界的に評価が高い。
以前から一度は飲んでみたいと思いつつ、映画「モンド・ヴィーノ」を観て以来、ちょっとどうなんだろうなあとも思っていた“究極のカベルネソービニヨン”である「オーパスワン」。その2002年ものを、なんとなんと、あろうことか私ごときものの誕生日祝いとして友人からもらってしまった。持つべきは友です。ただねぇ、あとがなぁ~、こっこっ怖い(苦笑)。
それはさておき、うぐぐぐ、PCのモニターでは見たことはあったけれど、実物を見ることさえ初めてで、白地に金とブルーというシンプルな色使いに、二人のシルエットとサインが入っているという通常のワインとは大きく違ったラベルデザインからして、いろんな意味で特異な感じがしたこのワイン。
そのまま家にもって帰りある程度寝かせて、ありがたく頂戴するつもり、そう、自分ではすっかりそのつもりだったけれど、もらったタイミングが絶妙というか微妙というか、そのあとちょうど昔からの仲間たちと飲むこととなっていて、案の定待ち合わせの友人がやっているバーに着いてしばらく後には(行く前からいささか酔っ払っていたこともあって)「どうだ、うりゃー」と振舞い酒化してしまい、あっという間に飲んでしまった。・・・・おーい。
ドライ・ストロベリー、バニラ・ビーンズ、モカの香りに、カシスやブラックチェリー、プラム、エスプレッソの風味。アタックはスマートで鮮やか、徐々に濃密な風味が現れ、フィニッシュにはビター・スウィート・チョコレートやかすかにタバコのニュアンスが残ります。<オーパス・ワン公式HPより>

それはともかく、普段は焼酎しか飲まない友人も参考までにテイスティングをと言いつつ、持っていったグラスを返す気配は一向になく、すっかり堪能してくれちゃうし、白が良いと言ってたくせにお代わりしてくる狼藉者、味わう間もなく一気に飲み干してしまう虚け者などなど、誰一人として薀蓄をたれるではなく、ひたすら美味しい、旨いを連呼して飲んでいたところが、ナイスでした。
それにしても大の大人が6人、1本のワインで幸せ感に浸って楽しい時間を共有できたことがなによりで、とにかく恐るべし「オーパス・ワン」ではありました。
今日の1曲 “ under ” : Brian Eno

とにかく流れるようなトータルで美しいアルバムだけど、敢えてポップ的に言うならば“ Just Another Day ”から続くこの曲が個人的には今のところ好きになっています。
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映画「プロデューサーズ」サービス満点です。是非お楽しみください。
デルトロの誕生日が過ぎれば、トンプソンの逝った日です。
ボチボチ復帰しますのでまたどうぞヨロシクお願い致します…何をヨロシクなのか…叱咤!デス(ペコリ)
そうですか、サービス満点ですか。かなり楽しみになってきました。
観る前に予習しようかと思いつつ、とは言えいきなりブロードウェイに行くわけにもいかず、メル・ブルックスのオリジナル作品をTSUTAYAで探してみましたが見つからず、結局のところアマゾンでDVDを買おうか思案中です。せこっ!
で、結果、ブロードウェイに行くしかない、と思わせる作りです(笑)。キャストも適材適所、皆巧い(皆ホント巧いから可笑しい。ウマも巧ッ、彼女でよかったな~)。
決して見劣りするということではなく、メルの笑いよりもポピュラリティを意識したブロードウェイの「プロデューサーズ」のPRが巧く演出されたミュージカル映画になっています。スーザン巧いです。
プレスもチラシも見ないままで我慢しました(苦笑)
タイトルが出始める時に、スコーンとどこぞのホテルの物語の数十倍巧いッ!と感嘆。
チャーミング!でサービス満点です。