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俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

幸せたっぷりな夕餉 @ 金沢 尾山町 「 四遊 」

2013年02月22日 19時37分33秒 | 時系列でご覧ください

一昨日の夜は、実のところ季節ごとに訪れたいと思いつつ、年に二度程度しか行けてない 「 四遊 」 さんへ友達をアテンドするということで訪問。

そして相変わらず丁寧に仕事された料理の数々に、同行者ともども大いに舌鼓させてもらったのでありました。



この日のスターターは酒煎りされた牡蠣が美味しい 「 牡蠣の蕪蒸し 」
冬場は蓮根を使い、今の時期からは蕪を使うとのことで、そんな素材使いもさすがであります。



じゃ~ん! 見た目からも春を感じさせる美しい八寸


 
甘めの味が施された 「 あん肝 」 にちょうどな塩梅具合の 「 ゼンマイのくるみ味噌和え 」


 
あるいは 「 分葱と七尾の赤貝のヌタ 」 に 「 氷見産のイワシの寿し 」といった魚介系


 
そして佐伯くんの弟さんが北海道で作っているチーズが挟まれていた「能登豚」に、この日は雲丹が加わっていた玉子で作ったいつものやつ w
さらには 「 菜の花 」 に、「 才巻き海老の(オニオンで味付けされた)オイル漬け 」 などなど…
このちょこっとずつポーションのおかげで、酒がほんわかとすすみまするぅ~



椀ものは蓋を開けるとふわぁ~と香り立つ 「 海老しんじょ 」
薄めの出汁にうぐいす菜と軽く焼かれた舞茸がええ味を出してくれてすこぶる旨し



造りはアオリイカにカジキ、そしてまるで獲れたてなのか思うくらいシャキシャキコリコリで目から思わずウロコ的な旨さの 「 真鱈の昆布〆 」。堪らんなぁ~!



焼きものには何故かここで食べることが少なかったのど黒を西京焼きで。
のど黒の当然ながらの美味しさはもちろん、付け合わせの素で煮たというトマト、これがまた絶妙な旨さ。



そしてここでチェンジ・オブ・ザ・ペースとばかりに登場した 「 かに味噌豆腐 」
実はこれはお初の対面だったけれど、あっさりしつつのコク具合で大いに気に入ったのでした。

ここまで、先日電車の中で飲んで気に入った 「 菊姫のあらばしり 」、そして 「 池月 」 と飲んで、次は何をしようかと思案していたところ、ここから味の濃いめのものが出てくるからと福井の酒で10か月熟成されているという 「 梵 純米大吟醸 」 を勧められ、そのまま飲んだところベストマッチ。



で、登場のトラフグの白子、これがまた鱈とは当然また違う、ふんわりとした食感に、どちらかというと淡白な味わいながら、ちょい濃いめの味付けが旨さを引き出してくれていたのであります。



そしてまさにメインディッシュ的に出てきたのが、見た目にも美しいこのひと品。
味わいとしては加賀料理の冶部煮を若干彷彿させながら、より洗練された味付けで、海老芋に鴨が見事に合わさり本当に旨いなぁ。



最後の食事、この日はヘシコの入ったお茶漬けでサラサラっと…。



デザートはこれまた艶やで上等感たっぷりな 「 イチゴゼリー 」
ゼリーそのものもさることながら、白餡とココナッツミルクで作られたソースが旨いこと旨いこと!
小十ばりのパティシエ風なデザートまでなかなか辿り着くことはあまりない分、すっかりしっかり美味しく頂けたのでありました。
どうもご馳走様でした。

というわけで、去りゆく冬と来る春のちょうど微妙な時期に来てしまったけれど、相変わらずのクオリティの高さは間違いがなかったので、機会があれば是非!
平日は比較的静かな日もあるようなので、まずは予約しての訪問をオススメなのであります。

季節料理 四遊
金沢市尾山町12-8 林ビル1階
076-264-2995
17:30~23:00
日曜定休

[ 地図 ]



今日の1曲 “ Where Are We Now? ” :  David Bowie

来月に久しぶりの新作がリリースされるというデビット・ボウィのアルバムからの先行シングルがこれなんだけど、ベルリンを舞台にいかにもといったPVとなっています。
曲そのものは、随分以前のテイストが甦っていて、個人的には結構気に入っています。




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