俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

ふ、ふ、ふ、芸子な夜

2006年10月28日 01時57分43秒 | 時系列でご覧ください
一昨日の夜、とあるお店のパーティの打ち合わせにピーク時間をずらして出かけたのだけど、さすが繁盛店、遅い時間にもかかわらず相変わらずの盛況ぶり。
打ち合わせどころか話すことすら不可能な忙しさで、それはそれで結構なことながら、一人寂しくカウンターに佇むのもなんなんだかなぁと思い、3ヶ月ほど前、とある映画館の支配人から30歳を過ぎて芸子というか芸妓に転職(と言うのか?)した友達にメールしたところ「今終わったよー★今日はお茶ひけちったよ」とラッキーな返事が。

ということで、芸妓さんと生まれてはじめてのデート(みたいなもの)を。
本人曰く 普段なら郭だけではなく、例えば繁華街にあるお店とかで一緒にご飯しようと誘っても当然のこととして彼女および置屋さんに対して料金は発生し、単に一緒に食べたり飲んだりするだけでも結構な値段がかかり、その上その時間単価は時間が過ぎるとともに割安には決してなるわけではなく、逆に割高となるとのこと。

なんとなく思わず納得してしまったこの料金システムだけど、トータルの値段を聞いて、とにかく友達でよかったな強く強く実感(笑)。

そんな彼女、基本的に苦労というものに対して無自覚というか、全然そういったことが苦にならない素敵な性格の持ち主であるため、新しい環境にも早くもそれなりに馴染んでいているようで、まさに同慶の至り。

とにかく笛、三味線、踊り、長唄、その他いろいろな稽古事が目白押しで、極端に言えば仮に100万円の収入があったとしても90万円は稽古事のもろもろのことに消えていくんそうだ。

でもそれに対してすら「1日中レッスンや練習が、それだけをずーっと出来るんだよ。こんなアーティスティックに満足度の高い環境ってそうはないと思わない?」とあくまでも前向きで、さすがであります。

それにしてもコットンパンツにトレーナーに革ジャンという格好でも隣に(一見)楚々とした和服の女性がいると、何となくどこぞの旦那気分になるのは、それはそれで楽しかったりもして、ちょいとクセになりそうだ(笑)。

ただ飲むごとにお互い元気になって次々とお店をハシゴして朝まで飲むのは程々にしましょうね、笑弥姐さん。



今日の1曲 “ Mr.BOJANGLES ” :  Nina Simon

小さいときからお琴を10数年習っていたという笑弥姐さん。
その反動からか、20歳代はジャズに傾注して、自らちゃんとしたCDをも制作・発売したジャズ・シンガーとしての側面も未だに堅持。
ということで、最初に入ったお店で何故だかかかっていたこの曲「ミスター・ボージャングル」を。
ニッティ・グリッティ・ダート・バンドのヒットで有名となったこの曲、他にもジェリー・ジェフ・ウォーカーやボブ・ディランなどに歌い継がれてきています。
この曲が収録されている彼女の71年リリースのアルバム「ヒア・カムズ・ザ・サン」のアルバム試聴はこちらから


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わぁ、K女史! (mimia)
2006-10-30 09:05:14
お綺麗ですこと!お元気そうで何よりです。新聞で知って、どうなさってるかなぁと気になっておりました。

義父は生前、主計町通いをしておりまして、私たちの結婚式(何年前だ~笑)に芸妓さんたちをお呼びしたのが今も語り草になっています。後にも先にも芸妓遊び体験はないのですが、素晴らしい踊りとお謡いに感激した記憶があります。主計町の芸妓さんは芸事を以ってプライドも高く、格が違いますよね。そんな芸妓さんとデート(?)ルポ楽しく読みました。癖にならなければいいのですけど…。(笑)
返信する
主計町通い (nikidasu)
2006-10-31 00:23:34
■mimia さんへ



粋なお義父さんですね。

思えば、かつて由緒あるお家の結婚式で芸妓さんが芸を披露するのを何度か

拝見したことがありましたが、最近はどうなんでしょうか?



返信する

コメントを投稿