改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」

原題「世界を平和にする地道な方法」
人生の八割が無駄話
その八割がたまらなく好きなのです

サンキューサルトル「サ」で始まる

2007-07-26 18:57:57 | 無駄話
最近は暑くてたまりません。
猿をおだてたところで、暑すぎて上りませんよ。
魚だってそうです。
刺身にされるよりも海で泳いでいる方が涼しいに決まっています。
財布の中身が乏しくても、銀行行けば十分涼めます。
さぁ!
サウナみたいな日常から飛び出して、涼みに行きませんか!
殺虫剤と虫除けスプレー、ムヒがあればどこへでも行けます!
サービスエリアも休めるし。
桜島の火山がなんぼのもんですか。
さっぱりとしに銭湯に行くのもありです。
最終的には夜の方が涼しいんだから、遊び通しましょう。
鮫肌も餅肌も、その肌をビーチでさらせ!
砂丘の上でみせあいっこだ。
桜色した唇めがけて、レッツダイビング!
寒いって言うな!
さっきから変な目で見やがって、テンションはこれで普通なの。
最低のテンションなんか今からは想像もつかない落ち込みようだよ。
三階よりも上に行ったら即飛び降りちゃうね。
様々な種類のガスボンベを吸いまくってやるぞ。
酸素のみで生きてるわけじゃないんだ。
三人寄れば何とやらで、一人じゃ生きられないんだよ。
再開発された土の上で、
支え合いながら、
さらば友よと言う日はあれど、
再会の日が来るのを信じているから、人は笑えるんです。
さて、ここまできたら言うことは後一言だけ。

さようなら、またあう日まで





さてさて、疲れたことをやりながら今日の作業は終わりです。
最後に残るのは飯食って寝るだけ。
さしずめ今日一日はニート生活でした。
「さ」で書いてきたけどメンドクサイ、のでもう終わり!
さらばぁ!

僕はよくこうなります

2007-07-23 15:54:58 | 無駄話
一昨日の時をかける少女を見てから大分気分が沈んでいます。
よくあることなんです、ああいう見てよかったって思える作品を見た後はこうなります。
どうしても自分の作品はなんて思うわけなんですね。
悔しくて悔しくて。
ああいう爽快感を書きたいけど。
まだまだ先の話らしいです。

気分が沈んでいるので今日はおしまい。
ばいなら。

ハム食べたい

2007-07-15 14:22:57 | 音楽
タイトルを見てぴぴっと来た方は同志です。
わりと前ですが、くるりの「ワルツを踊れ Tanz Walzer」を買いました。
ということで、第二回キマグレビューのコーナーです。ちなみに第一回はラーメンズのstudyですよ。


一曲目 ハイリゲンシュタッド HEILIGENSTADT
instrumentalですが、四ヶ月のウィーンを感じさせる出だしです。
くるりのインストは毎回いいね、お気に入りは図鑑の惑星づくりです。
とにかく始まる一曲。

二曲目 ブレーメン BREMEN
くるりを好きな理由はこれですね。
前に読んだインタビューで「悲しいのは軽く。明るいのは重く」と曲作りについて語っていました。
今回のこの曲はそれの一個上をいった曲のようです。
悲しい内容なのか明るい希望の歌か、その境目をいく渡り鳥の歌なのか。
この不可解が好きです。

三曲目 ジュビリー JUBILEE
僕が最初ジョバイロと呼んでしまった悲しい歌。
くるりの一つの到達点にある歌。
これよりシングルのマイマイヘイヘイのほうが好みだったことを黙らせる歌

四曲目 ミリオン・バブルズ・イン・マイ・マインド MILLION BUBBLES IN MY MIND
多分このアルバムの中で一番いままでのくるりな歌。
今までの延長線があって出来た歌。
そろそろレビューにあきた歌。

五曲目 アナーキー・イン・ザ・ムジーク ANARCHY IN THE MUSIK
くるりの図鑑(アルバム)っぽい歌。
ムジークってなんだ?
地名?
Musicと一字違いだね。
歌詞通り場違いな一曲。
のはずなのにあってる。

六曲目 レンヴェーグ・ワルツ RENNWEG WALTZ

右足から歩き出したら 地球は重い 空は真っ青 季節はずれの 土曜日の夜 サンダルが濡れた 急ぎ足

この歌詞が最高に好きだ。
岸田君はこれが書けるから僕はくるりを聞いていられるのです。
そして僕は偉そうなのです。

七曲目 恋人の時計 CLOCK
これです、こういうのを待っていたんですよぼかぁ!
正直六曲目までは「あれ? こんなもんだっけ?」って思ってましたけどごめんなさい。
やっぱりくるりでした。
この単調でも聞いていて新鮮なくるりが大好きですが何か。

八曲目 ハム食べたい SCHINKEN
そして今回の最高傑作がこれです。
このあたりからくるりの世界が広がっていきます。
キスはいつでも塩辛いんですよぉ!
やっぱりくるりでした、な曲。
後ろの曲がまたいいんです。
本当にハム食べたいです。

九曲目 スラヴ SLAV
サビのリズムにこの歌詞が乗っていてよかった。
出だしからありえない着地点に持って行くこの歌。
カデンツァの指示が終わりを表しているんですね。

十曲目 コンチネンタル CONTINENTAL
入り口は昔ながらのくるりですが、出口が近くなると確かにコンチネンタルロックですよ。
突き抜けました。

十一曲目 スロウダンス SLOWDANCE
カラオケではちょっと歌うのが恥ずかしいけど一番歌って気持ちよさそうな歌。
これを聴くときは指揮をふってしまいます。

十二曲目 ハヴェルカ CAFE HAWELKA
コーヒーの泡のミルヒ そーっと飲み込んだ
ウィーンの旅行の記念のような歌。
そしてくるりのスーパーサイヤジン化です。

十三曲目 言葉はさんかく こころは四角 TRIANGLE
くるり三度目の映画主題歌です。
くるりの映画曲ははずれがないです。
家出娘、ハイウェイ、そしてこの曲。
略すならことろはしんかく。
遊びの入った歌でごわす。

十四曲目 ブルー・ラヴァー・ブルー BLUE LOVER BLUE 初回盤限定ですよ
今までにないくるりの気がします。
なんとなく、なんとなくですが、くるりのラブソングって悲しいです。
そしてラブソングという響きが似合わないのなんの。
いや、わかってます、これはラブソングなんかじゃないんです。
ただ、くるりの曲なんです。
いい歌です。



そんなこんなでランキングとしては
1・ハム食べたい
2・言葉はさんかくこころは四角
3・スロウダンス
4・スラヴ
5・コンチネンタル
かな。

くるりの音楽はいつも期待を裏切ってくれます。いい意味で。





はい終

ゴルコンダ、長い坂のある町で

2007-07-12 19:04:02 | 小説
 僕の住んでいる町は長く緩い坂を真ん中に構え、左右に広がっている。その長い坂の名前を僕はよく知らない。坂、と愛情もなじみもなく呟く人もいるし、桜坂、とこの町の名前を付けて呼ぶ人もいる。僕は長い坂と呼んでいるが、その自分だけの名称を他人に話す機会はあまり無かった。
――ゴスン
 外ではまた人が降っている。マグリットの画集から顔を上げて図書館の外を見ると、ちょうど短髪の男性が降ってきたところで、思わず目をつぶる。
――ゴスン
 人が降ってくること、この町の人はゴルコンダと呼んでいるが、その光景は僕が生まれるずっと前から続いていて、僕が死んだ後もずっど続く光景だ。見慣れたという感情もなく、可哀想だという感情もない。ましてやなぜ人が降ってくるのかなんて思うこともない。それはこの町に住んでいる人に刻み込まれた、無関心という遺伝子のせいだ。普通に行動して、特異なものを避け、関わりを持たないことで、この町はゴルコンダを受け入れてきたのだ。
 ゴルコンダ、僕はもう一度マグリットの画集に目をやり、そう題された絵を見る。タキシードというのだろうか、それを着て山高帽を被った無数の男達が、特別な感情を顔に出さず空から降っている絵だった。これが由来なのだろうか、いやそんなことどうでも良いことだ。席を立ち、画集を元あった場所に収めると、図書館を後にした。
 でた後で気づいたが、ゴルコンダだけではなく、雨も降っていた。アスファルトにまだらな染みが徐々に陣地を広げていた。
――ゴスン
 今度は音が小さかったから遠くに落ちたのだろう。長い坂の一番上にある図書館から坂を見下ろす。僕の家は坂の一番下だ。ポケットにしまっていた文庫本を取り出す。宮沢賢治とかいう人の童話集で、父の書斎にあったのを引っ張り出してきた。今の時間帯はゴルコンダがあるので外を走っている車も人もいない。ゴルコンダにぶつかったりしたら怪我をしかねないからだ。だから一心に道の真ん中で読みふけることができる。
――ゴスン
 音がしたので顔を上げると目の前に男性が倒れていた。随分若く、「PEACE」と書かれた白いノースリーブの服が赤く滲んでいる。僕は足でそれを脇へ避けるとまた文庫本に目を落とす。読みながらも坂を下っていく。
 やまなしという話の中にクラムボンという言葉が出てきた。クラムボン、クラムボン、僕は繰り返して呟いてみる。響きが楽しい。雨のリズムだ。このクラムボンとはなんのことなのだろう。蟹の話だし、蟹が関係するのだろうか。
 そういえば、蟹は英語でcrabだ、どことなくクラムボンのクラムと似ている気がする。だとするとボンはなんなのだろうか。ボン、bombは爆弾だ。
――ゴスン
 爆弾のように人が落ちてくる。宮沢賢治も、ゴルコンダを見たことがあるのだろうか。クラムボンだから、蟹のゴルコンダを。確かどこかの国では空から魚がたくさん降ってきたんだっけ。映画のマグノリアには大量の蛙が降ってくるシーンがあった。それがこの町という箱の中では人になっただけの話なのだろうか。
 いや考えるな、そんなことはどうでもいいんだ、深く踏み込まないでいけ。上を見て、空を睨む。
 雨は降っているが、僕に雨が落ちてくることはなかった。眺めていると、ゴルコンダが見えた。僕をめがけ迫ってきている。僕はその場を動かず、じっと見ている。女性のようだ、長い金色の髪が雨風によって靡いているのが見えた。その女性は、僕に激突しそうになる少し前で、そこに分厚いコンクリートがあるかのように、空中で静かに跳ね上がり、身体を捻って僕の横に落下した。
――ゴスン
 下にあった水たまりが跳ねて、僕のジーンズに水しぶきが飛ぶ。
 昔からそうだった。僕は僕の上に落下してくる雨、物、全てをはじく力、というよりそのような事実があった。現に今も雨の中を歩いているが、服は濡れないし、文庫本に雨が落ちることもなかった。町の人たちはその事実を疑いながらも、ゴルコンダと同じように、僕を避けていた。
 坂の終わりが近づいてきた、僕の家が見える。平らでメタリックな色をした屋根には人が何人か寝そべっていた。いや、ゴルコンダの跡だ。どこの家も屋根に穴が空かないように、似たような屋根が連なっている。面白味のかけらもない。
 文庫本に栞を挟み、ポケットにまた戻す。今度はジーンズのポケットに手を突っ込み、鍵を探した。家の扉は、僕の背丈よりも少し大きい。いつか、この扉をぬかしてやると心に決めている。鍵を差し込み、右手を捻ると、小さく音がした。これを聞くと家に帰ってきた実感がわく。鍵をしまいながら空いた左手でドアを押し開け、中に入る。
 しかしそこには、玄関など無かった。前に出した左足は、そこにあるはずの足場を通り抜けて、僕の身体もそれに続いた。
 灰色だ、あたりが灰色だった。見上げると灰色の空間に僕の家の見慣れたドアが見えた。ドアの外にはさっきまでの光景が見えている。ドアが閉まり、だんだんドアも小さくなっていく。そこで、自分が落下していることに気づいた。灰色も空の色だと気づく、雨雲の、灰色だ。
 落ちていく方向へ身体を向けると、僕の町が見えた。町だと判別できたわけではないが、あの、長い坂が見える。僕も、ゴルコンダの一部となって落ちていくのか。そう思うと悲しくもなった気がするが、すぐに思い直す。別に未練があったわけではない。
 頭を下にして落ちてみる。なんとなく、その方が空気抵抗も少ないし速く落下できるのではないかと考えたからだ。けれどもいっこうに町が近づいてくる気配は感じられない。風だけを感じる。
 そうか、僕を中心として考えると、僕という存在に地球が落下しているからだ、だから僕はいつまでも落ちているんだ。そうすると地球は僕から遠ざかっているのか、このまま第三惑星なんて肩書きを無くしてしまうのも良さそうだ。
 目を閉じてみた。深呼吸を何回か繰り返す。結局、誰からも避けられる人生だったな。
 目を開き、手を動かしながら地上と平行になるように体勢をとる。落ちるなら、坂の一番上がいい、そして盛大に転がってみよう。ボブ・ディランもいっている。転がる石のように、だ。

――ゴスン

 大地は僕を受け止め、頬が濡れる喜びを、鈍い痛みと共に感じた。
 それは長い坂を転がり始めた。長い、長い坂のある町で。




あとがき、わるあがき、えはがき

ごはんに投稿した物です。
ひさしぶりにパソコンと長く遊べるので考えていた物を掻き上げました。書き上げました。
インスピレーション元は作中にもあるマグリットのゴルコンダです。
最近美術部に入りました。美術最高です。卓球部と平行して続けています。
こんど文化祭でうちのクラスは劇をやることになって、脚本を任されました。
美術部でも映画を撮るということで脚本を任されました。
面倒くさいです。
いやいや、後書きを書くんでした。
こういう全体的に暗い作品ってなかなか受けないんですよね。
まぁ携帯小説ばっか読んでる人には文句さえ言われそうですけど。
というか最近自分の書く物の雰囲気が変わってきました。
どっちかというと詩に近い気がしてきました。
やっぱり最近は忙しくて活字離れしているからでしょうね。
高校生もそれなりに大変だと思います。
一応文化祭では青春一色の話を書きたいので、ここが勝負の分かれ目です。



アニメ版の絶望先生いいできですよ。僕は大好きです。
久米田康治ファンでよかったです。
↑の漢字は自信ないけど。

調べる気にもならん。