商標の広場

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千葉県の主張認められる

2016-12-08 09:38:21 | 日記

「千葉」という地名が中国で商標登録の出願が行われていた問題で、県は6日、中国商標局への異議申し立てなどの手続き5件のうち2件で県側の主張が認められたことを明らかにした。残りの3件の審査は継続中という。同日開かれた12月定例県議会で、網中肇県議(民進)の一般質問に答えた。

県によると、中国の冷凍食品メーカーと衣服販売会社が2010年と2011年、中国で千葉の中国語表記である「千叶」を食肉やお茶、衣服などの商標として計3件出願。県内の地名を冠したブランド商品が中国で販売される際に足かせになることが懸念されるため、県が2014年に異議を申し立てた。

中国商標局は2015年8月と10月、この3件について県側の異議を認めた。だが、このうち1件は冷凍食品メーカー側が不服審判請求を行ったため、審議が継続している。

また現地の食品製造企業が2014年に行った商標登録出願1件についても、県側が今年5月に異議申し立てと登録維持決定の無効審判請求の2件の手続きを行っており、審査中となっている。