2011.2.25(金)19:00 王子地域交流センターリーベルホールにて
この劇団を見たのははじめて。
連続爆破犯を追う警視庁特務局(という存在しないはずの部署)のお話。
ゲームのように大量殺人をくり返す爆破犯と、超能力を使って捜査する少年。明日あさっても公演があるので詳しく書かないが(ストーリーがわかったからってつまらなくなるような芝居ではないが、ネタバレといって嫌う人もいるので、一応)とて . . . 本文を読む
月眠ギャラリーにて
http://getsumin-gallery.com/exhibition/future/
木の椅子が留められた壁に映像が流れていく。
題名通り、線が引かれ、色が現れ、図形が描かれ、また消えていく。
ダブリンの地図が現れ、川の線だけが残ったり。
「ユリシーズ」をモチーフにして毎月、計18回あった個展「新作実験室」の中から映像作品のリミックス。
映像の映る壁の前には椅子 . . . 本文を読む
宮澤賢治の「農民芸術概論綱要」を読んだ。
というか、ひとが読んだのを聞いた。先月のことだ。
ざっと目を通したことはあっても読みこんだことはなかったので、きちんと読み解こうとする人の話は面白かった。
うまく説明できてない部分もたくさんあったけど。
「論」と名はついていても、賢治の文章は論理より美感が勝ってるんだとあらためて思った。
だから「説明」はうまくできない。
参加していた人が、「賢治の芸術 . . . 本文を読む
能楽コンサートの日。東洋陶磁美術館ではルーシー・リー展をやっていた。
高台から広角で立ちあがる器のフォルムとか、あざやかなピンクの釉薬とか、フリーハンドの掻き落としの焦茶色の線とか。きれいだと思った。
なんとなくウイリアム・モリスを連想した。
ルーシー・リーとモリスの作品が似ているということではない(テイストは似ている気もするが)。時代が違うのもわかっている。コンセプトも違うだろう。
似てい . . . 本文を読む
来年の話をすると鬼が笑うというが去年の話をするとどうなるだろう。
12月、東洋陶磁美術館であった大倉流小鼓方・久田舜一郎師と喜多流シテ方・大島衣恵師のコンサートに行った。
「謡と鼓でつづる女君の世界―女神・姫君・歌仙」というサブタイトルのとおり、女性が主人公の能を取り上げていた。
『葛城』『玉葛』『草子洗小町』の能のおしまいの部分を小鼓の演奏と謡や舞で演じる。
冬、夏、春、と季節的にもバラン . . . 本文を読む
『超短編の世界vol.3』(恋の超短編集)が
編集のタカスギシンタロさんから送られてきた。
書いたものが載ったので、著者献本、ということなのだが
わたしが書いたのは1行作品1編。で、本一冊。
実に割がいい。
このシリーズの『1』は出版社の企画ものっぽい編集だったが
この『3』の編集は、じつに凝っている。
字組で丸をつくったり三日月をつくったり、
縦組み横組みまじえて、複数の作品が響きあうようにな . . . 本文を読む
梅田に行ったついでに、ちょっと寄った。
HEP FIVEの最上階。
会場に入ると、美術展にしては明るい。
何かの新製品の展示会場みたいな雰囲気。
いろいろと面白いものがある。
床にうずたかく落ちている白衣たちを無視するように仲良く架かっている一組の白衣、とか。
すごく仲良くしているパンダやキリンのはんこ、とか(押せるように紙も用意されている)。
こけしマッチ製作所のコーナーに行くと、
「Let . . . 本文を読む
バスの通る道のアスファルト道路には張り紙。
露天を出す人への注意事項が書いてある。
お菓子屋さんでは厄除け饅頭をふかしている。
今日から節分会だが、あびこ観音の境内はまだ静か。
お正月の名残だろう、結ばれたおみくじが飾りのモールのよう。
たくさんの護摩木が積まれ、護摩堂の設えもされ、明日から3日間の護摩焚きを待っている。 . . . 本文を読む