港区麻布十番で英会話を教えているカリスマ先生のブログ

港区麻布十番で英会話スクールを経営しているニック先生が英語を覚えるコツや英語に関する面白い話を載せています。

「どんだけぇ?!」

2008-07-29 15:28:45 | Weblog
「どんだけぇ?!」とか言って、今回は「どれくらい?」を簡単に聞いてみよう!


言語を覚えるのに役に立つ秘訣は1つの文章をそのまま暗記して、そのあと単語を1つずつ置き換えてみることです。そうすればほとんど努力せずに自分の言える英語を何倍にも増やせます。なんておいしいお話でしょう!


「How old are you?」の「old(形容詞)」を他の形容詞に置き換えてみましょう。
「How old are you?」をそのまま1つの文章として暗記しているので考えずに言えている人が多いです。そのまま1つの文章として暗記するのはいいことです。でも、その後、単語を置き換えないと勿体無いです。「old」を他の形容詞に置き換えさえすれば色々言えます。


How old are you?            何歳ですか?
How hungry are you?          どれくらいお腹空いている?
How drunk were you?          どれくらい酔っていたの?
How late were you?           どれくらい遅刻したの?
How far is it?               どれくらい遠いの?
How hot is it today?           今日はどれくらい暑いの?

「I’m 20 years old.」の「old(形容詞)」も「20 years」も両方置き換えてみましょう。
「I’m 20 years old.」を知らない人はいないかと思います。ほとんどの人はおそらく「years old」を1つのものと意識しているでしょうけど、実は「old(歳をとっている)」の前に「20 years」を入れているのです。こうやって形容詞(など)の前に「どれくらいか」をそのまま入れることが多くて便利です。

I’m old.                  歳をとってます。
I’m 25 years old.            25歳です。(25年歳をとっている)
He’s 6 months old.           (彼が生まれて)6ヶ月です。

I’m pregnant.              妊娠してます。
I’m 3months pregnant.        妊娠3ヶ月です。

I was late.                遅刻した。
I was 10 minutes late.         10分遅刻した。

I’m tall.                 背が高い。
I’m 180cm tall.             身長が180センチ。

The movie is long.            長い映画だ。
The movie is 3 hours long.       3時間もある映画だ。

It’s before Starbucks.           スタバの手前です。
It’s 3 buildings before Starbucks.    スタバの3つ手前のビルです。

It’s after Shibuya.            渋谷の後です。
It’s 3 stations after Shibuya.      渋谷から3つ目の駅です。



・若干違うものもあります。例えば「遠い」は「far」ですが「離れている」は「away」なので使う形容詞が違います。でも間に「どれくらいか」を入れるのは同じです。

It’s far.                   遠いです。
It’s 3km away.               3キロ離れています。
It’s 3 stations away.           駅3つ離れています。
It’s 5 minutes’ drive away.       車で5分です。
X’mas is 2 weeks away.         クリスマスまで2週間です。


・たまには名詞にも同じ事ができます。

I did overtime.              残業した。
I did 2 hours overtime.         2時間残業した。



外国語を覚えるコツ

2008-07-22 16:57:57 | Weblog
外国語を覚えるコツ

外国語を覚えるときは文法と単語だけを考えたらダメです。その理由が色々ありますが、まずは複数の文法を重ねて考えながら話すのは本当に難しいのです。そして、言語によっては表現の仕方や言い回しが全然違うのですが文法と単語だけでは直訳しかできません。

文法だけではダメとは言ってももちろん基礎がなってないといけませんが、細かい文法のルールを重ねて考えるよりは、決まった形に動詞を当て嵌める勉強方法の方がずっと効率がよくて効果的です。

例えば僕がオーストラリアの高校で日本語を勉強しはじめたときは、授業が文法中心でした。その時に「こんなに難しい文章が作れた!」と誇りに思った自作の例文は「行きたくなければ行かなくてもいいよ」でした。日本人から見たらこんな文章はどうってことないかと思いますが、こんなに簡単な文章でも文法だけで作るのは大変です。

文法の説明を少し省略してもこんな感じです:

・まずは「行く」の「く」をとって「きたい」を置き換えて「行きたい」にする。
・次は「行きたい」の「い」をとって「くない」を置き換えて「行きたくない」にする。
・次は「行きたくない」の「い」をとって「ければ」を置き換える。

これでやっと「行きたくなければ」の出来上がりです。

・そしてまた「行く」の「く」をとって「かない」を置き換えて「行かない」にする。
・次は「行かない」の「い」をとって「くても」を置き換えて「行かなくても」にする。
・次は「いい」を付ける。

文法で作ろうとするとこんなに面倒くさいのですが、皆さんが学生のときにこの方法で英語を覚えさせられたのです。

一方、「決まった形に動詞を当て嵌める」の方法を使うと:

・「~たくなければ~なくていいよ」に「行き」と「行か」を入れる。

それだけです。細かいパーツをグループ化するのがコツです。そして、例えば「食べ」を入れるだけで「食べたくなければ食べなくてもいいよ」など、色々と動詞を当て嵌めていけば色々なことが簡単に言えるようになります。

これが皆さんが母国語である日本語を話すときに近い感じですね。「こうやって覚えればいいんだ」と気付いたときからは一気に楽になり一気に上達が早くなりました。「こうやって教えてくれればいいのになぁ」とやっぱり思ったので英語をこの方法で教えています。やはり大変効果的です。日本語も、英語も、そして何語でも同じなのです。形で覚えればいいのです。


次は英語にたとえてみましょう。

「私はお酒が弱い」と言いたいときに、単語と文法だけを勉強した人はおそらくまず単語を一個ずつ訳そうとします。例えば“「私は」は「I am」、「お酒」は「alcohol」、「弱い」は「weak」”のような感じかと思います。そのあと、それを組み合わせて「I am weak alcohol.(私は度数の弱いお酒です)」という意味の分からない文章を作ってしまいます。

正解は:I get drunk easily.(酔っ払いやすい)です。さっきの「I am weak alcohol.」は「I」しか合ってませんでしたね。

そして「体が弱い」と言いたくて「My body is weak.(腕力がない)」と言うのも通じません。「体が弱い」は日本語の表現なので直訳ができません。「体が弱い」は「腕力がない」ではなくて「病気になりやすい」という意味ですよね。

正解は:I get sick easily.(病気にかかりやすい)です。

「お酒が弱い」も「体が弱い」もどちらも同じ「I get ~ easily.」という形を使います。文法を考えずにそのまま覚えるのが一番いいです。

「そのまま覚えた方がいい」とはいえ1行1行を覚えていくのはキリがないし非常に効率が悪いです。例文をそのまま暗記したあとは、形を守りながら単語を置き換えたりするのが一番お勧めです。そうすれば更にたくさんのことが簡単に言えるようになります。

例えば、「drunk」と「sick」は形容詞なので他の形容詞をそのまま置き換えてみましょう。「I get ~ easily.」は「簡単に~になる」という意味のよく使うパターンです。

I get angry easily. 短気です。 (怒りやすい)
I get cold easily. 寒がりです。 (寒くなりやすい)
I get jealous easily. 嫉妬深いです。 (嫉妬しやすい)
I get nervous easily. 上がり性です。 (簡単に緊張する)
I get distracted easily. 集中力がない。 (簡単に気が散る)
I get bored easily. 飽きっぽい性格です。 (退屈になりやい)
I get lost easily. 方向音痴です。 (迷子になりやい)

まだまだあります。どれも同じパターンに1つの単語だけを入れていますが色んなことが言えますね。パターンさえ知っていればどんな英語でもこんな感じです。直訳するよりはずっと簡単、そして自然な英語です。どのパターンを使うかさえ知っていればあとは簡単です。パターンをいくつか覚えれば日常会話があっという間に簡単になります。問題はあまりパターンを教えてくれる先生がいないということです。その場合、どこかで見たり聞いたりした英語の文章をメモって、そして色々と単語を置き換えてみる練習をしましょう。

僕の英会話スクール、GENIE(ジニー)では毎日こういったパターンを教えています。代表的なものをこのブログで紹介していきたいと思いますのでまた次回も読んでください。もっと、もっと知りたい人は是非GENIEの無料体験レッスンに遊びに来てください。

英語は苦労する必要はない!楽しく上達していきましょう!

Nic Williamson
info@genie.vc

麻布十番の英会話スクール