白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―ニラは栄養価の高い野菜!―

2015年08月03日 | 野菜栽培

刈っても刈っても、たくましく伸びてくる、スタミナ野菜の代表格のニラ、一つの株から年間5、6回、農家によっては10回近く収穫すると言います。

ニラは日本全国で生産されて居ますが、生産量で日本一が高知県であり、次が「餃子」で有名な栃木県と言い、其の2県で日本のニラの総生産量の63,000余トンの約45%を占めると言い、それに3番目の茨城県を加えると其の生産量は略60%に達すると言いますから驚きです。

それがニラは特別に気候や土壌を選ぶと言う作物では無く、其の他の生産地を見れば、北は北海道から南は九州までありますから何故か一寸不思議に思えてなりません。

 

―とちぎ西方のニラー栃木ブランド案内より

それも偶々、西日本の主要生産地が高知県となり、東日本の主要生産地が栃木県となったと言うなら頷けますが、実は面白いことに其のどちらの県も 「餃子」が取り持つ縁で、安定したニラの需要が生まれて生産供給側も安心して生産量の拡大に踏み切れたと言いますから、それで特化した生産地域が生まれたとやっと納得出来ました。

 栃木県内のニラの産出額は、2003年で51億4900万円にのぼり、主に京浜市場に出荷され、東京都中央卸売市場への出荷量は1980年以来全国一であり、安定した出荷実績に市場からも高い評価を得ていると有りますから、勿論餃子に限ったわけでは無くニラは他にも幅広い需要は当然あると言う事です。又一方の高知県のニラも、大阪市場で高い評価を受けて需要が伸びていると言います。

 扨て、そのニラですが、歴史的には大変古く、3000年以上前から栽培せれて来たと言い、原産地は中央アジアから中国に跨る地域であり 「チャイニーズ ガーリック チャイブ」と呼ばれるネギ科の滋養強壮効果の高い野菜で有って、日本では昔から知られている五薫の中の1つに数えられています。

 

―ハウス栽培のニラー栃木ブランド案内より

其のニラも今では、美味しい色々な特徴を持つ品種が生まれ居り、産地間競争もあって生産者はそれぞれの品種栽培に日々研鑽努力を重ねているようですが、一般の消費者には其の品種の違い等 「依らしむべし、知らしむべからず」でしょうか、関係者以外には情報は殆ど広がっていません。

 其れと言うのも実は、幅広の柔らかな美味しいニラを自家栽培で育てて見たいと思って、品種情報を追って見たのですが、ネット上で見る限り営利栽培向けが多く、ハッキリした品種の違いが判りません。

それに産地のニラ生産、殆どがハウス等の施設園芸栽培で品種も特化し、季節を問わずの年間出荷であり、心配なのが施肥や病虫害管理ですが、多年草であっても2-3年での種苗の更新が必要とあります。

 

―ハウス栽培のニラ生産―JA高知はたニラ産地より

唯、家庭菜園用にニラ栽培を始める方が多いのか、苗の通販も大変盛んな様であります。果たしてそんな品種が店頭に並ぶニラと同じように作れるのか分かりませんが、葉物野菜ですから先ずは無農薬が何よりです。

これは同じ栃木県名産のイチゴ栽培に見られる事ですが、ニラ栽培でも亦その事情はハウス連作栽培であれば、当然農薬のお世話になっている筈であり、もしニラも亦農薬漬けであれば一寸心配です。

勿論規定通りの農薬使用基準は当然遵守されて居るでしょうが、登録農薬が少なくて産地では苦労しているとあり、農薬漬けが当たり前となる栽培と農薬を使わないで済む栽培では基本的に違いが有ります。

農薬の安全性は基準の遵守が前提であり、飽くまでも一般に食べ続けても問題が起こらないと言う動物実験に基く安全を担保しているだけであって、無農薬栽培と全く同じと言う事では決して無いのです。

特に最近の商業栽培用の新品種では、高い品質確保の為には無農薬栽培が成り立たない程、栽培品種が特化していると考えられます。

 

―露地栽培のニラーWebPagesより

一方今や健康ブームもあって、世界的に食に就いての関心が高まっています。 そんな事もあってかアメリカの健康サイトに、そのニラの持つ健康恩典が纏められてかなり詳しく載って居るのを見つけました。

参考までに挙げられていたその10項目の特徴は、抗菌作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用、循環器系を守る作用、冠動脈疾患の予防作用、含まれるアリシンの持つ作用、整腸作用、骨タンパク及びミネラルの維持作用、抗酸化作用、豊富なビタミンとミネラルの低カロリー、低脂肪であります。

そして、其の品種では、コモン(普通)チャイブ、ガーリックチャイブ、シベリアジャイアントチャイブ、切花に使われるピンクチャイブ、そして幅広のチャイニーズガーリックチャイブであります。

 較べて見ると日本のニラは、葉が厚くて幅広の典型的なチャイニーズガーリックチャイブであり、それが家庭菜園でも、特にポット栽培で上手に育てられれば、餃子を始め、お吸い物やニラ炒め等、大変便利で重宝なポット栽培惣菜に成るのではないかと期待が膨らみます。

 

―武蔵野種苗園パワーフルグリーンベルトー

ニラはネギの仲間ですから、早速9月になったら、タネを蒔く予定にしましたが、種子情報では、武蔵野種苗園の「パワフルグリーンベルト」が露地栽培も可能なようであり、新ポット栽培の「パワーフルグリーンベルト」が無事に誕生となるか、来春の楽しみが一つ増えました。

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