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福島で今度はキュリウムを検出

2011-06-13 20:28:14 | ニュース
文部科学省は13日、福島第一原発から約2~3キロの福島県大熊町で採取した土壌から、放射性物質のキュリウムを微量検出したと発表。
キュリウムは原発の敷地内では検出されているが、敷地外で検出されたのは初めての事。
文科省は「事故により外部に放出された。内部被曝に注意が必要な核種だ」と説明した。
今回のキュリウムは原子炉の運転に伴ってプルトニウムから出来たと見られ、大熊町の2地点で4月29日と5月1日に採取した土壌から検出。
一方、土壌からアメリシウムも微量検出したが、文科省は「検出量が少なく、過去の大気圏内核実験によるもの」としているが、真偽の程は不明だな。

キュリウムの半減期は、キュリウム250が9000年、キュリウム248は34000年、最も長い物はキュリウム247で何と1560万年と言う。
因みに、キュリウムと言う元素名は、放射能研究で有名なキュリー夫妻に因んで名付けられたらしい。
もう一つ言えば、キュリー夫人の死因は白血病で、キュリー夫人の娘の死因も白血病、夫は事故死である。
白血病の原因は言わずもがな、放射能研究によるものと言われており、キュリー夫人の研究ノートからは、様々な放射性物質が検出されたと言う。

次から次に放射性物質が出て来て、ウランだのプルトニウムだのセシウムだのヨウ素だのストロンチウムだのと、段々、身近な存在に感じてくるから不思議だ。
コバルト文庫なんかの恋愛小説で言えば、ストーリー的にそろそろ恋心が芽生えて来ても、おかしく無いと言う所だろうか(笑)。って、笑い事では無いけどね。
原発事故は収束の気配を見せず、また放射能汚染水を海に放出すると言う話も出ている等、まだまだ放射性物質を拡散させる模様。
いい加減、何とかならないもんかな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】