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福島産の牛からセシウム検出の続報

2011-07-09 14:41:07 | ニュース
今回のエントリは、福島産の牛からセシウムを検出の続報。

東京都は8日、福島第一原発から20~30キロ圏の緊急時避難準備区域にある、福島県南相馬市の畜産農家が出荷した食肉用牛11頭の内、1頭の食肉から暫定基準値(規制値)の1キログラム500ベクレルを超える、2300ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で、残り10頭の肉からも、暫定基準値を超えるセシウムが検出された事が判った。

都によると検出された食肉を含め全て市場内で保管しており、流通はしていないと言う。
福島県によると牛は屋内で飼育されており、出荷前のスクリーニング検査では、放射性物質の付着は検出されなかったと言い、4月下旬以降に同区域から、2924頭の食肉用牛が出荷されていた事が判明。
福島県は食肉用牛に付いて、畜産農家に出荷自粛の要請を行うかどうか、検討に入った。

この問題は、静岡県の茶がフランスの検査で引っ掛かった件と同様に、出荷先で放射性物質が検出された事がポイント。
今回は出荷前の福島県が行った検査がザルだった訳だから、検査体制の見直し等が必要。
既に2924頭の食肉用牛が出荷されている事も問題、追跡調査をしなければならないが、有耶無耶で終わる可能性が高い。

前のエントリで、福島産の牛肉からセシウムが検出されたのは初めて。と、報道のまま書いたのだが、約9300頭の福島県の牛が全国へにも書いた通り、既に福島県の牛からセシウムは検出されており、正確に言えば、福島産の牛から暫定基準値を超えるセシウムが検出されたのは初めて。と言う事だな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】