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遂に明日、もんじゅの落下物を引き抜く

2011-06-22 15:31:29 | ニュース
日本原子力研究開発機構は、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で原子炉容器内に落下している燃料交換用の炉内中継装置本体を引き抜く、撤去作業が遂に明日行われる。
炉内中継装置は直径46センチ、長さ12メートル、重さ3・3トンの円筒形で、昨年8月に落下して接合部が変形した為、引き抜けないと言う「ボトルシップ」状態が続いている。

原子力機構は当日、専用器具を使って装置と原子炉容器上ぶたの一部「スリーブ」(重さ3・6トン)毎、引き抜く計画で、引き抜き後、順調に作業が進めば今秋にも復旧し、今年度中に40%出力試験を行う。
関係者によると、じゃばら式の専用器具を設置し、23日午前9時頃には、本体引き抜き作業に着手、全体の作業終了は深夜になると言う。
当日は経済産業省の原子力安全保安院が立ち入り検査を行う。

もんじゅの撤去作業を巡っては高速増殖炉もんじゅのデマ騒動になる位、ネット上でも注目を集めている訳だ。
更に、もんじゅ、撤去作業が遂に始まるでも書いたのだが、もんじゅの置かれている状況を悲観して、責任者が自殺する程、もんじゅはヤバい状況なのである。
落下物は落ちた衝撃で変形して「ボトルシップ」状態になっており、落ちた隙間から出せなくなっている。

そこで隙間の回りにある部品を取り外して落下物を引き抜こうと言う話なのだが、それに核燃料が絡むから複雑化している。
もんじゅは「夢の高速増殖炉」と言われているのだが、その夢が「悪夢」にならぬ様に、作業の成功を祈る。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】