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猫津波日記

開田 あやのノンキな暮らしを綴ります。

緊迫のエジプト情勢と新商品と読んだ本

2011-01-31 13:57:24 | 読書記録
昨夜はツイッターとアルジャーラから目が離せなかったなあ。

言葉が全然わからなくても、アルジャーラの中継映像見てると現地の雰囲気が伝わってくるし、ツイッターではエジプト発やその他中東アフリカ諸国発のツイートを翻訳してくれる人が沢山居た。
剥き出しで熱々のナマの情報がどんどん目の前を流れてくる。

チュニジアからの帰国お祝い会で色々なお話しを聞いていたので、よけいに。

それを見たから、知ったから、どうなるっていうわけじゃないんだけど。

凄いことが起こってるドキドキする気持ちと、今までの居心地のいい場所が壊されるような不安と、両方を感じてる。
私の年齢のせいだろうなあ。


まあ、私自身の生活は相変わらずなんですが。

昨日の小さなトピックは可愛い琺瑯のカップを買った!
高円寺の輸入雑貨屋がセールをやっていて、表に並べられていたのを通りすがりに見て欲しくなっちゃって。
半額になっていました!

商店街はどの店もセールで見ると欲しくなるなあ。
お小遣い無いから買えないけど……。

廃業セールや閉店セールをやっている店も何軒かあったし、シャッターを閉めて閉店の張り紙が貼られているのも目についたなあ。


リアル店舗じゃないけど、開田裕治も頑張って商いしているよ!
新商品も投入したので、ぜひお買い求め下さいね!
今回の新商品は「はやぶさの旅」「Beginning」「地底の神殿」「ミケ」です。

「はやぶさの旅」は出発から帰還までを描いた盛りだくさんのカッコイイ絵。

「Beginning」は開田の代表作のひとつである特撮雑誌「宇宙船」の創刊号表紙。
この絵は懐かしい方、多いんじゃない?

「地底の神殿」は私のお気に入りの作品。
首都高新宿線のシールドトンネルを掘ったシールドマシン解体中の風景です。

「ミケ」も、ウチの夫婦には思い入れのある作品。
ご近所で飼われていた三毛猫、ミケちゃんの肖像です。

全て、額に入った状態でお手元に届きますから、すぐに飾れますよ~。
開田無法地帯トップページの販売処コーナーからご注文下さい!

開田無法地帯HP http://home.att.ne.jp/green/kaida


読書記録~。

「みだら七つ星」 睦月影郎 竹書房ラブロマン文庫

睦月師匠に頂いた本。
この作品、スゴイです!
だって出てくるヒロイン、7人、全部と濡れ場あり!
もう、濡れ場濡れ場濡れ場! 濡れ場の連続!
官能小説はこうじゃなきゃいけないんですねえ。
読者は濡れ場が読みたいから、買ってくれるんだもんなあ。
勉強&反省……。


漫画では、我家ではまだ水上悟志と石黒正数のブームが続いてます。

「ぴよぴよ」 水上悟志 少年画報社

「げこげこ」に収録されていた妖怪や精霊の住む町「百鬼町」が舞台の連作短編2話、読み切りの短編ふたつ、表題の神社の露店で買ってきたひよこと父娘の連作「ぴよぴよ」が収録されています。
どの作品も楽しく読後感も良く、充実感のある本だなあ。
百鬼町に「散人の左道」のキャラがやってくる話もあって、うれしい!


「ネムルバカ」「響子と父さん」 石黒正数 徳間書店

レコードのA面B面みたい。
この作品は2冊セットで読むべき!
もちろん、片方だけ読んでも充分に面白い作品だけど、合わせて読んだ方が深く響いてきます。
不機嫌で不安定だった思春期の自分を思い出したりして、読みながらズキズキとクル感じだったなあ。
親との関係とか、人生でナシにできない部分の大きさがなあ。


中華で特務成功祝い

2011-01-29 12:53:50 | 日記
昨日は夕方からカイダと新宿へ。

まず無印良品で、保湿乳液を購入。
乾燥がすごくて化粧水だけじゃ心細くなったので乳液にしました。
無印で買うのは、携帯サイズの小さい容器入りがあるから。
体調によっては、妙に痒くなったりカブレたりすることがあるのよ。
普通サイズの容器で買ってもし肌に合わないと、もったいないからね。

無印良品、エントランスはバレンタイン向けのお菓子がギッシリ並べられていた。
小分けパックみたいな可愛いお菓子、義理チョコに良いかも。

無印での買物を済ませた後、紀伊国屋へ。

紀伊国屋ギャラリーで3回目の竹田団吾展を見ようと思ったら……。
紀伊国屋劇場でお芝居の公演につき、ギャラリーは閉場!
ああ……ちゃんと調べてから来るべきでした。残念。

文庫売り場と漫画売り場を廻ってから、歌舞伎町へ。

路地裏の中華料理屋、上海小吃へ。

この店は蛇頭な映画のロケにも使われた新宿の名物店。

今日は赴任先のチュニジアからフランス経由で無事に帰国してきたお友達の帰国祝い。
赴任するなりFacebookから発信された情報が元で反政府デモ、争乱状態、政権転覆、急遽フランスへ脱出、日本へ帰国……という、すごい体験をしてきたのだ。
デモが始まる直前までは、おっちゃん達がカフェでのどかにエスプレッソを飲んでいる穏やかさだったのに、あっと言う間に事態が進展したとのこと。
だが、元々以前からの積み重なる原因があり、実はギリギリまでテンションは高まっていた状態だったらしい。

街角に停められた戦車の写真など見せてもらう。
物々しい光景だが、早い時期に軍が民衆側の支持を表明したので割に緊迫感は薄く、子供達が戦車の写真を撮ったりしていたとか。
争乱状態になってからは部屋にこもっていたが、銃声も聞こえたとか。
出国するときも、事態が落ち着いたら戻るつもりで出たので、貴重品と身の回りの物ぐらいしか持ち出さずに帰国するハメになったとか。
いやはや、なんとも物凄い……。

みんなで「こんな短期間で政権転覆を果たすとは、有能な特務員ですなー」と褒め称える。
本人は「いやいや……」と苦笑なさっていたけど。

私は「ぜひ、その体験を書いた原稿をください!」とお願い。
「今後の状況でどうなるかわからないけど、時間があるようだったら書いてみようか」と言っていただけたよ!
上手くすると開田無法地帯の猫津波選書で同人誌を出せるかも!
期待! 期待! 楽しみ!

食べた料理はいつも通り、美味しかったです。
上品じゃないけど旨い、庶民的な本格中華です。

モツとカリフラワーの炒め物。


上海がにの炊き込みご飯



帰宅してから、寝る前にバナナ食べてホットミルク飲みながら、何だか色々考えたなあ。

チュニジアみたいな動きは、今後どんどん拡がるんだろうなあ。
どうやっても止められないよね。
世界がぐらぐら沸騰するみたいに動き出す時期なのかもしれないなあ。
日本だって、影響ないわけ無いよね。

私の年頃って、中途半端な感じだ。

もっと若かったら熱くなったろうなあ。
もうちょっと歳をとっていたら「昔は良かった」って言っただろう。

どっちつかず、戸惑うって言うか。

なんか、不安な気持ちになったので、猫の可愛さで誤魔化す!
仲良く寝ているオマメちゃんとアレックスです。








ガンダムAと読書記録

2011-01-27 15:57:16 | 読書記録
みなさん! 今月号のガンダムA、もうお買い上げになりまして?

まだの人、買って買って!
今月号には、開田夫婦が敬愛する金髪物理学者Shoさまこと、多田将博士が富野監督と対談してるのよ!



対談のお話も、素粒子物理の実験や基礎科学の意義について、とてもわかりやすくお話されていて楽しい!

さらに、実物大ボトムズを作った倉田光五郎さんの工房に大河原邦夫先生が訪問するグラビア企画も載ってる!



もぉ~、ガンダムA、私を狙い打ちで企画立ててるんじゃないかっていう充実っぷりですよ!


さて、忘れないうちに読書記録をつけておきます。

「チェリーパイの困った届け先」 ローラ・チャイルズ RHブックプラス

コージーミステリの第二弾。
女三人で本屋と手芸屋併設の食堂を経営してるヒロインが主人公。
推理的な部分は薄いです。
ご近所ドタバタ的な描写を楽しむ小説ですよね。
このシリーズ、読み続けるか、ちょっと検討……。
この作者の「お茶と探偵」のシリーズは読んでいるんだけどねえ。


「700年後の魔法使い」 テレサ・マデイラス ラズベリー・ブックス

天才科学者と魔女の間に生れたヒロイン(名前もタバサ!)が13世紀のスコットランドにタイムスリップして、荒くれ騎士と恋に落ちるロマンス小説。
これ、第二巻で第一巻はタバサの両親の話があるのですね。
いきなり二巻から読んでしまったけど、面白かったです。
ヒロインのシニカルな軽口をしゃべりまくるキャラが好み。
一巻目も読んでみようと思います。


「殿様浪人幸四郎 へち貫の恋」 聖龍人 コスミック文庫

作者の聖先生から頂きました。
楽しく読める明朗時代小説です。
時代設定は江戸だけど、キャラクターやセリフはほとんど現代的なセンスで書かれていて、読者が読みやすいように計算してある。
勉強になりました。


「ラディカル・ホスピタル」20 ひらのあゆ 芳文社

賑やかで明るい医療4コマも20巻目。
マンネリにならず、それぞれのキャラの成長や変化を描いていくのは流石。
「このマンガがすごい!」にも書いたけど、漫画的なデフォルメと綿密な取材を感じさせるリアルさのバランスが絶妙なのですよね。
ずっと続いて欲しいシリーズです。
ドラマCDにはなったようだけど、アニメ化とかないのかな? 


「エレキング」14 大橋ツヨシ 講談社

このシリーズも安定感のある楽しさ。
奇妙だけどまっとうな不思議な世界が心地よいです。
これもずっと続いて欲しい漫画。


「カブのイサキ」 芦名野たかし 講談社

突然、何もかも10倍の大きさになってしまった世界。
めちゃめちゃSFだよなあ。
ここまでのところだと、上手く世界の見学が出来ない感じで、ちょっともどかしい感じ。


「散人左道」 水上悟志 少年画報社

「惑星のさみだれ」が、あまりに素晴らしかったので、同じ作者の作品を買ってみました。
この若い仙人の話も面白かった! 
今まで知らなくて、損したなあ。

同じく短編集の「げこげこ」も良かったです。
どちらも、その後の話を描いているのも、キャラに愛着がある感じが伝わって良いです。

そういえば「惑星のさみだれ」は賞にはノミネートされていないのねえ。
受賞に値する作品だと思うんだけどなあ。


「探偵奇譚」「ポジティブ先生」 石黒正数 徳間書店

こちらは「それでも町は廻っている」が良かったので、短編集も買ってみました。
面白かったです。
短編に映える不思議な味のある作風ね。
「それ町」も連作短編だものね。

そして、大当たりが「木曜日のフルット」秋田書店!
これは凄いなあ!
人間のキャラも面白いんだけど、猫が! 猫たちがスゴイ!
まずデザインがスゴイもんなあ。
特に野良猫たちとか。

水上悟志と石黒正数を知ることができたのは、最近の収穫だなあ。


最近の私の睡眠導入本は「エレキング」14と「木曜日のフルット」です。
心穏やかになって、よく眠れますよ。


気功のお稽古と駅弁大会最終日

2011-01-26 14:53:54 | 日記
1月24日は気功のお稽古日でした。

この気功教室は先輩の作家さんやイラストレーターさん、編集さんが集まってお稽古している会。
どうしても運動不足になりがちな仕事ですからね。

気功独特の大きな動きとゆっくりな呼吸法で身体をリフレッシュして、最後は横になって静かな音楽と先生の鳴らす可聴域ギリギリの音の音叉の響きを聞くともなく目をつぶって息を整えると、身体も頭もスッキリ!

お稽古の後はみんなで食事会をしてワイワイおしゃべり。
今回は小雨が降っていたので、手近なサイゼリアに入ったのですが、散々飲み食いしても割り勘のお代金が凄く安くてビックリ!


1月25日は、またまた夫婦で新宿グルッと。

京王デパートの有名駅弁大会が最終日なので、最後の駅弁を食べに。
そして買い足しや買い逃しのものを手に入れようと。

最終日、午後の駅弁大会会場は、もう後片付けに入っているコーナーも多くて慌ただしい雰囲気。

買い逃していた焼きカレーはとっくに売り切れ。

買い足ししようと思っていた梅干し屋さんも、もう店じまいしていました。

残念。また来年。

会場をぐるっと廻って、駅弁を三個購入。
休憩所でさっそく食べます。

鮎屋の極薦、鹿児島黒豚赤ワインステーキ弁当、駅弁版富士宮やきそば弁当





鮎屋の極薦、ひとつひとつの具が細やかに味付けされていて美味しいです。
ご飯も二種類炊き込みでそれぞれ味が違うし、地鶏も照り焼きと蒸し鶏。何より飴炊きの鮎が美味しい!
さすが鮎屋!
でも、この弁当はいっぱいやりながら酒のつまみに味わった方が美味しさが引き立つだろうなあ。




鹿児島黒豚ステーキ赤ワイン弁当は、薄切り豚肉が甘辛く炒められていてステーキというには、ちょっと……。
ご飯はターメリックご飯なのかな?



富士宮やきそばは毎年買ってしまうけど、まあ焼きそばですよねえ……。
麺はモチモチしていて美味しいです。
これはカイダの好物なので、お祭りの風情を味わうって感じ。




休憩所で買った駅弁を並べて撮影してたら、隣り合わせた中国人家族らしきグループに話しかけられ、お互いの買ったお弁当を撮影し合いました。
その中国人ご家族が買っていた新幹線弁当。






前回、駅弁大会に来たときも休憩所で熟年夫婦に話しかけられたし、ウチの夫婦は話しかけやすいのかなあ。

そういえば、食べている途中に閉会時間になってしまったのですが、まだお客さんがたくさんいるのに休憩所のドリンク自販機がテキパキと撤去されてしまってビックリ!
新宿地区は道路も混むし搬出が色々と大変だから、焦ってるのねえ。


駅弁で腹が満たされたので、東口に向かい、紀伊国屋ギャラリーで竹田団吾展二回目の鑑賞。
何度見ても、見飽きない素晴らしさです。
会期中にもう一、二回は見たいです。

マンガ売り場に廻って、マンガをちょっと購入。

最後に伊勢丹で支払いして帰路。

地下鉄の駅から自宅まで歩き(最近、健康のためになるべく歩いているの)、途中、近所の八百屋で大根とシメジとみかん、バナナを購入。

家にたどり着いたら喉がカラカラだったので、粉末ジンジャーレモンをお湯に溶いて、ちょっとラム酒を垂らして良い香りにして飲みました。
駅弁食べた後、喉が渇くのはやっぱり塩分取りすぎになるからだろうなあ。
味付け濃いものね。










ショック……!

2011-01-24 09:40:13 | 日記
昨日はとてもショックなことがありました。

このニュースです。

能登の名物民宿「引退」 地元の味にこだわり続け
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20110123101.htm

能登の料理民宿「さんなみ」はウチの夫婦の心のふるさとともいうべき行きつけの宿です。
畑に囲まれ海を望む居心地のよい佇まい、のんびりとリラックスさせてくれる温かいもてなし、能登の郷土料理をベースにした超絶美味の料理。
何よりも宿のおとうさん、おかあさんである船下夫妻の素敵な人柄。
何もかもが程良く、絶妙のバランスを保った宿なのです。

初めて泊まらせていただいたときは、まだ庭や建物が作りかけで、畑の真ん中でビックリするような美味しいものを食べさせてくれる不思議な宿でしたが、通ううちに磨き上げられたように門や植栽も整えられ、建物も建て増しされ、あっという間に著名人に絶賛されグルメ雑誌に取上げられる有名人気宿になってしまいました。

そんなセレブ宿になっても、船下夫妻の朗らかさは変わらず、ウチみたいなオタク夫婦とも気さくに接してくださいました。
人気が全国区になってからは常に予約がいっぱい状態でなかなか宿泊できず、最近は娘さん夫婦の営むイタリアン民宿「ふらっと」にお世話になることが多かったのですが、かならず「さんなみ」には顔を出して、海を眺める居心地のよいテラスで湧水で煎れてくださる美味しいコーヒーをご馳走になりながら、船下夫妻とお話しするのが楽しみでした。

おかあさんと一緒に畑の野菜や柚子畑の柚子の実を収穫させて頂いたのも楽しい思い出です。

その「さんなみ」が引退……。
なくなってしまう……。
自分でもビックリするぐらい衝撃を受けてしまった。

能登に行けば「さんなみ」が迎えてくれるというイメージが、自分の心の支えになっていたんですねえ。

体調が悪いというおとうさんが心配です。
3月末までの営業がつつがなきように。

宿としての営業からは引退なさっても、船下夫妻の持っていらっしゃる能登の郷土料理のレシピや製造法、宿としての接客や応対のノウハウは、次の世代に伝えていただきたいです。

「さんなみ」船下ご夫妻、素敵な宿泊体験をありがとうございました。
30年間、お疲れ様でした。
さんなみスピリットを受け継ぐ、「ふらっと」「ピース・オブ・ケーキ」の益々のご発展をお祈りします。

私のさんなみ宿泊記は、同人誌「ぶらりオタク旅13」に掲載されています。
よろしかったらHPの同人誌販売処からお求め下さい。

開田無法地帯 http://home.att.ne.jp/green/kaida/