Mari's works of art

mariの制作日記

気分は新学期

2011-03-30 12:54:25 | 日記
新学期の講師会議、次の個展の打ち合わせなど色々と新しい事に向けて動き始めています。一月では年始め、4月にも新しい気持ちを持って臨む、って感じです。個展は来年にさせていただく事になり、それに向けて作品をどんどん作り出していく事になります。個展以外にも色々発表するつもりで、いつそのお声がかかってもいい様にサイズやテーマがかたよらない事も頭に入れておきたいと思います。おひな祭りに向けて描いていた作品は、現在西武高槻店『―珠玉の小品展―』に出品させていただいています。小さい作品ばかりの展覧会で、もしふだん大きな作品しか手がけてなかったら出品できません。お雛さんがタイムリーでないのは、おいといて.... またお近くの方は是非ご覧いただけましたら幸いです。   『―珠玉の小品展―』3月22日(火)~4月4日(月) 西武高槻店 https://www2.seibu.jp/wsc-customer-app/page/061/dynamic/information_details/InformationDetails?info_seq=N000040328

初めての農園取材

2011-03-27 15:38:07 | 日記
 近所で親しくさせていたいている方が、農園を経営され、水耕栽培で小松菜を生産されています。奥様は私の水彩画教室の生徒さんでもあるのですが、農園を始められお忙しくなり絵の方は今はお休みされていました。奥様にとっては何もかも初めてでの農業、朝早くから土日も関係なく..という今までとは全然違う日々を過ごされて感心するばかりでした。最初の頃は、夕方お会いすると体力も消耗され、絵を描かれる余裕はしばらく持たれないだろうなと思いました。
 パートナーがその農園のHPをデザインする事になり、今日は取材について行きました。農園訪問も初めてでワクワクしました。気候も昨日の雪がウソの様にあたたかなで、私はピクニック気分になりました。農園は川島というところにあり、きれいな場所にありました。川島は、水のきれいなところでそのわき水を使っての栽培をされています。


 ハウスに入って、色々お話を聞きながら「はい!」と小松菜の一番味が凝縮された部分の茎を渡してもらいました。パリパリ!といただくと甘みがありほのかな香ばしさも感じました。お揚げさんとお醤油味で煮るおばんざいが定番の小松菜。生だと違う野菜に感じます。「これは花が咲いちゃったのよ」と持ってこられた育ちすぎたものもお味見させていただきました。農薬も土も使われてないから、そまんま食べる事が出来ます。

 今は息子さんがメインで生産をきりもりされていて、今日は出来上がった小松菜のパッキングなどで忙しくされていました。地震で野菜不足になっている地域に送られる様でした。
 可愛い黄色の花は描きたいからと何本か持って帰らせていただきました。野菜の花は切り花とはまた違う魅力があるので、地産地消の地消の前に描写という一工程を入れたく思っています。

「一本ロール」

2011-03-26 11:37:34 | 日記

パートナーの誕生会は通常お誕生週間としてその週は特別なものが食べられる様になっています。彼の元教え子さんたちがお祝いしてくれる日はお誕生日よりだいぶ前でした。その時はパートナー自らフルコースで作り、ケーキ初お披露目の日でもありました。その催しは夜八時前くらいから始まり気がついたら朝の4時くらいでした。初お披露目のケーキはシンプルなスポンジケーキにクリーム、トッピングはオレンジでした。私は、ほとんど何もお手伝いしてなかったのですが、はるみというオレンジを一房ずつ剥くのが私の役目でした。オレンジの絞り汁を生クリームに混ぜるという見えないところで凝るのが、私にはないところです。
 その週から毎日特別っぽく過ごしたいところ、ゆっくりした時間も持てないのか例年の様には出来ず、とびとびでの晩餐!?をしています。本番のお誕生日には、パエリアをメインとした夜ご飯に負けじと初挑戦したロールケーキをこっそり作っておいて「一本ロール」をドド~ンと登場させました。

 出汁巻き卵も大きく一本スタイルがお気に入りなので、きっと喜ぶのでは....とカットはギリギリまでしないでおきました。イチゴもオレンジもなしのプレーンでまず楽しんで、翌日は小豆をアソート...などなどで3日間くらい食べ続けました。

 けっこう評判よかった「一本ロール」何かの時には作ってみようかな。いやいや、やはり作ってもらいたいなと思っています。

作品画像の整理をしつつ

2011-03-19 18:32:59 | 日記
 今日はあたたかな1日でしたが、先日は寒さがもどり冬景色をまた見ることになりました。パラパラと音をたてて降ってくるアラレに始まり

 それが雪に変わり、

 そしてしっかり積もりました。


 前に琵琶湖の向こうに見える雪山がきれいだった晴れた日があり、そんなときに限って時間がなく、カメラもなかった事がありました。昨日は雪がおさまり晴れていたので、午前中に撮影に行く事にしました。湖岸に残る雪の白さと湖の色、対岸には雪が積もった山がしっかり見えていました。他の制作と作品ファイルを作成中の今、雪山の絵に取りかかれないのですが、写真だけでも撮っておけたら少しほっとします。
 帰宅後は、作品ファイル制作をと2000年以降の作品画像を整理しました。展覧会で発表した作品を3.4点ずつピクアップしてレイアウトしていきます。レイアウトはすっきりと、タイトル、サイズ、技法、展覧会名ぐらいを記します。学生のポートフォリオへのコメントは、けっこう辛口に言ってしまう事があります。「字が大きい」「よけいな事が多い」「自分に良さをアピールして」などなど...せっかく作った作品を実物なしで見てもらうのですから、ものによってはもったいないレイアウトや作り方になってしまいます。ポートフォリオの大切さを良く言う私自身もいざ作るとなると、けっこう時間を費やしてしまいます。2日目の今も完成してなく、作業は続くのですが、前の作品を振り返りながらの作業は、意味ある時間と思っています。

襟シャンで!

2011-03-17 14:01:25 | 日記
東日本大地震が起こった時はクレー展レセプションの日で、4時頃にパートナーからの「津波こわい」という短いメールも、その意味がわかってませんでした。帰宅後クレーの話やその日あった事を話すつもりが、テレビのニュースを見てとてもそんな場合でないと思いました。画面を見ていると「ほんま、ノーテンキやわ」とパートナーから一言。それ以来も被災地の状況を知るにつれ、当たり前の様に普通に生活出来ている事も申し訳なく思えてきました。その上絵を描くって…とても気がひけてしまうのでした。ラジオから聞こえて来た「元気で大丈夫な人はどうぞ元気でいてください」と被災者の方の声。逆に力づけてもらい、今自分が出来る事を一生懸命するしかないと少しずつ制作をし始めています。頑張って描いて出来る時にたくさん作品を残しておこうと思います。 昨日静岡に住む妹に買えないマスク梱包してを送ろうとコンビニへ行きました。静岡にも地震があったので、お店の人が配達が出来るか奥に確認しに行かれてる間、震災の募金箱が目に入りました。「少しでもお役に立てば…」と財布を開けたところ、メール便の小銭しかなく恥ずかしくなりました。
出直して来なくては!節電啓発担当大臣の様に作業服の襟を立てるのでなく、気持ちを襟シャン!にして行きたいと思っています。

パウル・クレー展

2011-03-12 09:52:47 | 日記

 昨日は母と一緒に@KCUAギャラリーと京都国立近代美術へ行きました。@KCUAでは京芸生を育んだ先生の作品展、ベルギー@日本当世版画交流展の二つの展覧会がありました。母の作品の他も知ってる作家の方たちの作品がたくさん見られました。地下鉄に乗ってお気に入りの道を歩き、岡崎まで移動しました。

 近美のパウルクレー展のレセプションは5時半からで、早く着いた私たちは美術館近所のカフェに暖を求めてというより甘いものを求めて入りました。SALON de the Anbepineは紅茶専門店だったのですが、母はホットショコラ、私はハーブティー、それとそれぞれ選んだスィーツを分けて食べました。母とお茶するなんて久しぶりの事で、待ち時間もおしゃべりであっという間に経ちました。いよいよ美術館に入れたのですが、たくさんの人で、順序にそって観る事が出来ませんでした。実験的な試みが色々されているのですが、とても遊び心いっぱいで作られた様に思えました。ばったりお会いした先生も「遊んではるなぁ~」とニコニコ。どうして制作したのかな、と色々想像しながら見るとこっちまでワクワクしました。
 レセプション会場もたくさんの人でした。思わぬ方とお話できて嬉しい事もあり、時々はこういう場に出て行かなければ....と思いました。母と満喫して美術館を出てそれぞれの家へ向かったのですが、大変な地震が起こった事を知るのは帰りの車のラジオででした。


@KCUA http://www.kcua.ac.jp/gallery/exihibition
京都国立近代美術館 http://www.momak.go.jp/
SALON de the Anbepine http://sweets.nifty.com/cs/kuchikomi/sweets_spot/listtop/aid_081218008400/img_1/1.htm

3月の雪

2011-03-10 21:28:56 | 日記

3月にもかかわらずまだまだ寒く昨日から冬の様に雪が降りました。朝起きたら家のまわりが真っ白で、黒猫君と庭に出てみました。猫は寒がりなので、ベンチの下へ入り込もうと、雪を楽しんでもくれませんでした。近所で、積もった雪がなくなっていくのをさみしがる方もおられます。雪景色はきれい。なのでそれもわかりますが、この冬は雪をたっぷり味わったのでそろそろポカポカの春がやってきてもいいなと思います。
 先日は専門学校の卒業式へ行き、たくさん教え子君と話す事ができました。あるコースは、今年とても就職率が良かったみたいで、嬉しさも倍増していた雰囲気でした。謝恩会でいつもの様に花束をいただきました。オレンジのガーベラ、縁取りのあるカーネーション、白いストックの花束です。さっそくモチーフにして、NHKの教室や自宅教室で説明出来るように色の重ね方がわかる様に描きました。

 今日は受講されてる方が持ってこられた花を描いていただく事にしていました。前回京橋教室ではガーベラを持って来られた方が多かったので、ガーベラが資料になるかな、と思ったのですが、今日はしだれ梅、フリージア、マーガレット、サザンカ、チューリップと...ガーベラの方はいらっしゃいませんでした。京都教室は、月2回のコースで、一回の受講時間は1時間半です。一時間半だと仕上がらないので、2回で仕上げる方がいいのですが、隔週となると生花は持たないので宿題にしていただいています。次の講座ではいろんなお花が勢揃いで、春らしくなる事でしょう。

おひなさんの日に

2011-03-04 22:41:39 | 日記

 昨日はおひなさんの日でした。私が持っているのは、母からもらった木彫りに彩色されているおひなさんです。背丈も10センチもないお内裏様とお内裏様よりまだ小さいお雛様の立ち雛人形です。今年こそ、そのひな人形を描こうと思っていました。ほんとうは、3日にしまってしまう地域もあるので3日を目標にするのがおかしいのですが、私はなぜか3日にはに仕上げるという目標を持っていました。2日の夜に仕上げていたら3月3日になってしまいました。

 3日に画廊へ打ち合わせをお約束していたので、出来たてのおひなさんの作品を持って行きました。私が住んでいるところではまた雪が降り寒さがぶり返した日ではあったのですが、美味しい和菓子と献上加賀棒番茶をいただき、桜餅に春のひとときを感じました。ほんとにあたたかくなるのはまだまだ先ではありますが、展覧会に向けて頑張ろう!と気持ちは春めいてきています。

ラスト日の出通勤

2011-03-01 21:17:03 | 日記
 ある授業が今日で終わります。まだまだやりたい事もありましたが、いい作品も残せ少しホッとしています。採点や作品コメントを書いてから返却する様にしました。今日は一点一点にコメントするのではなく、今までの作品をとおしての総評で、受け持った当初の作品からじっくり見るとその変化や流れがあり興味深く感じました。作家本人は、現在手掛けてる作品が一番だと思う気持ちはわかりますが、前の作品をしっかり見る事も必要です。振り返ってばかりでは先へ進まないのですが、私自身も自分のプロセスを検証する時間も持ちたいと思います。
 
 
 
 4月からは新しい時間割となり早起き通勤がなくなります。今日は最後かぁ…と思うといつもの風景も違って見えてしまいます。見納めとばかりここ何週間は日の出の風景をしっかり見てました。見たければ通勤でなくとも早起きして電車に乗ればいいのに、でもそうなると出来なさそうな気がしています。