土曜日は、「出張こども教室」で、専門学校の同僚の方のお宅へ伺いました。二回目で、今回は、お嬢さんの従兄弟の男の子と女の子も来てくれてました。段ボールを少し薄くして葉っぱの形や、子供さんのリクエストのハート型をみんなで切しました。ざらばん紙にその型をあて、フロッタージュするつもりでした。私が「こんな形が移って面白いでしょ」として見せたら、女の子たちは同じ様にフロッタージュをし始めてくれたんですが、力加減が難しかったみたいで、ざらばん紙には、上手く形が浮かび上がらず破れてしまいました。フロッタージュはまだ早かったかも....
切ったものやフロッタージュしたものを葉っぱにみたてて画用紙に貼り、木を作ろうと思ったのですが、フロッタージュはなしで、切ったもの貼って行きました。貼れたら、木を描く作業で、絵の具の登場です。みんな絵の具が大好きで、みるみるうちに森が作れました。男の子は、最初参加してなかったのですが、絵の具の作業が始まると、「僕も!」と色々色を作って、虫をどんどん描いて行ってくれたので、木はにぎやかな森に変わり、面白い3人の合作が出来ました。絵の具は、3原色と白と黒のみをいつも用意するので、子供達は、目的の色を自分で作る事になります。もっとこんな色にしたいなあと思いながら、混色を繰り返していました。色んな色が最初からセットになっていると、そんな手間はいらないのですが、専門学校で色をうまく作れない学生に時々出会うので、色作りは肌で感じてもらおうと、あえて3原色のセットにしています。
合作から、それぞれの作品作りに変わり、作品もどんどん出来ました。エネルギッシュにうまれてくる作品を見るのはこちらも嬉しくなります。それにみんな可愛く、とてもいいひとときを過ごす事が出来ました。
今日は、子供の顔の絵を描きました。自宅での水彩画教室で、生徒さんにお孫さんの写真を用意してもらってました。お二人の子供さんのそれぞれの子供さんの写真を持って来られ、まず、一人目のお孫さんを写真を見ながら、鉛筆で描いてもらいました。写真をコピーしたものに碁盤の目を描き、スケッチブックには、拡大した碁盤の目の画面を作ってもらって、描き始めます。人物画は初めての生徒さんなんですが、写真の模写から入ってもらい、抵抗感がなくなったのでは、と思います。難しいなという印象を持ってもらってしまうと、せっかくのモチベーションがだいなしです。しかもご自分のお孫さんの絵、思い入れも人一倍です。難しさを感じられず、スキッとした面持ちで帰られたのでホッとしました。
私は、もう一人のお孫さんの写真を借りて、碁盤の目なしで鉛筆で描きました。「写真より似てる~!!」って生徒さんに言ってもらって嬉しくなりました。モデルさんが可愛いから、スルスルっと描けたのですが、人の顔ってうまく行かない時もあります。もう一人も描いて下さい!とリクエストしてもらったのですが、上手く描けます様にと思っています。