私、生まれて初めて
骨折してしまいました(><。
3月のある日の事、初旬から断続的に花粉の被害(花粉症です)にあい、鼻水ズルズル~喉イガイガ~というお約束の症状がでてまして、気管が炎症を起こしていたんです。そうなると持病の喘息(大人喘息と呼ばれ、30代や40代になって発症するらしいです)が出ます。私の場合咳発作に見舞われるのですが、この咳が相当曲者。肋骨ってこんな風に動くの?と自分でもびっくりするほど凹んだり膨らんだりします。
ここ数年、事前の花粉症対策が功を奏してあまり咳発作が出ることがなかったのですが、あったとしても喘息の悪化しがちな秋に多く発症するので、春は気を抜きがちでした。しかし通常3月の花粉にはあまり反応しない方なので、この3月は本当にびっくりです。
花粉が多い春になるとは聞いており、事前の抗アレルギー剤服用などもきっちりやっていましたし、ちょっと症状が出てるなーとは感じていましたが、急に悪化するとは思わず、一応用意していた追加の薬でも対処できず、気づいた時には日に何十回と咳き込み、その咳き込みは本当に酷くて、緩んだ腹筋が引き締まる程・・・嫌な予感はしたのですが、ある夜何だかやたらと胸元が痛い事に気づく。
座っても立っても、横になってもその痛みは消えず手を添えていないと痛みが酷く、片手がいつも胸元を支えるような感じ。
おかしいなーぶつけたのかな?いや、そんな心当たりないんだけど。
数時間痛み我慢したけど、どうも痛い場所がピンポイントなのと、今まで感じたことのない痛みで変に思い、同居人に
「なんか、凄い胸元が痛いんだよねー」と話す。すると
「えー、ゴロゴロしすぎて筋でもやっちゃったんじゃない?」と薄ら笑いされた(結婚20年を超える嫁が筋違うと面白いらしい)
「でもね、筋って感じじゃない気がするんだけど」と場所を説明したが
「じゃー、寝ぼけてぶつけたんじゃないの?」と軽く返された。
「うーん、寝ぼける程寝てないよ。しかも咳が酷くて睡眠不足だからうたた寝ばっかりだしなー」
「もう寝るじかんだし、湿布貼ってねたらいいんじゃない?」
「そうねー、なんか骨と皮しかない場所だから湿布効く気がしないけど、そうするよ」
そんな訳でその夜は痛みを我慢しながら過ごし、我慢しながら眠りました。
翌朝、痛みは消えることなく湿布も効いた感じがしない上に痛みは一切消えてなかったので、凄く不安になり朝食をとっていた同居人に
「やっぱり痛いんで、今日整形外科いってみるよ」というと
「そう、でもたいした事ないと思うけど、気になるなら診てもらいなさい」と言われた。
冷たい様に感じるが、長年の経験で同居人は私の咳発作の強弱も結構みており、今までもっと酷い咳発作が何度もあったので、それと比べると今回はさほどでないと感じていたのだろうと思います。実際私も発作としてはもっと酷い時があったので、まさかと思ったのは確かですし。
結局、過去ヘパーデン(数年前発症しました)やぎっくり腰や肩の炎症(四十肩ってやつです)で通ったことのある、整形外科へ行きまして。
事情を話しましてレントゲンとってもらいましたら
「ココ、ですねー。折れちゃってます」と幹部レントゲンを見せてくれました。素人の私でもわかるくらい亀裂がはいってました(><。
「これは痛いでしょうねー、折れてますから。湿布も効きませんね」との事。
ですよね、湿布は効きませんね(^^;
思わず
「主人が大げさだなーっていうんですよー」とちょっと膨れ気味で言ったら
「外からみても腫れたりしてませんし、レントゲンでわかる感じだから仕方ないですよ」と優しいフォロー、良い先生です。
でも、対処としては自然につながるのを待つだけらしく、激しく運動はできないものの、日中の注意は「咳をしない事」だけだそうで、今までの花粉と喘息の薬を続ける以外に咳止めなどを追加する必要があるとの事で、ホームドクターに相談するかこちらで処方もできますとおっしゃる。
「咳は、1回2tの力が肋骨にかかるんですよ、咳発作はそれだけ肋骨に負担がかかります、骨折を早く治すためにも咳はとめましょう」との事でした。
喘息になった時に、咳で骨折する事があるとは聞いたので、いつかあるかもとはおもいましたが、骨折ってしたことなかったので、ボキッとかゴキッとか音がするものだと思い込んでて、急に胸部に痛みが出て何をしてもそれが痛いんで、まさか骨折?とは頭をよぎりつつも、いやまさかねと思い込んでしまいました。音しなかったなー本当。
痛み止めは、以前もらったカロナールが大量に(歯科や整形外科で処方されるが、痛みを感じても我慢できる性質なので、いつも余ります)あるので、それを飲むのでと断り、咳止めだけ処方してもらいました。近日いつものホームドクターへ行くことになりそうだったので、その時不足の処方はお願いしてもいいかなーと思ったからです。
基本、肋骨コルセットを着用して生活しています。ソフトタイプで就寝時には外すのでそんなに大変ではありません。
咳止めは程よく効き、咳発作はじわじわと数日で止まりました。痛み止めもそれとともに減り数日で不要になりました。
そのころ、どうしても通常処方されている喘息の吸引薬を吸うのが痛くてなかなかできず苦労していたのに閉口し、ホームドクターへ行くことに。
先生もその前の週もその前の週も来ているので、さすがにびっくりされて「実は、咳発作で骨折してしまいまして・・・」と事情を話すと
それは、大変だといつもよりも楽に吸引できる薬に変更し、咳止め以外の必要処方を追加して頂きました。
そこからは、寝起きや前後左右に捻る体勢は駄目ですが、歩いたりはできましたし、座ったりもできるので、何とか生活はできました。
但し、重い荷物の運搬は無理なのと起き上がる事がひとりではできないので、家族に手伝ってもらう感じで、日中も子供たちに色々手伝ってもらいつつ生活しました。洗濯物を干す事はできません、両腕を高く伸ばす事ができないから。花粉対策で8割の洗濯は乾燥機を使っていたのでそれでも問題はなかったです。ただ、ドラム式洗濯機に洗濯物を入れるのはこなせますが、出す時かがめないのでそれは子供にお願いしました。
金柑が長い春休みでたすかった(^^;
炊事はたいていできますが、大鍋(ストウブ27cmは中身なしで4kg位ある)の出し入れや運ぶのは無理。チビなのでかなり腕を上げて移動させたりする体勢になるんで、ガスからシンクへの移動は家族にお願いして、調理だけやりました。
最初の数日は本当に痛くて、調理の後片付けも家族がしてくれて、助かりました(同居人ありがとう!)
1週間程経過して、普通の家事はまあできます。でも洗濯物を試しに干したら痛かった(><。もうしばらく乾燥機のみで対応します。
掃除機もかけられなくはないんですが、テーブル下などをかける時の屈むのがきついので、適当にかける感じでやってます(微妙>m<)
階段の掃除は、掃除機怖いんだよね~コードレスのスティック掃除機あるんですけど、それでもちょっと怖いので、これは本当に適当~もうホコリは見えないふりで。長い棒が怖いんだと思います、不安定な体勢で棒が体にあたったら~って思うのと、今階段の昇降は手すりを使うので片手がどうしても手すりを掴む為、掃除機を片手で操作するのがなんか危険。端から端まで掃除するって思うと凄い時間がかかる・・・・同じ条件なので、ワイパーモップでもちょっとやりにくいんですよね。こちらも適当に見て見ぬふり系ですが、家族は文句いいいません、言うと自分がしないとならないからでしょう・・・・まあそれも優しさって思う事にします。
花粉の症状は随分和らいだのですが、まだあるので油断できません。いつ喘息発作につながるかわかりませんし。
骨折は全治約1ケ月と言われました、まだ2週間もたっていないので、痛みが減っただけですが、最初よりは随分良い気がします。寝起きも工夫すれば自分でできるようになりましたので、朝起きたい時間に自分のタイミングで起きる事ができるのは凄く楽です。
長時間歩いても平気になったし、コルセットのせいか姿勢が良くなった気がします?呼吸もその分楽かもしれません(気道は炎症で狭くなってるけど)
家ではなるべくカウチソファで楽な姿勢で過ごしています、動くのは得策じゃないらしいので、しばらくは仕方ないです。というかゴロゴロスタイルで長い時間過ごすとい形なので、怠け者風で逆にいいかもしれません?
金柑はともかく、恐竜が色々手伝ってくれます、元々お家のお手伝いをするように彼にはいってあるのですが、思春期の男子なので中々抵抗されるようになりまして、それが母の骨折で仕方ないと思うらしく「はいはい、わかりました」的ではありますが、色々やってくれます。
長時間座る姿勢もできるようになったので、こうしてブログも書けるようになりました。
記録として残す感じで記載しましたが、今までよりも簡単に骨折してしまったのかもと気がかりも残ってます。
数年前ヘパーデンだとわかった時に、リュウマチ検査や骨密度測定もしてもらったのですが、その時は特に骨が弱っているとはいわれませんでしたので、気を抜いていたのですが、少し若い感じ程度の数値だったので、やっぱり加齢もあるかもしれないなーと思います。
完治したか確認の際に、ついでに骨密度も測定お願いしようと思います。
4月中旬までかかるかな~もう少し早く痛みが消えるといいな~なんて今思ってます。