そら

「がんばらない」けど「大好きなやりたいことに向かって新しい自分を展開していく」、そんな方へのお役立ち情報と時々ひとりごと

何も考えないってこと

2020-07-23 15:54:00 | 日記



こんにちは、連休の始まり、いかがお過ごしですか?

前回、自己啓発本の話をしましたが、引き続き、それに似たような話をします。

何か、苦しいとき、又は無気力でモチベーションが欲しいとき、本屋やネットで、その時の自分にヒットした本を手にとる、読みたくなります。

私もそのひとりで、苦しいとき、なか救いの手を探すかのように本屋を彷徨うことがあります。

そして、これだ、と定まった本をそれこそ、わらをもすがる想いで読み耽ります。

その中に、ああ、そうか、こうすればこの苦境から脱することができるのかっていう言葉、考え方に出会います。

よし、わたしも僕も、そのやり方で乗り越えるぞ、人生を好転させるぞ。

そこには、具体的な最終イメージを持つ、アファーメーションする、ミッションステートメントを作り、毎日、自分に言い聞かせる、などの具体的方法が書いてあり、その時から努力が始まります。

でも実はかなり無理して、自分の心に言葉や考え方を当てはめてストレスが蓄積し始めているのに、最初の数週間はうまくいっている気がします。だけど、そのうち、その、魔法みたいな自分への言い聞かせが薄らいできて、残ったのは、蓄積されたストレスに加えて、諦めてしまった自分への苛立ちや自己否定感です。

そして、もうひとつ大きな問題なのは、その考え方や言葉を自分に無理に当てはめてようとすることで、目の前の、現実に自然に向き合えなくなっている自分、色々な自然な感情を感じられなくなっている自分になっていることです。

実は、私はこれを幾度となく繰り返してきて、本当の意味で目の前の出来事や出会いに正対していなかった、本当の意味で生きていなかったのではないかといつも思うのです。

怖れが強く、失敗回避の癖があり、つい、他の成功者の成功パターンをことばや考え方で自分に当てはめて失敗せずに楽して成功しようとする、だけど、そこには、徒労感、自己否定、諦めなど、マイナススパイラルに入る要素しかないと思っています。

でもつい、そんな状況に陥ってしまさとき、何か目の前のことに集中して取り組むことが一番の救いで、それは、散歩でもいいし、サイクリングや読書、楽器演奏など、なんでもいいと思うのです。

とにかく、その考え方や言葉から離れてみる、一歩引いてみる、自分の心について何も考えない、そんなことを、自分は凄く求めているんだと、実際やってみて強く感じるのです。

失敗してもいい、笑われてもいい、本当に小さなことでいい、言葉や考え方ではなく、実際に何か無心でやってみる、前に進める何かをやってみる、その体験の中にだけ、本当の生きる喜びは存在すると思っています。

この連休が皆様にとって素敵な時間、思い出になります様に。

自己啓発本に書いてあることじゃなかった

2020-07-15 22:33:00 | 日記
こんにちは。

先日、とうとう50歳になりました。

人生って、何をやってもやらなくても、ただ時間だけは過ぎていく。

今更ながら本当にそう思います。

私の場合、若い時から、自己啓発本たくさん読んで、そんなふうに自分を良くしていこう、笑顔が良くて、思いやりがあって明るく楽しい人になって、人気者になって、お金持ちになって。

本当にそうなりたかった。

その本に書いてあることをたくさん実践もしてみた。

なんか、でも続かなかくて気がつくと、その本は本棚に収まり、また新しい自己啓発本と友達になりました。

その本を読んでいるときは、何か、こうすれば、うまくいく、これだったんだ、みたいな発見の喜びと希望に満たされました。

でも、大概はそれだけだった。

いまでも、何か苦しいとき、つい、そういった感覚に浸りたくて、また本屋やアマゾンを探すこともあります。

でも、これまで生きてきて、やっぱり一番のコレだなって思う体験は、人に好かれることや人気者になることでなくて、素の自分で、何も取り繕わない自分で、誰かと話が出来たとき、心が通った時だとはっきりと感じています。

そうさせない自分は、変なプライドを持っていたり、自分のあり方、生き方、どう相手から見られてるか、とかで、頭がいっぱいだったりします。

年長だからとか、上司だからとか、そういったプライドは捨て去る、自分を良くする方法論を捨て去る、少しずつでもいい、素の自分に回帰していきたいと思います。

最後まで観て頂いてありがとうございました。