native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-05(lab)】8割方大丈夫。-快適な小さい家-

2017-05-20 10:23:09 | ministock-05(lab)
昨日から地盤改良工事が始まりました。
そして、その日の早い時間帯に終わりました。

さすが小さい家。

と、


広い土地。


と、


青い空。





新芽の緑。



広々としていて、爽やかぁな現場です。


西区でも比較的地盤がいいと言われている地域なんですが、地盤調査したところ、5か所測定したうち、1か所だけやや地盤の悪い場所がありました。

辺り一帯は地盤がいい地域だし、5か所の内、4か所はいいんだから改良はいらないでしょ。





とは、思わない。




想像だけすると、そんなことを思っちゃうんですが、想像するのは意匠デザインのみ。
住まいは想像力も大切ですが、計算の裏付けの上に想像を載せないと、ただのアートになってしまいます。

アートは芸術家にお任せします。



そこで調査した場所に建物の荷重を載せた計算をすると、5か所の内、4か所は当然沈まないんですが、1か所だけ3cmほど沈む計算結果でした。

1か所だけ沈む。



つまり、建物が傾く可能性があるってことです。
均一に沈めばある意味問題ないのに。


という事で、地盤改良を行う事にしました。


どんな?


その地盤や土地に適した工法で、一番コストが安くなる工法でなければいけません。
そして、その工法が得意な施工店に見積もり依頼をします。

この「その工法が得意な施工店」がポイント。

しょう油らーめんしかないラーメン屋で味噌ラーメン頼む人はいません。
在来工法の工務店さんにツーバイフォーを頼まないし。

やるよって言われても、不安じゃないですか。

ちなみに私の得意分野は「小さい家・狭小住宅
見た目的には、言葉で表現できないので、ホームページの設計集で感じていただけると幸いです。
もちろん、それ以外の設計をやれと言われればやりますが、私よりも上手な方はたくさんいます。
その代わり、しつこいですが小さな家は得意です!


話を戻しまして、

地盤補強も表層や柱状改良、杭工事などに大きく分類されて、そこに幾通りもの工法(認定工法など)が存在します。

その中で地盤改良の施工店も得意というか、できる工法とできない工法がありますので、その地盤にあった工法を選ぶという事は、その地盤にあった施工店を選ぶという事になります。

今回は柱状改良を選択。
地盤調査してくれた施工店さんにそのまま工事をお願いすることになりました。

なんと、毎回調査をお願いしているのに、工事をお願いするのは初めてという。

逆を言えば普段、調査会社と施工会社が別という事です。
原則として、調査に対する責任と施工に対する責任を分割しているから。

私が設計の責任を持ち、施工の責任を工務店さんにお願いしているのと同じという事になります。

来週から基礎工事です。
お客様の代理人として、工務店さんの工事をチェックしてきます。










コメントを投稿