いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

北ア蝶ヶ岳(2677m)

2015-08-17 | 登山
お盆休みを利用して1泊で蝶ヶ岳へ行ってきました。

初日は上高地から徳沢までの水平歩きだけです。


上高地のバスターミナル横の上高地食堂でゆっくり朝食を取った後、写真を撮りながらまるでほとんど散歩のペースで時間をかけながら盛夏の上高地を徳沢へと進みます。


本当は上高地の裏山の六百山に行く気だったんですが、この時期は虻とダニが多いなんてどこかのサイトに書いてあったので、急に行く気が失せてしまいました。(根性なしですから)


この時期の上高地はトレッカー、ハイカー、ツーリストとさまざまな人であふれています。

気になったのは学生の体育会系山岳部のような集団。なぜかいつも2年生ぐらいの山女子(山ガールという雰囲気ではありません)が必ず先頭で男子を引っ張ってる。もちろんリーダー格の男子が一番シンガリですが。


懐かしの下又白菱型岩壁。 初めて本チャンで落ちたところ(笑)

徳沢には12時すぎに到着。


徳沢園でテント宿泊の申し込みをして広場の中央にテントを張りました。 曇りなのでテントの中はそれほど暑くもならず、今日は昼寝をしたり、お茶を楽しんだりでまったりと過ごしました。


ここのソフトクリームおいしいです。

翌日は5時半出発で長塀山経由で蝶ヶ岳へと向かいました。


穂高のモルゲンロートがすばらしい。実物は写真よりずっと赤く染まっていました。


緩やかな登りで急登箇所はありませんでしたが見晴はきかない樹林帯の中のコースです。


約3時間で長塀山に到着。

ここからは緩やかな登りとなります。


途中池塘(妖精の池)がありました。


森林限界を超えると青空が広がります。あそこが山頂か?


蝶ヶ岳ヒュッテが向こうに見えます。


見えなかった穂高がやっと視界に入った瞬間、息を飲みました。

ああ、すっ、素晴らしい!


最高の景色です。槍ヶ岳もはっきり見えます。


蝶ヶ岳の山頂です。


蝶ヶ岳三角点はあそこかな?


常念岳は残念ながら少し雲がかかっていました。


下山途中の「なんちゃって槍見台」からみた前穂高と奥穂高


やっと横尾まで下ってきました。

後は徳沢でテント撤収して上高地までの遊歩道歩きです。


明神からみた2263峰です。 昔はよく明神岳に通ったものです。

もう少しです。




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金草岳(1227m)

2015-08-04 | 岐阜、西濃の山
冠峠から金草岳、冠山を続けて登るつもりでしたが。

福井県との県境に冠峠がありますが、今回徳山へは道路が整備された揖斐川沿の道路からではなく根尾から馬越峠を越えて徳山に入りました。 

昔若かった頃、もう40年も前ですが当時は自分の車もなく徳山へは根尾からバスで馬越峠を越えて徳山に入り、そこから歩いて冠山に登りました。今から思えば徳山は隔絶された山村で、大雨などで馬越峠もよく土砂崩れを起こし徳山入りは最悪すぐ帰れない可能性がある辺境の地でした。

そして現在の冠山は人気のハイキングコースになっています。


冠峠少し手前あたりから見た冠山はなかなかピラミダルな山様がすばらしいです。

まずはちょっと遠いほうの金草岳から登ります。

峠はすでに1050mです。


朝いちばんは雲海が綺麗でした。


歩き始めてすぐの小ピークを越えたところから見える金草岳


峠から小ピークを経てからいったん下って檜尾峠(958m)に到着します。


うっかり通りすぎてしまいそうな白倉岳から金草岳がすぐ前方に見えます。

山頂は笹薮が刈り取られていましたが、周りの笹が邪魔をしてそれほど遠望は利きませんでした。


それより今日は天気が良くて暑くて仕方がありません。

誰もいないので上半身裸になっていましたが、木陰がほしいところです。

そうそうに切り上げて冠峠へ戻って冠山へと進みました。

ところが下り1時間を過ぎたころから急にへばってきました。

どうやら日射病らしく、登山道の木陰の場所で息を整えても、体が熱っぽくてフラフラします。

水分補給しながらなんとか冠峠へ戻ってきました。

今日はとてもこの後冠山へ行く気力がわきません。

ちょっと残念ですが冠山は以前にも登っているので本日は金草岳だけとしました。







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美濃釜ヶ谷山(696m)

2015-08-02 | 岐阜、西濃の山
奥美濃の日永岳へ行くつもりが、先日の豪雨で道路が不通となり、急遽引き返して途中にある釜ヶ谷山に行きました。

ヒルで有名なこの山は雨上がりの今日は相当ヒルも出ているんじゃないだろうか?


やっぱり登山口にこんな看板が。

実際歩き始めると足元でヒルが鎌首を持ち上げて獲物を待っているようです。

とりあえず立ち止まらないように気を付けて、苦しいけれど速足で歩きます。

谷筋から少し離れて尾根道に出てくればヒルはぐっと減るでしょう。


途中にある奥ノ院です。


山頂までは1時間ほどです。


山頂の小屋はなんか入口が朽ちていてあまり利用はされていないのでしょう。

休憩の後はいったん北側の尾根に入り大きく回り道をするような やまびこコースをとりました。


下山途中にある「イネギの大杉」です。樹齢400年とか。

やまびこコースはいくつかの小ピークがあり、距離的にも登りに使った奥ノ院コースより長いので下山のほうが少し時間がかかってしまいました。

伊自良湖まで下ってきたところで首筋にヒルを一匹発見。 上から落ちてきた?のでしょうか。

自宅に帰って風呂場でシャワーを浴びたとき背中に2匹のヒルを発見。 着ていたシャツは赤く染まってました。

ヒル注意の看板に偽りなしですね。
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