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蒼井上鷹「九杯目には早すぎる」

2006-11-15 | あ行の作家
休日に上司と遭遇、無理やりに酒を付き合わされていたら、上司にも自分にも



まるで予期せぬ事態が―第26回小説推理新人賞受賞作『キリング・タイム』を



始め、第58回日本推理作家協会賞・短編部門の候補作に選ばれた『大松鮨の奇妙



な客』など、ユーモラスな空気の中でミステリーの醍醐味を味わえる作品の数々。



(Yahoo!ブックスより)




では感想です。




ちょっと何・何?? この予想を大きく裏切られる展開の数々は!!




短篇とショートショートで出来たミステリーです。注目の新人作家のデビュー作



にしては大満足♪




しかもけっこうシュールでブラック。




伏線がよく練られており、裏の裏をかかれました(笑)




ミステリー好きの蓑田は、彼女の友人から夫の浮気調査を頼まれる。尾行した夫が



奇妙な行動をとる『大松鮨の奇妙な客』。



おぉー! 短篇でもここまで面白くできるのか。どきどきはらはらしちゃいました。



時にはじんわり怖かったりもします。



ショートショートは少しのヒントで読者をうまく導いていますね。



『私はこうしてデビューした』なんて怖いんですけど笑えます。面白い。



で...どうなるのって感じです。東野圭吾の作品に主人公たちの設定で似た



ものがあった気がするのですが、彼の作品でも騙されましたが、こちらはさらに



ひとひねりってやつです。きっと騙されちゃいますよー。



人の話を聞かない癪にさわる人を描いた『タン・バタン』など、ショートショート



でイマイチなのもあるけれど、なかなかの作品でした。面白かったです。



装丁も良いです。



もうすぐ新作『ハンプティ・ダンプティは塀の中』が発売になります。5点中3.7点



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
2冊目は (BEE)
2006-11-16 11:12:27
こんにちは。
私はこの作品を新聞の書評で知り、
早速読んでみたのでした。
処女作にしてはよく出来ていたし、
その作風も気に入ったので
2作目も勇んで買ったのですが、
これはNGでした(笑)
で、つい最近3作目が出たので
恐る恐る読んでみたら、
これはGOO!でしたよ~。
1作目と3作目は限りなく似た感じです。
もう4作目が上梓されるとは!
驚きです~。
返信する
NGとは... (naru)
2006-11-16 19:58:42
BEEさま
こんばんは。
なかなか注目の作家さんですよね。
主人公が右往左往したりする姿や
皮肉な結果が面白かった。それに
すっかり騙されちゃいました。
なんと2作目はNGですか!!(笑)
3作目は図書館で予約しちゃって
ます。楽しみ♪です。
4作目は今まで出版されていない
東京創元社からで値段は1680円。
出版社結構力入ったりしてると
思いません??
返信する
ということは (BEE)
2006-11-17 14:38:35
東京創元社からということは
もしかしてミステリフロンティア
シリーズかしらん♪
好きなシリーズなんですが、
当たり外れが大きいのも特徴かと(笑)
きっと買ってしまうだろうから
どうか当たりでありますように。
返信する
たぶん... (naru)
2006-11-17 21:13:12
ミステリフロンティアシリーズ
と言えば「配達あかずきん」
ですね。
えっ...当たり外れが大きいの
ですか(笑)『九杯目...』と
違って値段が高めなので当たり
だと良いのですが...。
一種の賭けですな!!!
返信する

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