思い出したくないことなど

成人向き。二十歳未満の閲覧禁止。家庭の事情でクラスメイトの女子の家に居候することになった僕の性的いじめ体験。

奉仕する日々

2008-03-01 09:22:05 | 6.女子はたくらむ
 平穏な日々を送っていると、あの夜の出来事、玄関の土間で自分のおしっこの混じった夕飯を四つんばいのまま、手を使わずに食べさせられた夜のことなどが不意に生々しく思い出され、その時には感じられなかった精神的な苦痛、屈辱感で胸が苦しくなったり、頭が痛くなったりするのだった。
 あの夜、僕はY美から玄関の土間で寝るように言いつけられた。もちろん素っ裸のままでだ。Y美は、首輪のリードを玄関の靴棚の取っ手に結び付け、僕が家に上がれないようにすると、大きな欠伸をした。雪ちゃんたちのお母さんが迎えに来て、僕は雪ちゃんたちのお母さんにまで恥ずかしい姿を見られてしまった。Y美とおば様は、雪ちゃんたちを門まで見送って戻ると、玄関の土間でおとなしく正座している僕を無視して、さっさと家に上がった。
 僕はその夜、玄関の土間に素っ裸の身を横たえ、首輪をしたまま犬のように眠った。

 普通に服を着て学校に行けるようになったのは、その翌日からだった。家に帰ったら制服を脱いでパンツ一枚にならなければならなかったし、トイレも家の中のものは掃除するだけで使わせてもらえず、相変わらず外のトイレ小屋で用を足していたけれども、とにかく家の外にいる時は、制服をまとい、裸足ではなくきちんと靴下に靴を履いて歩くことができた。
 一糸まとわぬ格好で長い時間を過ごしていたので、服を着て自由に外を歩けることがとても有り難く感じられた。靴を履いていれば石を踏んでも痛くないし、アスファルトの熱でひりひりすることもない。
 普通の中学一年生としての生活に戻った僕は、しかしいきなり困った事態に直面した。期末試験が間近に迫っていたのだ。僕はこの家におば様の好意で住まわせてもらっている。僕の親はY美の家にたくさん借金をしているのに、おば様は僕の母親に住み込みで働ける職場を紹介してくれたし、僕を無料で預かってくれた。だから僕は掃除や洗濯など、出来るはことはなんでもしなければならないし、おば様はもちろん、Y美の言いつけにも従う。ほんとはこの家から出て行きたいのだけど、そんなことをしたら、おば様は母親にどんなひどい仕打ちをするか、分かったものではない。父のいない僕にとって唯一の肉親である母親のことを思うと、ここは僕が耐えるしかないのだった。
 そういう奴隷のような状況にいるので、この家で自由になる時間は夜十一時を過ぎてからが普通で、もっと遅くまでY美にいじめられることも少なくなかった。だから学校の勉強をする時間なんて、ほとんど無いに等しい。授業中もめっきり集中できなくなった。家の中では唯一着用が許されているパンツを脱がされ、Y美やおば様の前でオナニーさせられたり、おちんちんを前後左右に揺する踊りをさせられたり、毎晩のように恥ずかしいことをさせられているので、昼間はどうしてもぼんやり過ごしてしまう。勉強に身が入らなくなったのは、当然の成り行きのように今になってみれば思える。
 ほとんど勉強らしい勉強ができない僕の奴隷生活は、当然のごとく学力の著しい低下をもたらし、それは、期末試験の結果に如実に現れた。学校の担任は無気力な人で僕をはじめ生徒にはあまり関心を持たないので、春には上位を占めていた僕の成績が急落したことについても、格別驚いたりはしなかったけども、小学校時代から僕を知っているクラスメイトは、平均以下の点数が大きく記された僕の答案を覗き見て、露骨に憐れみの冷笑を浮かべた。が、それ以上にショックだったのは、僕とは対照的にY美の成績が向上したことだ。僕がトイレに監禁されている間にY美は学習塾に通い始め、その効果がたちまち点数となって返ってきたのを、Y美とおば様が夕食時に喜び合っていた。
 食卓の横にパンツ一枚で正座させられている僕の前に、Y美と僕の答案がそれぞれ並べられている。五教科の試験のうち、僕の点数がY美に優ったのは一つもなかった。Y美は勝ち誇り、僕にパンツを脱ぐように命じると、僕を素っ裸のまま起立させた。もちろん、おちんちんを隠すことは許されない。
「これではっきりしたでしょ。お前は肉体の面でも知力の面でも、私には敵わない。一生私の奴隷になるって誓いなよ。服従しますって言いなさいよ」
 見慣れている筈の僕の体を、まるで初めて接するような興味しんしんの目で頭のてっぺんから爪先までじろじろ見ると、Y美は僕に土下座を言いつけた。僕が土下座すると、おば様がY美と僕の、特に点数差が大きかった数学の答案を突きつける。この点数差をじっくり確認しながら服従の言葉を述べなさい、という意味なのだろう。僕は平静を装って、奴隷の誓いを口にした。不意に涙がこぼれた。

 Y美に学習塾へ通わせたのはおば様だった。Y美が学習塾にいる間、おば様は会社から一旦戻って家で夕食の支度などをする。だが、夕食の準備の前に、床の雑巾掛けや窓拭き、トイレ掃除などをしている僕を、おば様は寝室に呼びつけるのだった。
 夕暮れの淡い光線が射し込む寝室で、僕はおば様に奉仕をする。寝室に入る前にパンツを脱いで全裸になると、おば様の爪先から舌を這わせる。足の付け根まで到達すると、今度は反対の足の爪先から舐め始める。おば様が洩らす声に合わせて強く吸ったり撫でるように吸ったり、息を吐いて唇を震わせるようにして吸い付いたりする。おば様の耳のあたりに温かい息を吹きかけるのも忘れてはならない。
 口を使ってブラジャーのホックを外すのにも慣れてきた。おば様の、まだ弾力を失わない乳首を吸い、軽く噛み、舐める。手を使って愛撫することもあるが、秘所に触れることは禁じられていた。その部分は、絶対に舌でなければならなかった。
 一度誤って股間の陰毛の奥の、じゅくじゅくする部分に指が触れたことがあった。おば様は僕をベッドから突き落とし、僕のお尻が真っ赤に染まるまで叩いた。「自分の身をわきまえなさい」と、激昂して僕の脇腹を蹴り上げた。床に落ちて震えている僕におば様がやさしく声をかけ、ベッドに上がって愛撫を続けるよう催促する。
 仰向けのおば様が足を広げて、下着のからまった足首を耳元まで到達させた。僕は縮れた黒い毛が密生する部分に口を付け、音を立てて吸う。舌を伸ばして硬くし、ぐるぐる動かす。ストローで氷をかき回しているみたいに。おば様が随喜の声を一際大きく発し、いきなり股で僕のこめかみを締め付けた。僕は腕を伸ばし、おば様の胸を掴み、乳首を指で弾きながら、ゆっくり回した。紅潮したおば様の体が小刻みに揺れ、僕が舌を入れている部分からも声が響いた。
 舌はおば様のお尻の穴にも及んだ。おば様の求めに応じて、僕はどんな部分にも舌を這わせなくてはならない。きゅっと締まったお尻の穴を舌で舐めて、少しずつ押し当て、中の方へ差し込んでゆく。舌の活動範囲はぐっと狭いけども、ぴくぴくと舌が動くだけで、おば様は喘ぎ、ベットシーツに爪を立てる。
 足を下ろしたおば様は、仰向けのまま、口による愛撫の続行を求めた。夢中になって奉仕する僕の股の間におば様の足があり、おちんちんを足の指で挟むのだった。
「こんな、こんな小さなおちんちんで、大人の女を喜ばせられるなんて思うのは、大間違いだからね。こんなのは、足で充分」
 足の指で弄ばれるおちんちんが次第に大きくなるのを感じたおば様が、薄く目を閉じたまま、独り言のように毒づいた。僕は体の向きを変えた。大きくなったおちんちんをおば様に咥えてもらいたかった。おば様は歓喜の声を断続的に洩らすばかりで、一向に咥えようとしない。それどころか、おちんちんの袋を鷲掴みして、引っ張るのだった。秘所を舌でかき回し続ける僕は、痛みに思わず一旦口を離してしまった。
「こら、誰がやめていいって言ったの」
「ごめんなさい」
 体をおば様の体に擦り合わせて、黒い縮れ毛の奥に舌を這わせる。おちんちんの袋から手を離したおば様は、今度はおちんちんの皮を引っ張り始めた。この痛みは袋の時よりも大きい。僕は呻き声とともに「やめてください」と、小さな声で哀願した。
「皮かむりのちっちゃなおちんちんのくせに、一人前に勃起してるなんて、生意気。もっと真剣に奉仕しなさいよ」
「ごめんなさい」
 更に強く吸い、更に速く舌を動かす。なかなかの重労働で、僕の体は、おば様の体に劣らず汗まみれになった。もっとも体を擦りあっているから、どっちがどっちの汗だか判然としないが。やがて、海老反りになったおば様の体から一際大きな叫びが発せられて、ベッドに沈んだ。僕の舌はふやけて、いつもの倍くらいに膨らんでいた。
 レースのカーテン越しに夕日の淡い光が差し込み、おば様と僕の荒く呼吸する音で満ちているこの部屋をピンク色に染めていた。奉仕のご褒美として、おば様がおちんちんを咥えてくれた。魔法にかけられたような気持ちの良さで、小刻みに押し寄せる快感の波に体ががくがく震え、もう一生この人の奴隷で構わないと思わせるのだった。程なくおちんちんの袋の奥から精液が吸い上げられて来て、射精への激しい欲求を覚えると、おば様はふっとおちんちんから口を放した。
「出しちゃ駄目よ。射精を覚えた男の子は、すぐ出したがるけど、出さないで感じることもできるんだから、練習して、なるべく出さないで感じるようにしなくちゃね」
 もやもやした淡い光の中で、おば様は濡れた亀頭を指でツンと突いた。これ以上大きくならない程膨張したおちんちんは、見えない鎖で縛られているかのように悶えている。こっそり自分の部屋に戻って射精するしかないかと思っているところへ、
「勝手に出したら、うんとお仕置きするからね」
 鋭くおば様が目を光らせた。そう言えば、周りは壁に囲まれてマットシートが敷いてあるだけの僕の部屋は、ティッシュもごみ箱もないので、密かに精液を処理することもできないのだった。

 学習塾に行ったY美は、夜の八時過ぎ頃に帰ってくるので、夕飯の準備をしたおば様が会社に戻る必要のない時は、僕を連れて入浴する。一緒にお風呂に入るためではない。僕におば様の体を洗わせるのが目的で、僕の奉仕はまだ終わらないのだった。
 石鹸をおちんちんや胸やお腹に満遍なく塗り付けられた僕は、自分の体のパーツを使っておば様の体を擦る。時には強く体を押し付けるようにして洗って差し上げる。
 これもかなり肉体的に疲れる仕事だった。おば様が自分で洗うのは頭だけだった。
「はい、気をつけ。舌を出しなさい」
 頭のシャンプーを洗い流したおば様が僕を向いて、ボディシャンプーを手に取った。白くて艶やかなおば様の肌からかすかに湯気が立っていた。言われた通り、直立不動の姿勢のまま、舌を出して水平にまっすぐ伸ばすと、
「いい子ね。そのまま、そのままよ」
 そう言って、泡立てたボディシャンプーを舌の上にのせるのだった。びっくりして思わず舌を引っ込めると、たちまち口の中にボディシャンプーが入った。
「舌を引っ込めたら、口の中に石鹸が入っちゃうでしょ。馬鹿ね。ずっとそのまま舌を出しておくのよ」
 おば様は笑いながら、おちんちんを指に挟んで擦った。大きくなると、すぐに指を放す。僕はボディシャンプーにまみれた舌を出して、おば様の目を見ながら、次の命令を待った。おば様は風呂場のタイルの上で四つんばいになると、舌を駆使して、お尻の穴を洗うように命じるのだった。
「そうよ。とってもいい。上手ね、上手」
 途切れ途切れにおば様が言葉を発し、喘ぐ。僕は舌をすぼめて、おば様のお尻の穴に押し付けていた。舌の先っぽを少しずつ中に押し込んで、舌がお尻の穴を抜けない程度に震わせる。その後、お尻の穴の周りを何度も舐め、ボディシャンプーをくまなく塗りつける。唾を飲み込むたびに一旦舌を口の中に引っ込めるので、口の中がボディシャンプーの泡でいっぱいになってしまった。おば様が四つんばいの姿勢で、何度も短く喘ぐ。おば様の喘ぎ声はいつも短く、断続的だ。一つの声が決して長く続かない。短い声の断片が連続して発せられ、時折やや長いのが混じり、あたかもモールス信号のように聞こえることもある。今、その声が風呂場の反響で、幾重にも織り込まれて聞こえ、僕の体に何かを伝えるのだった。それが何かは僕は分からないけども、体は確実に理解している。大きくなったおちんちんを揺らしながら、僕はおば様のお尻の穴から膣まで、丁寧に舌を使って洗って差し上げるのだった。

 週に三回、Y美は学習塾に通うのだが、それは僕がおば様に奉仕する日だった。「夕飯の準備をするため」という口実で家に戻ったおば様に対し、Y美が学習塾へ出掛ける四時から五時半くらいまで奉仕するのだった。三回に一回は、おば様は会社に戻らなかった。そんな時は、僕はおば様と一緒にお風呂に入ることになる。肉体的に疲れるけれども、Y美が学習塾に通う日、ましてや事が終わってからもおば様が会社に戻らない日は、いつしか僕の密かな楽しみにもなっていた。
 夜の八時過ぎにY美が学習塾から帰宅して、夕飯を摂る。疲れているY美のために、僕はご飯や味噌汁をよそったり、おかずを温めたりして、運ぶ。その他にもY美の求めに応じてお茶またはコーヒーを淹れる。Y美は箸が全く使えないので、焼き魚にご飯と味噌汁というメニューでもスプーンとフォークで食べる。
 Y美が「いいよ」と言ったら、僕もY美の向かいに座って食事することができる。それまではずっと給仕しなくてはならない。Y美が食事を終えるまで「いいよ」と言わないことも度々あった。そんな時は、Y美が入浴している間に、鍋に残っている余り物をせっせとかき集めて素早く食べるのだった。特に用を言いつけらていない時も、Y美の側で起立している。「足が疲れて痛いの。足置きにおなり」と言われることもあった。そそくさと四つん這いになって、背中にY美の両足か置けるようにする。僕の裸の背中にY美が足を乗せて、悠々と食事をするのだった。
 一緒に食事することが許されるのはY美が上機嫌の証拠で、Y美は僕を相手にあたかも友だちのように学校のこと、学習塾の様子などを屈託なく話すのだった。「ねえ、あの先生どう思う?」と、学校関係の人について、僕に感想を尋ねることもあった。僕が適当に当たらず障らずに返すと、Y美は微笑して、「そうそう」と頷く。話込んで長くなると、おば様が居間に来て、時間を告げるのだった。
「あんたたち、まったく仲のよい友だちみたいだね」
 皮肉を込めておば様がそう言うと、Y美は「そうだよ。仲良しだもん」と開き直ってみせる。僕はY美との食事中、ずっと覚えていた恥ずかしさを改めて強く感じてしまう。いかにこの家の決まりとは言え、僕だけがずっとパンツ一枚の裸で、Y美と友だちのように話しているから。友だちのように、と言っても僕は敬語で話しているけども。

 夕方に会社から戻ったおば様がそのまま会社に戻らない日は、入浴の後で、食事をなさる。その時も僕は給仕係りを命じられる。おば様は僕に一緒に食事してよいと言って下さるが、一度だけお言葉に甘えて一緒に食事したら、後でY美にこっぴどく叱られた。
「私が勉強してる時に、なんで居候のお前がご飯食べてるんだよ」
 憤怒しながら僕のパンツのゴムを力任せに引っ張るので、ゴムが弛んでしまった。手で押さえていないと、パンツが下がってしまう。Y美は面白がって、両手を使わなくては運べない大鍋を食卓まで持って来るように命じる。二日分のシチューが入った鍋をコンロから持ち上げ、食卓まで運んでいると、Y美の期待通り、パンツがずるずると下がる。おちんちんが丸出しになってしまい、Y美は小さく笑った。
「もうそのパンツは使い物にならないから脱いでしまいな。雑巾にするといいよ」
 太ももに絡まっているパンツを足首から抜き取ると、裏口から庭に出て、蛇口の脇にあるバケツに入れた。そのバケツには白い雑巾がたくさん入っているのだが、全て僕の元パンツだ。その夜、新しいパンツを与えられなかった僕は、素っ裸のまま、Y美の給仕を務めた。
 それ以後、Y美はことあるごとに面白がって僕のパンツを引っ張って遊んだ。学校から帰ると、僕は裏口に回って制服、靴下を脱ぎ、パンツ一枚になってから家に上がり、手を洗ってうがいをする。それから風呂掃除、トイレ掃除、窓拭き、廊下の雑巾掛けなどの日課をこなす。Y美は友だちの家に寄り道したり、学校に遅くまで残っていたりして、その帰宅時間は一定していない。早めに帰宅して、Y美が暇を持て余している時は、必ずと言ってよい程、僕にちょっかいを出した。僕が一階の居間の窓を拭いていると、庭でY美が呼んでいる。恐る恐る庭に出て、Y美の前に立つと、
「だいぶ雑草が伸びてきたじゃん。草むしりしてよ」
 麦藁帽の庇をいじりながら、長身のY美が二十センチ以上低い僕を見下ろして、気だるそうに言った。夏休み前の暑い日だった。
「窓を拭き終わってから、やります」
 ぺこりと頭を下げた僕は、いきなり脇腹を蹴られた。
「すぐやるんだよ。言われたら、さっさとやる」
 仕方なくしゃがんで草を毟っていると、Y美が後ろからパンツのゴムを引っ張る。布が裂ける音がして、パンツのゴムが無残にも伸びきってしまった。手で押さえないことには、たちまち足首まですとんと落ちてしまう。僕は片手でパンツを押さえながら草むしりを続けた。なおもY美はパンツを引っ張って、中に草を入れたり、ホースを持ち出して水を掛けたりした。びしょ濡れになって肌に密着したパンツをY美が力いっぱい引っ張ったので、とうとうパンツがびりびりに裂けてしまった。Y美は、もはやただの布切れと化したそれをバケツに投げ込むと、一糸まとわぬ姿に剥かれてしゃがんでいる僕に、しっかり草むしりするように告げて、さっさと家に入った。
 こんな具合にパンツを無くすものだから、僕が密かに鞄の奥ポケットに忍ばせていたお金も、次々にパンツ代に消えるのだった。ある日、隠し持っていたお金がY美に見つかり、没収されてしまった。僕は「新しくパンツを買うことができません、返して下さい」と哀願した。しかし、Y美は聞き入れなかった。この家で僕は、一部の衣類と学校用具を除いて私物を持ち込むことは原則として禁じられている。お金なんかとんでもないという話だった。僕があんまりお金にこだわるので不思議に思ったY美が理由を尋ねる。僕は正座したまま、少し迷ったが正直に言った。今穿いているパンツが最後の一枚だと。Y美は、腹を抱えて爆笑した。
「そうかそうか。道理でね。お前が濡れたパンツを穿いている理由が分かったよ。風呂場で手洗いしている時はとにかく、乾かしている間もずっと素っ裸でいるのが嫌だったんだね。たった一枚のパンツを大切に、こまめに洗いながら穿いているなんて、感動的だね。笑えるよ」
 どういうことでY美が大笑いするのか未だに読めないのだが、この時のY美は、だらだらといつまでも笑っていた。笑いながら、あろうことか、僕の最後の一枚のパンツに手を伸ばして来た。
「やめてください」
 必至にパンツを押さえて抵抗する僕に上から覆い被さり、Y美がパンツのゴムを握って、ぎゅうっと引っ張った。
「やめてください。最後の一枚なんです。お願いです」
「最後の一枚だからこそ、面白いことしようよ」
 適当なところで引っ張るのをやめてくれたおかげで、パンツのゴムはそんなに伸びなかった。しかし、Y美の手には鋏が握られていた。抵抗するとおちんちんを切ると脅かされ、僕は命令通り両手を頭の後ろで組んで起立した。Y美がじょきじょきと音を立ててパンツに鋏を入れる。穴をくり抜き、おちんちんが露出してしまった。更に鋏は後方に回り、お尻の部分を切り取ってゆく。
「これでよし。台所の片付けをしてきなさい」
 Y美にお尻を叩かれ、僕は両手でおちんちんを隠しながら階段を下りた。前と後ろの布は全部切られ、両脇の部分も星型に切り抜かれていた。これでは全裸も同様だった。僕が台所で半べそをかきながら食器を洗っていると、ソファに寝そべってテレビを見ていたおば様が半身を起こして僕の方に首を回し、お茶を淹れるように言いつけた。僕が片手でおちんちんを隠しながらお茶を運ぶと、
「どうしたの、そのパンツ。おちんちん丸見えじゃないの。あらやだ。お尻なんか全部出てるじゃない。可哀想に。またY美にいじめられたのね。もうそんなパンツ、穿いていても仕方ないから、脱いでしまいなさい」
 そうは言っても今の僕が唯一持っている身を隠す布がこれだった。脱げと言われてすぐに脱げるものではなかった。ためらっている僕に苛立ったおば様は、ゴムを引っ張って千切り、強引に僕からパンツを奪い取ってしまった。
「庭のバケツに入れて、雑巾にしなさい」
 白い布切れをぽんと僕に投げ渡すと、おば様はテレビの方に向きを変えて、もう僕にはそれ以上話し掛けなくなった。

 翌朝、学校へ行く直前、庭に出る。そこでY美から制服と靴下と靴を与えられる。普段だったらパンツ一枚の姿で、Y美に向かい、地面に手をついて服を与えられたお礼をするのだが、昨夜、最後のパンツを破られているので、僕は全裸のまま礼を述べて、服が入っている盥に手を伸ばした。そこには、当然ながらパンツがなかった。一時期、衣類一切をY美に没収されたので、もしかすると、Y美の管理している僕の荷物の中にパンツが一枚混じっているかもと期待していたのだが、あっさり裏切られたようだ。僕はパンツ無しで直接ズボンを穿いた。
 学校では、体育の着替えをトイレの個室でしなければならない以外、特に不便な点はなかった。問題は、家に帰ってからだった。裏口の前で着ている物を脱いで盥に入れ、パンツ一枚になってから家に上がるのだが、今はそのパンツが無い。最初の日、少なくとも一枚の着用は許されているのだからパンツがない今は、ズボンだけ穿いていても問題ないだろうと判断して、ズボンを脱がないで家に上がったことがあった。たちまちY美にとがめられ、往復ビンタされ、Y美の目の前でズボンを脱ぐ羽目になった。全裸になった後、罰として庭の草むしりをさせられた。
 夕飯の手伝い、給仕などの日課を素っ裸のままこなす僕を、Y美がぼんやりと見ていることがよくあった。時々くすっと笑い、
「小さくても、よく揺れるおちんちんだね。きっと軽いんだね」
 小指をぶらぶらと揺らして見せた。

「いつも素っ裸じゃ可哀想だから」
 ある夕方、おば様がパンツを買って来てくれた。五枚パックの白いパンツ。僕は礼を述べ、早速手に取ってみた。なんか、小さい。袋を見ると、小学校低学年用と書いてあった。窮屈で、おちんちんの向きを間違えると外に出てしまう。ぴっちりとしていて、Y美によると、お尻が半分出ているとのことだ。
「ごめんね。サイズ間違えちゃった」
 愉快そうにおば様が笑った。


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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-03-01 12:48:35
とうとうノーパン!どんどんハードになってきますね
キャラ追加 (naosu)
2008-03-01 20:03:43
コメント、ありがとうございます。
この回から新しい展開を予定しています。
このカテゴリのメインのお話。
新しいキャラ(同じクラスの女子)が登場しますので、
懲りずにお付合いいただければ幸いです。
更新が滞ったりしますけども、どうぞよろしく。
Unknown (マッコイ)
2008-03-02 07:46:15
 新しいキャラ(同じクラスの女の子)にも陰険なセリフを期待してま~す
マッコイ様 (naosu)
2008-03-06 06:49:02
ありがとうございます。
これからもいろいろと露出させられます。

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