この時期に別府へ行くもうひとつの目的は、Mさんの妹夫妻が栽培されている臼杵の甘夏の山まで出かけて無農薬の甘夏をもぐことでした。28日朝から高速道路で1時間足らず、今年は甘夏が豊作でたわわに実っていました。大きい実だけ取るようにと、贅沢な収穫作業でした。ここでのハプニングは甘夏を積み込んで帰ろうとしたとき、左の後輪がパンクしたのです。でもさすがプロのドライバー、テキパキとスペアータイヤに取り替えて、近くのガソリンスタンドまで走らせ、パンク修理をしてもらい事なきを得ました。よかった。
27日は一日私の行きたいところを優先してくれたので、私は坊がつる、筌ノ口(うけのくち)温泉、ブナの木の山小屋での昼食と希望を出しました。ところが坊がつるは飯田(はんだ)高原の長者原(ちょうじゃばる)から歩いてしか行けないところだったのです。長者原の遊歩道を散歩することで我慢し、寒の地獄を通り、筋湯温泉を抜けて、久住山の登山口、牧の戸峠で30分ほど登り展望台で九州の山並みを満喫しました。筌ノ口温泉は抹茶色の露天風呂、新緑に囲まれてゆったりと入ました。あとはビールを買い込んでブナの木の山小屋へ、この山小屋はMさんの妹の夫君が50年後にはブナの森になるようにブナの木を植えて育てているところなのです。みんなで作ってきたお弁当を肴に楽しいランチタイムのあと、Mさんから近くに地熱発電所がある、見学させてくれるから行ってみるかと誘われ、行ってみました。九州電力の八丁原(はっちょうばる)発電所、11万kw日本最大の地熱発電所なのです。次に混雑が予想される湯布院を避け日出生台(ひじゅうだい)自衛隊演習場を通ることに、ここでは日出生台演習場での米軍の演習に反対する運動の先頭に立って頑張っておられる江藤さんの説明を聞くことが出しました。これもMさんが途中で電話で話をつけてくれて、放牧作業中の江藤さんが駆けつけてくれたのです。