雪傘に 小雨滴り 冬牡丹
望月 萬桜子
今日は小雨模様でございます。
雨なので、仕方なくホームビデオで、『エリザベス』を観まし
た。
一六世紀、カトリック全盛時代にプロテスタントの女王だっ
たエリザベスが、無敵艦隊を誇るスペインのフェリペ2世の攻
撃を跳ね返すという英国の意地がうかがえる物語です。
無敵艦隊といえども、元寇同様に、荒海と嵐に何度も撃退さ
れております。
その意味で、英国も風神ないし海神に守られていたのかも知
れません。
日露戦争を彷彿とさせるものでもございました。
戦争は悲惨な殺戮や病気を伴いますけれど、世の中を堕落
から立ち直らせる試練でもあります。
今の日本は、男も女も、毅然とした精神を失い、輝きを失っ
ているように思われます。
戦争が近いのかも知れません。
堕落が、戦争を呼び寄せるのです。
毅然としていましたら、そう簡単に武力による威圧はできな
いものでございますからね。
チャイナやコリア人からまで馬鹿にされている日本政府って、
一体何んなのでございましょう。
エリザベス女王やサッチャー首相のような毅然とした女性も
また、日本を率いる地位にはありません。
堕落した民主主義ということではないでしょうか。
少し、情けなく、腹が立って参りました。
那の国・万葉・歩き旅