今年の4月に消費者庁の「機能性表示食品」制度というのがはじまりました。
このことは以前にこのブログでも紹介させていただきましたね。
4月から届け出が開始され、先週末に第一号の商品が発売されました。
16日にはキリンビールの「パーフェクトフリー」という商品が
「脂肪の吸収を抑える」などをうたったノンアルコールビールとして発売されました。
「機能性食品制度」というのは、「医薬品ではない、食品や健康食品でも届出が受理されれば
健康な人に対して決められた範囲で効果効能を書いてもいい」というものです。
※エビデンスと言われる効果効能の根拠となるものを提出したりします。
ずいぶん前からある「特定保健用食品(トクホ)」と大きく違う点は、
業者の「届け出」なのか
政府の「審査」なのかというところ。
トクホは、政府が審査するため、取得するのにかなりの時間とお金がかかります。
今回の「機能性表示食品」の場合は、あくまで業者の届出なので
効果などについて政府がお墨付きを与えているわけではありません。
とはいえ、このような制度ができたというのは、
「どんなに良い成分が含まれていたとしても健康食品は効果を書いてはダメ!」
ということに矛盾を感じている人が多いから、なのかもしれませんね。
ちなみに、この「機能性表示食品」、疾病(病気)の人を対象にした効果を表示することはできません。
あくまでも健康な人が対象だということですね。