南湖神社創建95周年記念事業として
旭堂南湖(きょくどうなんこ)という上方の講談師さんをお呼びして、独演会を行うことになりました。
白河では生で講談を見るという機会はありませんから、旭堂南湖氏のお名前は存じ上げないという方がほとんどかもしれません。
実は、旭堂南湖氏は上方講談界では若手を代表する存在でして
伝統的な講談はもちろんのこと、オリジナルのユニークな作品も次々に意欲的に発表して講談の魅力を広める活動をされたことが評価され
今から5年前の平成22年には文化庁芸術祭新人賞を受賞されています。
で、そもそもなんでこの方のお名前が南湖?と思われたかもしれませんが
単なる偶然です。
落語家さんにしても講談師にしても、師匠から名前をいただきますよね。
旭堂南湖氏の師匠は三代目旭堂南陵氏((無形文化財保持者・2005年死去)なのですが
南湖氏が滋賀県出身ということで、日本一の湖・琵琶湖にちなんで「南湖」という名前を頂いたのだそうです。
インターネットが普及し始めたころ、「南湖」という単語で検索をかけたことがございまして
その時に「旭堂南湖氏」の存在を知り
これも何かの御縁があったのでしょうということで、以来やり取りをさせていただいておりました。
そして、南湖神社創建95周年という節目に、ようやく白河にお呼びすることがかなったわけです。
南湖氏、初めての白河ということで非常に楽しみにしておられるようで
なんと、新作を引っさげてお越しになるようです。
このような、またとない機会ですので
ぜひ皆様お誘い合わせの上お越しください。
なお、チケットは南湖神社で1,000円で販売いたします。