山に癒されて…♪

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大峰山脈 大普賢岳東尾根に佇む孫普賢岳:日本岳

2016年11月09日 | 山登り 近畿 大峰山系
2016年11月6日(日) ☁ 大峰山脈奥駈道 日本岳(孫普賢岳)


家を出る頃はまだ高曇の空…
車を走らせていると 次第に明るくなる空は
雨と言う予報を裏切るもの…期待してしまいます

しかし 奈良県に入ると 空には怪しげな雲が広がりだし
白いガスが立ち込め
湿った空気が流れ お山を包んでしまいます…


空は二分されたかの様で
見る方向で全く違う表情を見せています
大気の不安定さがあからさまになっています


病み上がりの体では 雨は堪えます
どうか…雨だけは落ちてこない事を祈るばかりです…


川上村は丁度 山彦まつりでにぎわいをみせようとしています
渋滞を避ける様に 和佐又山ヒュッテへと向かいます




 和佐又山ヒュッテ  和佐又山テン場

和佐又山ヒュッテの広場




積雪時はここがゲレンデになり
親子連れが ソリで遊ぶ姿が見られます
今は落葉と紅葉の入り混じる風景の
静かな佇まいの広場です



 大普賢岳登山口
 



広場に設けた駐車場の右横から延びる階段の道が
大普賢岳への一般道の登山口です



見上げれば見事な紅葉が空を染めます

俯けばさび色の落ち葉が冬を思わせます









明るい日差しが差す中
まずは 和佐又山のコル目指して歩きます



 コンクリートの舗装道路

見返り台地 日蔵上人、行尊大僧正、西行法師の歌碑




見返りの台地につきます その小高い丘上の広場には 
日蔵上人、行尊大僧正、西行法師の歌碑があります

歌碑を囲んだ木々は まだ秋の装いそのままに
見事に色づいた姿で迎えてくれます


その左脇から本格的に登山道へ入って行きます



 登山道





登山道に朴葉が目につきます

無造作に落ち葉…
踏むとまるで冬の足音そのもののように聞こえ
冷たい風が山の眠りを誘うよう…





和佐又山のコル


のんびりとした鞍部のベンチ… 
何とも言い難い雰囲気で 
穏やかな時がそのまま止まっているような…

ゆっくりと寛いでみたいけど
そうも行きません…まだ登り始めたばかりです

ここから 日本岳を目指します
まずは日本岳のコルまで登らねばなりません…



ここから 笙ノ窟までは 
紅葉に色づく樹林帯の尾根道が心地よく
先の不安など感じる所はありません




 無双洞 周回コース分岐 





コルからすぐの所に 無双洞への道が分かれてありますが
今回は素通りして、大普賢岳への一般道を歩きます








色づいた森の様子は 秋深く
もう終盤を迎えてなお染まる葉が 
ヒラリ ヒラリと舞い落ちます



 無名のピークへの階段  ブナとヒメシャラの美林




小さな小ピークの広い尾根に出ると
少し様子の変わります…

ブナ林の中で目を惹くのは ヒメシャラの木です

この辺りは ブナヒメシャラの混在する美林!
ふと足を止めて見入ってしまいます








樹齢何年と言う大木の根は
大地を掴むように張っています…

この時はまだ 歩きやすい登山道を 
美林の姿に酔いながら歩きます


 

和佐又山北周遊コース分岐 



和佐又北周遊コースの分岐と表示された所に着きます



和佐又北周遊コースは 
前の和佐又ヒュッテ管理人岩本開拓した登山道だと
懐かしむようにチチが教えてくれます


帰りはこのコースを通って戻る事になりますが
まずは 左の普賢岳へのコースへと進みます




 笙の窟・普賢岳へ  だんだん大峰らしい木の根の道




紅葉を楽しむ空間が続きます
秋深まり落ち葉も重なり合い
山も深き眠りの準備をしているのでしょう…



 紅葉終盤の山肌  緩やかな登山道  大岩を沿うように…

指弾ノ窟




大岩壁に沿うように歩いていくと シダノ窟にでます


窟は 大普賢岳から東に延びる笙ノ窟尾根
切立った岩壁の基部に開口しており 
その南西基部にある最大の笙ノ窟をはじめとする 
四つの自然洞窟ががあります

その最初の窟が このシダノ窟であり 
残り3つの窟がお目見えする事になります

ここは 修験道の僧侶たちが 
厳しい修行をされる修験場として知られています


その面影とでもいいましょうか…
次第に…
大峰山脈の奥駈道らしい
厳しい姿を見せ始めます




 最初のハシゴ  トラバース  鎖の手すり

和佐又山




和佐又山が見えます
ここから見る和佐又山のきれいな事…
まるで大峰富士のよう…

勝手に呼び名を作ってしまいます




  大きな岩壁に沿って下ると…  朝日窟標識!

朝日窟



二つ目の窟です




 鎖の手すり 




お~ 巨大な岩壁!
その下にぽっかりと空いた洞窟が見えます


 笙ノ窟標識    不動明王様と石清水

笙の窟




ここが4つの窟の中で 一番大きな笙ノ窟

修験道の開祖役行者が籠もって修行をしたと言われており
不動明王様が祀られております
 
その傍らに 石清水が湧き出ている所があり
水の場としても重宝されそうです



   標識 

鷲の窟




鷲ノ窟を少し下って 更に岩壁を巻くように進むと
無双洞方面に下る岩本新道の分岐点を左手にみます

それを見送り 更に進むと道は一気に険しい斜面となり
苔の付いた岩と笹の生い茂る道を登る事に…



  




癒されるのは 色づいた木の葉…

あ~かやきい~ろ~の 
い~ろ~さ~ま~ざ~ま~に~♪


思わず…もみじの歌を口ずさんでしまいます



 大峰らしい標布 

日本岳(文殊岳)西側のコル




倒木の多い 大峰らしい標布を発見します
急な斜面から 鞍部に出る所です


ここが日本岳の西側にあるコルです



これをに行けば大普賢岳

に行けば 大普賢岳の東側の笙ノ窟尾根を通って
孫普賢岳が待ってくれています…



その孫普賢岳こそ 日本岳の事です





チチに連れられて 東側の尾根を目指して いざ出発
笙ノ窟尾根(ショウノイワヤオネ)を進みます



何も知らぬが仏


その言葉がぴったしのコースでした…






コースタイム

8:20 和佐又ヒュッテ駐車場 8:30 → 9:30 笙の窟 → 9:44 日本岳(文殊岳)コル 9:56 → 
10:05 日本岳 1505m 10:15 → 11:05 ひ孫普賢岳 → 11:30 和佐又山北周遊ルート分岐 → 
11:46 和佐又山コル 11:55 → 12:13 和佐又山ヒュッテ駐車場









山行距離:4.98Km
山行時間:2時間25分
所要時間:3時間45分






和佐又ヒュッテ 
 奈良県吉野郡上北山村西原1055-1
 TEL:07468-3-0027

 駐車場利用料金 1日¥1,000





つづく


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (カワjoh)
2016-11-10 11:22:52
おはようございます。
大峰はやはり懐が深いですね。
高曇りの山歩きも趣があって良いですね🎵
今回の山行はnanekobiさんにとっては軽めではないですか!?
大普賢岳はピストンしか経験ないので
周回コースにチャレンジしたいとブログを拝読して
感じました。
ありがとうございます。
返信する
カワjoh様こんばんわ (nanekobi5963)
2016-11-10 23:19:48
本当に 大峰は懐深き山ですね

晴れてもガスっても それぞれに趣があります♪

今回のお山は身体慣らしに良い距離でしたが
決して軽めではありませんでした…
そこはやはり 大峰のお山ですから(笑)

周回コースは面白いですよ
七曜岳から 無双洞もまた
面白かったのを覚えております

ぜひ チャレンジして下さい
そして、お話を聞かせて下さいませ
その日を楽しみにしております♪

コメントをありがとうございます♪
返信する
お早うございます (延岡の山歩人K)
2016-11-11 06:56:58
相変わらず
ハードな山歩きをされますね
でも楽しそう

 >窟は 大普賢岳から東に延びる笙ノ窟尾根の
  切立った岩壁の基部に開口しており 
  ・・・四つの自然洞窟ががあります
凄い光景です \(◎o◎)/
写真の撮り方が上手いので
巨大な岩壁の迫力と 臨場感が伝わりました
自分も
奇岩怪石が 好きなので このようなルートを歩いてみたいです。

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こんにちは‼ (バボ)
2016-11-11 09:39:53
色とりどりのモミジを見ていると、
歌いたくなりますよね~(^^♪

楽しそうなルートですね‼
日本岳って日本を代表するような名前の山があるのを初めて知りました。(^^;
返信する
延岡の山歩人K様 (nanekobi5963)
2016-11-11 10:07:00
おはようございます♪


お褒めの言葉を頂き
とても恥ずかしくも嬉しく思います
ありがとうございます

ここは 修行の場といいますが
圧巻の岩壁です

今回はその屈の上を歩いてまいりました
K様もきっと気に入っていただけるコース化と・・・♪

コメントをありがとうございます「
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バボ様 (nanekobi5963)
2016-11-11 10:08:18
おはようございます

バボ様も そう思われますか?
ついつい 鼻歌歌ってしまう私です♪

ここはきっとバボ様も好きな雰囲気のコースですよ
つづきを診て頂けると嬉しく思います


コメントをありがとうございます♪
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