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おすすめ絵本 新聞

図書館で借りる絵本や本の中から、子供と私が
「これはおもしろい!」と思ったものを紹介していきます。

旅立ち

2019-03-09 22:08:07 | うちの家族
 今日は息子の中学校の卒業式でした。

小さい頃は絵本とブロックが大好きで、天然ボケだった息子は、
ゲームと機械いじりの好きな天然ボケの息子に成長しました。

クリスマスプレゼントにねだられた『サピエンス全史』と『ホモデウス』は、
途中で読まれなくなり、ちょっぴり可哀想…。
続きは私が読むことにします。

ひとつ上の娘は、やっぱり口の達者な女子高生です。
ファンタジー好きの母とは趣味が違いすぎて、ついていけない、、、。

部活や勉強に忙しそうなので、毎月2,3冊、娘の好きそうな本を選んで購入
しているのですが、

「違うんやって~。もっとドロドロしたの買ってきてくれんけ!」

と言われてしまいます。
殺人事件やミステリーでもないと注文がつき、選書に困っています。

本当に子どもの成長は早いものですね。
昔の記事を読み返して、

「懐かしい!あんたの書いとった『まぐろくん』やって!」
「この歌、覚えとる?『目と鼻がイケメン』やって!」

と母がはしゃいでいると、

「気持ち悪いからやめてくれんけ!言われる身にもなってや!」

と叱られました、、、。
娘の純粋な心は、どこかへ旅立ってしまったようです。


 
 同じ記事として扱うのはどうかなと思いましたが、
今年の1月、約10年間癌と闘っていた母が天国へ旅立ちました。

前向きで、ひまわりのような元気な笑顔が素敵な母でした。
64歳という短い人生でしたが、本人はフラダンスに合唱など
病気がわかってからも、習い事を楽しんでいました。

救急車で運ばれて、病院で亡くなるまでの12日間
私も毎日病室に通い、いろんな話をしました。
母が子どもの頃の思い出や、孫たちの部活動の話、好きな番組のことなど、
たくさんたくさん話をすることができました。
とても贅沢で幸せな時間でした。

「しゃあないわいね、寿命やわいね。」

「お父さん、ありがとう。本当にいい人生やったわ。」

「悔しいのは、あんなにたくさん払ってきたのに、年金もらわずに死ぬことやわ~。」

母はこれから訪れる死を恐れずに、笑い飛ばして、
私たち家族の不安を和らげてくれました。

お医者様から、年越しは厳しいと言われていたのですが、
元日には自宅への外泊も叶い、1月5日に旅立ちました。

家族は母の前で何度も泣いていましたが、母は一度も涙を見せずに逝きました。
最後まで残される父の心配をして、、、。

本当に明るく、強い心を持った母でした。


絵本紹介ブログですが、今日は家族の話だけですみません。
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水の生きもの

2016-02-02 22:27:21 | 【わお!】芸術的な絵本
水の生きもの
ランバロス・ジャー
河出書房新社


こんばんは。
今日紹介するのは、インドの工房で手作りされている、
『水の生きもの』という絵本です。

ミティラー画というインドの伝統的な技法で、一枚一枚丁寧に刷られた作品で、
手にとると、絵の美しさに見惚れてしまいます。

数年前に七尾美術館にボローニャ絵本原画展を見に行った際に、
展示されていた一冊です。部門別で優秀賞に選ばれた作品だそう。

先月、司書をしている中学校でも購入しました!
地模様の美しいクリーム色の紙は、わらや布くず、紙くずを混ぜた
手漉き紙だそう。

鮮やかな色使いで大きく描かれた水の生きものには、それぞれ解説が
つけられています。

絵本を作る職人たちは、フェアトレードによって賃金や生活が保障
されているというのも、この絵本の大きな魅力のひとつです。

美術の先生もとても興味を持ってくださいました。
社会や英語の授業で、フェアトレードという言葉が出てきたときに
紹介するのもいいですね。

横に長く、カレンダーのように縦にページをめくっていきます。
縦めくりなので、読み聞かせはちょっとしにくいかもしれません。

小さなお子さんには、扱いを気を付けてみてあげてくださいね。
ビリっと破っちゃったり、チョコがついちゃったりすると、
ショックが大きい恐れありです。


もうすぐバレンタイン・デーですね♪
児童労働ではないカカオ豆で作られたフェアトレードのチョコレートなら、
作る人、売る人、買う人、贈られる人、みんながハッピーになれるはず!
皆さんも、ぜひ一度フェアトレードのチョコレートを食べてみてください。
いろいろな味が出ていますが、どれもちょこっと甘めなので、
ビターもおすすめですよ。
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100万回生きたねこ

2016-01-19 20:28:55 | 【じ~ん】感動する話
100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)
佐野 洋子
講談社


題名が似ていて、頭がこんがらがりそうですが…
さきほど紹介した短編集『100万分の1回のねこ』
のもとになった『100万回生きたねこ』を紹介します。

もう40年近く前に作られた作品ですが、今でも書店で
ベストセラーとなっているなんて、「びっくりぽん」ですね!

【お話】 100万回人生(ねこ生?)を生きたねこの物語。
     あるときは泥棒のねこだったり、サーカス団のねこだったり。
     どの人生でも飼い主のことが嫌いで、自分のことだけが
     好きだったねこ。
     
     でも最後に、白いねこに恋をして、子猫が生まれて、
     初めて他人を愛することを覚えます。
     そして、とうとう、、、。

【感想】 初めて読んで、涙がこぼれました。
     私の年齢とほぼ同じくらい読み継がれてきたお話ですが、
     私がこの絵本と出会ったのは、大人になってから。
     でも、小さい頃に読んでいたら、これほどの感動はなかったかもしれません。
 
     司書をしている中学校では1,2年生を対象に、月に一度くらいのペースで
     朝の読み聞かせの時間がありますが、『100万回生きたねこ』を読んだところ、
     ねこが死ぬ場面でクスクスと笑う生徒が何人かいることに驚きました。
     他のクラスで読んでみても、何人かの生徒が面白そうに笑っていました。

     今の子たちにはあまり響かないのかなとちょっぴり悲しくなりましたが、
     あるクラスでは、ずっとそっぽを向いて眠そうにしていた男子生徒が、

     「あるとき ねこは だれのねこでもありませんでした。」

     という、白いねこと出会う場面で、突然顔を上げて絵本を見てくれたのが
     とても嬉しかったです。
     
     子ども時代にあまり感じるものがなかった人も、大人になって読み返すと
     きっと違った感動が味わえるのかもしれません。

     中学1年の娘に絵本を見せたところ、
     「それ、こないだ学校で読み聞かせされたよ。」
     と言い、
     小学校6年の息子も、
     「俺も、それこないだ図書ボランティアさんに読んでもらった。」
     と言っていました。

     読んだことがある方も、前回紹介した『100万分の1回のねこ』と
     ぜひ一緒にどうぞ♪


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100万分の1回のねこ

2016-01-19 20:02:07 | 絵本じゃないけど、好きな本
100万分の1回のねこ
谷川 俊太郎,山田 詠美,江國 香織,岩瀬 成子,くどう なおこ,井上 荒野,角田 光代,町田 康,今江 祥智,唯野 未歩子,綿矢 りさ,川上 弘美,広瀬 弦
講談社


今日のおすすめは、『100万分の1回のねこ』です。
「あれ?『100万回生きたねこ』の間違いじゃない?」
と思った方は絵本通!

そうです、あの佐野洋子さんの名作絵本
『100万回生きたねこ』に捧げる短編集です。
小さなお子さん向けではなく、中学生あたりから楽しめる作品です。

100万回生きたんだから、その100万分の1回を書いてみようじゃないか
と、13名の有名な作家さんたちがそれぞれのお話を書いています。

恋愛あり、戦争あり、ミステリーありと、いろんな味付けで猫の物語が
楽しめます。

「あるとき、ねこは、、、」
と、お決まりのセリフで始まるお話もあれば、
猫がメインというより、猫の周りの人間を中心に置いたお話も。
どんな読者でも楽しめる作品になっています。

作者は、谷川俊太郎さん、山田詠美さん、江國香織さん、岩瀬成子さん、
工藤直子さん、井上荒野さん、角田光代さん、町田康さん、今江祥智さん、
唯野未歩子さん、綿矢りささん、川上弘美さん、広瀬弦さん。

それぞれのお話が始まる前に、作者の皆さんが佐野洋子さんと交わした会話や、
『100万回生きたねこ』にまつわる思い出などが紹介されていて、
とても愛されている作品なんだなぁとしみじみ感じました。

この本をきっかけに、お気に入りの作家さんが見つかるといいですね♪
皆さんもぜひ一度読んでみてください。
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ふまんがあります

2016-01-10 23:07:35 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
ふまんがあります (PHPわたしのえほん)
ヨシタケシンスケ
PHP研究所


ご無沙汰しております。
3年ほったらかしにしていたブログですが、今年からまた絵本を紹介していきたいと思い、
ブログを再開することにしました♪

小さい頃絵本が大好きだった娘は今はすっかりアニメに夢中。
春から中学2年になります。

純粋な息子は純粋なまま、春から中学生です。

もちろん、絵本を一緒に読むことはなくなりましたが、
 娘「友達が面白いって言っとったし、図書室で米澤穂信の『満願』借りてきた~。」
 息子「今、星新一の本にはまっとる。」
と、二人とも私に本を紹介してくれるようになったのが嬉しいです。

3年の間に私も仕事が変わり、今は学校図書館で司書をしています。
子どもたちの笑顔を見るのが毎日楽しみです。

さて、今日紹介するのは人気作家ヨシタケシンスケさんの作品です。


 【お話】 おとなはずるいと不満に思っている女の子。
      どうして大人だけ遅くまで起きていていいのかなど、
      娘からぶつけられる質問に、のんびり屋のお父さんが
      予想外のへんてこ回答をくりひろげます。

  
 【感想】 「これ、見て、見て!」
      中学校の図書室で、女子数名がくすくす笑い。

      「おい。」
      男子生徒は近くにいた仲間を呼び、ニヤニヤ笑い。

      じわじわとこみ上げる笑いを小さな子どもだけのものに
      しておくのはもったいない!

      勉強や部活、友達関係と、悩みの多い中学生にも癒しを与えてくれる
      素敵な絵本です。

      ヨシタケさんの絵本はイヒヒと笑える楽しい作品ばかり。
      『りゆうがあります』は今年絵本屋さん大賞を受賞しました!
      『りんごかもしれない』、『ぼくのニセモノをつくるには』も学校に
      置かせてもらっていますが、そちらも何人かで集まって楽しそうに
      ページをめくっている姿を見ます。

      皆さんもぜひ読んでみてくださいね。



久しぶりに文章を書くと、うまく書けなくてびっくり!
これからものんびりマイペースで絵本を紹介していきたいと思います。

今年もたくさんの素敵な絵本に出会えますように♪
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シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる

2012-12-18 20:37:14 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる (絵本・こどものひろば)
クリエーター情報なし
童心社


今日2度目の更新です。
わぁ、やっぱり絵本を紹介するのって楽しいな。
文章を書いているだけでワクワクします。

今日のおすすめ絵本は、おくはらゆめさんの
『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』です。
2012年、5月に発売された作品です。


【お話】 夜中の1時、シルクハットをかぶった黒マントの男たちが
     集団で街へやってきます。
     彼らの仕事はみんなの布団をちょっとだけ掛け直すこと。
     世界中を飛び回り、仕事をしていきます。


【感想】 「何これ~!面白い!」イヒヒと笑う私。
     「パンツ見えとる?」男たちを下から見上げる構図が気になる娘。
     
     文章も、ちょこっと紹介しますね。
   
     「シルクハットぞくは まどの すきまを するりと ぬけて
      かぜのように ろうかを はしりぬけ まくらもとに すっと たった
  
      そうして ふとんの はじっこを そっと もつと・・・・・・
      ちょっとだけ かけなおした」

     なんじゃそりゃ、と言いたくなるよな些細な仕事で、
     思わずぷっと吹きだしてしまいました。
     
     おなかを出して寝ている男の子の布団も、ほんの少しだけ上がっています。
     でも、ほんとにちょっとだけなんですね。
     まだおなか出てるけど、、、。

     描かれている風景もとても素敵です。
     暗闇に、街灯。そして、月明かりと星の輝き。
     よく見ると、シルクハットぞくの影が街のあちこちに。
     空を飛べるっていいな。
     月のロッキングチェアにも座ってみたい。

     常夏の島で葉っぱを布団にしている女性や、雪の家で眠る子どもなど、
     世界中の人々の布団をかけ直しにいきます。

     夜中の1時になるのが楽しみになる絵本です。
     うちにも来てるのかな。
     いや、うちの子たちは朝になったら布団跳ね除けてることが
     多いから、うちは除外されているのかも。
     もしかしたら、あれでも「ちょっとだけ」かけ直してくれてるのかな。

     みなさんも、ぜひ一度読んでみてくださいね♪


【文章】 短く、なめらかで読みやすい文です。手書きのタイトルが面白いです。


空を飛ぶ、夜中にやってくるなど、まるでサンタクロースのようですね。
うちはおもちゃはお父さんが買ってくれて、サンタは図鑑を持ってきてくれるのですが、
子どもたちは先日早速プレゼントを手に入れました。

小3の息子は、レゴの忍者シリーズ。目を輝かせて作っていたのですが、2日で完成し、
今はまた箱にしまわれています。
8千円もしたのに、飽きるの早すぎませんか、、、。

小4の娘は、ずっと欲しがっていた電子辞書。
トイザらスで7,900円で購入。
電卓のような小さなサイズで、Brainという名前がついています。
広辞苑や百科事典、ドイツ語や中国語のミニ会話集も
ついていて、毎日楽しんで使っています。
ピンク色でかわいいです。
ネットだともっと安く買えるみたい。

「会社とかのプレゼンってどんな意味?」など、いつも娘の質問攻めに困っていましたが、
「プレゼンテーションで調べてみ!」
と、辞書のおかげで大助かりです。

「これ、英語でなんて言うか知ってる?」
と、今度は英語講師の母を試す娘に困っています。
私は未だに紙の辞書を愛用していますが、娘に負けないように自分のも買おうかな。
サンタさんに頼んでみよう。
36歳じゃ、ダメでしょうか。
     
     
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あさになったのでまどをあけますよ

2012-12-18 19:49:29 | 【ほのぼの】幸せなきもちになる話
あさになったのでまどをあけますよ
クリエーター情報なし
偕成社


ふと気づくと夏から冬になっていました。
大好きな絵本のことを考える余裕もなく、働いていました。
暇さえあれば読んでいた本からも遠ざかって、、、。

先月11月から今月初めまで七尾美術館で開催されていた
『ボローニャ国際絵本原画展』を見てきました。
原画の魅力はどれだけ文章にしようとしてもうまく伝わらないのですが、
本当に素晴らしく、疲れていた心がほっこりしました。
能登の雰囲気もいいですね。
冷たい空気と晴れ渡った空が気持ちのいい日で、とても幸せでした。

今日紹介する絵本は、そのときに美術館で手にとって思わず魅入って
しまった絵本です。
たむらしげるさんの「ランスロット」のピンバッチ、100%ORANGEさんの
「ねこのセーター」のピンバッチと一緒にこちらの絵本もおみやげになりました。


【お話】 「あさになったのでまどをあけますよ」
     その言葉が繰り返され、世界中のいろんな村や町の家の
     窓が開かれます。


【感想】 「風景が面白いね。」と10歳の娘。
     「なんか絵、汚い。」見慣れない油絵タッチに失言の8歳の息子。
     「お母さん、この絵本大好き!」と一人興奮する私。

     「あさになったのでまどをあけますよ」
     なんて素敵なことばでしょう。
     やさしくて、さわやかで、とても美しい。

     荒井良二さんの絵本は、絵も素敵!
     海辺の家の窓から見える景色に、山間の丘の家から見下ろす景色、
     忙しい街の風景、どれもずっと眺めていたいです。
     差し込む朝の光のすがすがしさが、そのまま絵になっています。
     海辺の景色が好きです。
     でも賑やかな街の家も、旅の途中で泊まってみたい!
     山から覗く朝日も見てみたい!
     
     仕事でつらいことがあったときに読み返しては、心をきれいに
     してもらっています。
     朝のパワーってすごいですよね。
     ちょっぴり旅した気分も味わえるので、旅行好きの人にもぴったり。
     忙しい大人にこそ、ぜひ楽しんでもらいたい絵本です。
     

【文章】 短い文です。読むというより、絵を眺める絵本です。


     朝起きて、絵本を読み、私も真似して部屋のブラインドを開けてみたら、
     窓がずいぶん汚れていました、、、。
     大掃除しなきゃだわね。
     部屋の窓からは、近くの神社の大きな木が見え、以前はよく見つめては
     ぼんやりするのが幸せなひとときでしたが、
     最近窓を開けることもしていなかったことに気付きました。

     これからはもっと自分のペースにあった生き方をしていこう。
     心の中に、大好きな絵本や読書が入る隙間を見つけなくちゃ。
     子どもたちとももっと一緒に過ごしたいし。
     B&Bを開く夢や翻訳家、ライターになる夢もまた見ていきたいな。

     今日も読んでくださって、ありがとうございました。
 
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世界から飢餓を終わらせるための30の方法

2012-08-31 13:31:29 | 【 世界の環境・人権・貧困問題の本 】
世界から飢餓を終わらせるための30の方法
クリエーター情報なし
合同出版


3ヶ月ぶりの更新です。

高校講師の仕事は楽しくてやりがいがあり、生徒たちも
自分の子の数年後を見ているようで、とてもかわいいのですが、
忙しすぎる日々でした。

夏休み中は非常勤の講師はお休み。
常勤の先生方は、お休み5日程度だそうです。
毎日働いていらっしゃるみなさん、本当にお疲れ様です。

さて、今回紹介するのは『世界から飢餓を終わらせるための30の方法』です。
気になる目次から、内容をちょこっと紹介しますね。

第2章 5 買い占められる開発途上国の農地
        
  内容:インド企業がエチオピアの農地(東京都の1.5倍の面積)を獲得し、
     現地の人々を低賃金で雇い、人々は貧困に苦しんでいる。
     
     タンザニアでは政府が外国の企業に売るため、農民を追い出し、
     土地を奪うなど、食糧支援の必要な国で外国企業が農産物を育て、
     国外へ輸出している現実。


第4章 19 フェアな貿易商品を買う

  内容:バングラデシュのダッカに住む14歳の少女、ドリー。
     縫製工場での機械刺繍の仕事を、毎日12時間しています。
     月給は約2800タカ(約2800円)で、生産費を安く
     抑えたい欧米や日本の企業が児童労働の原因になっています。


    22 ボランティアに参加する
  
  内容:国際協力NGO、ハンガー・フリー・ワールドでは、
     余分な切手、音楽CDや映画のDVD、ゲームソフトなど、
     使わなくなったものを換金して活動資金にあてるという
     「書き損じハガキ回収キャンペーン」を行っている。

     集まったこれらのハガキなどを数えるカウントボランティア
     として活動することも可能。


第5章 29 女性を応援しよう

  内容:バングラデシュのシャリアさんは、現在30歳の女性。
     農村地域では珍しいことではないが、11歳で結婚し、
     13歳で子どもが生まれました。
     夫は出産後すぐに2番目の奥さんを連れてきて、シャリア
     さんは暴力を受け、追い出されました。
   
     実家へ戻るも、結婚持参金は夫からわずかしか取り戻せず、
     ますます貧しい生活に。

     女性たちが教育を受け、収入を得るための支援を行う活動
     が、開発途上国の地域をよくしていく。


この本は、23名の著書によって書かれています。
国際協力団体の方々や大学の先生、記者がいろいろな観点で飢餓をなくす
ために私たちはどうしたらいいかを教えてくれます。
上で紹介したものはわかりやすい内容でしたが、難しい内容のものも
あります。

なので、すべてが子ども向けとは言えないのですが、ぜひみなさんにも
読んでいただけると嬉しいです。

私もフェアトレードくらぶに入っていて、野々市のフェアトレードショップ
al(アル)さんの通信に連載させてもらっています。
9月のお便りでは、南米でフェアに採掘され、フェアに取引された、
フェアトレード&フェアマインドゴールドを紹介しています。

その金を使った指輪の詳しいお話を聞かせてもらおうと
「わかちあいプロジェクト」さんに電話で問い合わせました。

「締め切り間近なので、明日の午前中までに教えていただけると助かります。」
と、無理なお願いをしたところ、その日のうちにお電話いただき、
詳しい情報を手に入れることができました。

本当にありがたいです。
フェアトレードの商品を扱う「わかちあいプロジェクト」さんのサイトでは、
コーヒー、紅茶、バナナ、綿製品といった定番商品だけでなく、バラの花や、
ワイン、ビール、フェアトレード有機味噌、醤油、インスタント味噌汁、
あずき、スニーカーなど、本当にいろいろなものを購入することができますよ。

みなさんも、ぜひ一度見てみてくださいね♪
わかちあいプロジェクト

わかちあいプロジェクト「フェアトレード&フェアマインドゴールド」

もう夏休みも終わりですね。
2学期が始まると、また読書のできない日々が始まるのですが、
夏休みの間に、たっぷり授業の準備をしておきました。
また本や絵本を紹介できるといいな。
気長にお待ちください。

忙しさから3kgもやつれてしまいましたが、なんとか2kg戻しました。
ヨガも習い始めたので、たくさん体力つけて頑張ります♪

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久しぶりの、、、

2012-05-28 22:04:03 | 私の思い
2ヶ月近く更新してなくて、すみません。
絵本を楽しみに来てくださった方、ごめんなさい。

4月から英会話教室に加え、高校でも英語を教え始めたのですが、
おかげさまで毎日充実していて、あっという間に日が過ぎていきます。

図書館へも随分行ってないし、絵本どころか本も読めない忙しさで、、、。
当分絵本紹介はできなさそうです。
小4の娘は、以前こちらでも紹介した『精霊の守り人』にはまっているそう。
『獣の奏者』で有名な上橋菜穂子さんの作品です。
守り人シリーズやエリンのシリーズは私も全部読んだので、なんだか嬉しいです♪

私が今一番見たいのは、漫画だそうですが『テルマエロマエ』です。
阿部寛さんがローマ人の公衆浴場建築家役で主役を務め、現在映画が公開中です。
イタリアでも大人気で、賞までとったそうですね!
主人が着替えで上半身裸になるのを見る度、
「あ~、テルマエロマエ観に行きたい!!」
と、思い出してしまいます。
時間があったら、見に行きたいなぁ。


そうそう、町会の育成委員の仕事もなかなか大変です。
今週末は、金沢の百万石祭りが行われます。
1日の金曜日の夜は、子ども提灯行列。
金沢市内の小学5,6年生が、ろうそくを灯した提灯を手に持ち、
中央公園へとぞろぞろ歩きます。

うちの子はまだ3,4年のため出られないのですが、育成の私だけ参加します。
子どもたちは義母と一緒に、同じ頃に浅野川で行われる灯ろう流しを
見に行く予定です。

加賀友禅の灯ろうにろうそくが灯され、ゆらゆらと川を下っていく様子は
とても幻想的です。
本当にロマンチックですよ。

土曜の午後は、百万石行列です。
前田利家役の川野太郎さんやお松の方役の横山めぐみさんも馬にまたがり
行列に参加されます。

そして、3日日曜、うちの町会では太鼓行列です。
近所の神社から飾りつけした太鼓を引いて、町内を一周します。
小学生や幼児が参加します。
町会によって日や時間が違うので、見られたらラッキーです。

そんなこんなで、今週末は行列づくしの3日間です。
忙しさに負けないように、たくさん食べて頑張ります!

ぜひみなさんも金沢に遊びに来てくださいね♪

今日は絵本ではなく、おすすめ百万石祭りでした。

そうそう、前回紹介したアランジアロンゾのお店、
主人が大阪出張の際に寄って、おみやげを買ってきてくれました!
かわいいわるものハンカチや、缶ケース入りのチョコ。
ちょっと高めのお値段ですが、憧れのキャラクター商品を手にした
子どもたちは、大喜びでした。
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わるい本

2012-04-09 21:43:15 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
わるい本 (アランジブックス)
クリエーター情報なし
角川書店


おひさしぶりです。
今日から娘は小4に、息子は小3になりました。
今日のおすすめ絵本は、その娘がとってもはまっている絵本です。

【お話】 黒ネコのような姿をした「わるもの」が、いろんな悪いことを
     していくお話。
     黄色のひんまがったワニのような「うそつき」や、
     緑のゾウのような「もんくたれ」など、へんてこな仲間も登場。


【感想】 「お父さん、これ読んだ?」
     娘がなぜか主人に朗読して聞かせていました。
     「お母さんも読んでみて!」
     仕事に追われてなかなか読もうとしない私にも、朗読開始です。
     漫画だから、字だけ読まれても面白さはわからないんだけど、、、。
     

     「あ、これ知っとる!このシリーズ面白いよ!」
     と、娘の気持ちをわかってくれたのは、息子だけでした。
  
     人相は悪いんだけど、かわいらしい「わるもの」くんは、
     友達を転ばせたり、カラスをいじめたり、ひどいイタズラ好き。
     「うそつき」は、オレオレ詐欺のようなイタズラ電話をかけます。

     娘がイヒイヒと悪い顔して笑って読む姿を見て、主人が言いました。
     「こいつ、本当はこんな悪さしたいんじゃないか。」
     
     子ども心をよ~くわかっている絵本ですね。
 
     ちなみに、このかわいいキャラクターたちのお店が大阪にあるそうですよ。
     作者名のアランジアロンゾは会社名でもあり、斉藤絹代さんと余村洋子さん
     のユニットで活動されているそうです。
     大阪に直営ショップがあると、絵本の作者紹介に書いてありました。

     「大阪行ったとき、行けばよかったね~。そしたら、わるもののぬいぐるみ
      買えたんに・・・。」
     と、息子がつぶやいておりました。

     子どもたちが気に入ること間違いなしのこの絵本、よかったら一度読んで
     みてくださいね♪
     ちなみに娘は、古本市でばあちゃんに買ってもらったそうです。
     

【文章】 短い文です。漫画だけで、文のないページもありますよ。


3月の終わりに、家族で大阪へ行ってきました!
主人の大阪出張に合わせて、堺市のウィークリーマンションを4日借りての大阪暮らしです。

ウィークリーマンションというよりも、デイリーぼろアパートでした。
階段の電球が切れてて夜は真っ暗だし、布団も古いもの。
風呂場のシャワー掛けも壊れていました。
1Kの部屋の小さなちゃぶ台で、
「近いね。」
といいながら、ご飯を食べました。
子どもたちも、
「なんか貧乏になったみたいね。」
と、寂しそう。

皿も足りない、調味料もない、でかなり苦労しながら夕飯作り。
炒める油がないので、お肉屋さんで牛脂をわけてもらいました。

でも、おかげで大阪を満喫できました!
ちょっと遠かったけれど、ひらかたパークはとっても楽しかったです。
100周年を迎える遊園地でしたが、いろんな楽しいアトラクションが
あって、USJのような長い待ち時間やまずくて高い食事といった問題も
なく、本当にいい遊園地!!
子どもたちも10のアトラクションを楽しんで、へろへろになって
帰りました。

金沢の家に帰ってからは、なんでもない暮らしが本当にありがたく感じて、
「美味しい水でお茶が飲める!ありがとうございます。」
「調味料でいろんな味にできるなんて、すばらしい!」
と、感動しっぱなし!
子どもたちも、
「大きい声出せん地獄の生活から脱出!」
と、喜んでいました。

毎日の暮らしに、もっと感謝して生きていこうと改心させられた旅でした。
みなさんも豪華なホテルではなく、こんな旅はいかかですか?
コメント (1)
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