おすすめ絵本 新聞

図書館で借りる絵本や本の中から、子供と私が
「これはおもしろい!」と思ったものを紹介していきます。

ちょこっと浮気

2007-10-31 23:28:57 | 大好きな音楽のこと♪
12月7日に、曽我部恵一BANDのライブに行くことにしました。
金沢に来るんですよ~。
しかも、富山、石川、福井と、連続で!
富山公演はSOLD OUTでしたが、金沢vanvanV4のライブは大丈夫でした。

これまで毎日DVD観てCD聴いて、と100s一筋でしたが、ちょこっと浮気してみます。

ネットで予習してみたところ、サニーデイサービスの頃とはだいぶ雰囲気が違うよう。
中村一義さんも100sになってだいぶ雰囲気が変わりましたが、違いはそれ以上!
メロウな曲は私好み。
サニーデイの曲はとてもいい感じで、中村さんがカバーした「恋は桃色」も素敵!
今度のライブでは、サニーデイの曲はないと思いますが、
曽我部恵一BANDってどんな感じだろう。
12月が楽しみです。


主人が、わざと「デイサービスセンター」やら「デイケアサービス」と呼ぶもんだから、
「サニーデイサービス」という言葉がすっと出てきません。
今度言うとき、間違えてしまいそう。

私、英語教えてるくせにカタカナに弱いんです。
長いと、どっか間違えておぼえちゃう。

天然ボケだけでなく、こちらも母譲り。
以前、母が欲しいCDがあるというので、誰のか聞いたら、
「ドクター コバ」
ですって。
「え、それって風水の?」
と聞くと、
「違うわいね。あんた知らんが?」
と自信たっぷりの返事。

母が欲しいのは、アコーディオン奏者coba(コバ)さんのアルバムでした。
ドクターコパと一緒にして覚えてしまったようです。

珍しくちょこっと浮気しますが、でもやっぱり100sの元へと戻ってきますので、
ご心配なく。
コメント (2)
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ぼくとチマチマ

2007-10-31 00:20:59 | 【ほのぼの】幸せなきもちになる話
ぼくとチマチマ (学研おはなし絵本)
荒井 良二
学習研究社

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【お話】 猫をひろった「ぼく」。
     ぼくの住む町に、鳥や楽器、車や動物などいろんなものがやってきます。
     夜明けから朝日が昇るまでの間に、街がだんだんと騒がしくなってくる風景
     を描いた、ちょっと不思議な絵本です。


【感想】 「イヒイヒイヒ、エヘエヘエヘ」
     と、表紙を見て娘が笑っていました。

     「どしたん、何がおかしいん?」と私が聞くと、
     「見て、この髪の毛。イヒイヒ。」となにやら大うけしています。

     表紙の「ぼく」の髪型が面白いんだそうですが、、、そうかなぁ。
     子供にしかわからない魅力なのかしら。
     息子も一緒になって笑ってたし、、、。

     作者は、荒井良二さん。
     こちらでも紹介した『スースーとネルネル』を描いた方です。
     『そのつもり』のイラストもかわいいですよね。
     荒井さんの絵本は、どれも不思議な世界が広がっていて、すーっと
     絵本の世界に吸い込まれていく感じがします。

     「ぼくは きのう こねこを ひろいました。」
  
     で、始まり、
    
     「そして、ぼくの まちに よあけが やって きました。
      ぼんやり ぼんやり やって きました。」

     と、続きます。
     話が飛びすぎなんですけど、と思わないでもないけれど、
     荒井さんの手にかかると、不思議とつながってるんですよね。
     同じ言葉を繰り返すのも、荒井さんの文章の特徴です。
     ふんわりと余韻を残す素敵な文章、聞いてて心地いい。

     子供たちの喜ぶ表現もたくさん!
     たいこが「トントントンとやってき」たり、
     大太鼓が「ドーン ドンとやってき」たり、いろんな楽器が歩いて
     町にやってきますよ。
     不思議だけど、面白い!
     音がたくさん出てくるので、娘も息子も気に入ったみたい。

     この「ぼく」の住んでいるところは、日本ではないようです。
     頭に壺をのせた女性や、背中に荷物を積んだロバの姿も。     
     建物の屋根は、チョコ菓子のポルテみたいなぽってりとした形。
     インドかな?アラブの国?それともエジプトかな?

     「ぼく」の寝室が素敵です。
     大きな窓から朝日が射しこみ、部屋はまぶしい光で溢れています。
     窓の外には、ポルテ型の屋根が並んで、ホテルの高層階からの眺めのよう。
     いいなぁ、私もこんな部屋で暮らしてみたい。

     荒井良二さんの、子供が適当に描いたような(もちろん、いい意味で)絵、
     見ているだけで、心が穏やかになります。
     最近イライラしてるなぁという方は、是非この絵本で癒されてみませんか。
     不眠症の方には、『スースーとネルネル』、
     ちょっとしたことでイライラする方には、『そのつもり』がおすすめです。
     なんて、ね。
     「ちっとも良くならないじゃないか。」と怒らないでくださいね。

     読み終わっても、なんだかまだお話が続くような気がします。
     しかも、これから本編が始まるんじゃないかと思うほどの余韻です。
     きっとそのあとのお話は、読者の心の中で作っていけばいいんでしょうね。
     
     荒井良二さんの絵本が大好き!
     中には、ついていけないほどの不思議なものもあるけれど、
     『ぼくとチマチマ』は、お子さんも気に入ると思いますよ。
     淡い色使いも、心がほっとします。


【文章】 一頁に、0~5行。
     ひらがなとカタカナです。
   

         
     
   
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はじめる雑貨屋さん

2007-10-26 11:12:42 | 絵本じゃないけど、好きな本
新版 はじめる雑貨屋さん ムリなくムダなくできる開業の成功ルール [雑貨の教科書1]
富本 雅人
ソフトバンククリエイティブ

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昨日図書館で借りた本です。絵本じゃありませんよ~。
雑貨屋に限らず、何かお店を始めたいと思っている方は、是非読んでください!
とっても参考になります。

私は近所に外国の方専門のB&Bを開きたいのですが、始める前に読んでよかったです。

「ポイントは開業時期を具体的にすることだ。」

将来ショップを開きたいという想いだけでは、いつまでたっても夢のままなんだそう。
具体的に何年後と決め、そこから逆算して細かい計画を立てることで、夢が現実に
変わっていくということです。

場所もただ人の多い地域だからと選んでは失敗するそうですよ。
そこを通る人々の世代と、店のターゲットとなるお客様が合うかどうかも肝心。
もちろんファッションなどの好みも。

なるほど、そこまで考えておかないと商売はうまくいかないのか~。
と、これから考える事柄が明確になりました。
この本は、これから店を開く人のガイドブックのようなもの。
開店してから失敗しないように、読んでみてはいかがでしょうか。

私も、頑張ろうっと。
初めは10~15年後にと考えていましたが、3、4年後と決めようかな。
星の周りも気になるので、今年を含め3年間は大人しくしてなきゃ。
なんたって、来年は厄年だし。
そこを抜けたら、少しずつ種を蒔いていくつもりです。

最近始めた外国人の親を援助するボランティアでは人脈を広げられるし、
大変だけど、英会話教室のテキスト作りは会話の練習になるし、
今勉強している韓国語も、韓国人のお客様がいらしたときに使えます。
欲をいえば、ドイツ語も中国語も覚えたいんですけれど、、、。
それから、ウエイトレスの仕事も。
常に謙虚な姿勢でいることと、年配の方との会話が勉強になります。
ブログで紹介した絵本を、B&Bの書棚に並べて、すみっこに英語訳や韓国語訳、
そして日本語の読み方を付けて、日本の素晴らしい絵本を海外にも広めたいな~。

苦労した経験は、必ず生かされるはず。
中村一義さんの『ピーナッツ』、町田昌弘さんの『ティース!!』
に勇気とやる気をもらって、夢を実現するぞ~!




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ヤドカシ不動産

2007-10-26 10:38:25 | 【かさこそ】虫のお話
ヤドカシ不動産 (講談社の創作絵本)
穂高 順也,石井 聖岳
講談社

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【お話】 虫や動物たちの頼りになる不動産会社、ヤドカシ不動産。
     「ちょうちょおくさんの ばあい。」などと、
     いろんなケースに分けて、毎日の仕事ぶりを紹介した絵本です。


【感想】 私たちが普段住めないお家が出てきて、面白い!

     チューリップのお家が出てきたので、娘に
     「わ~、こんなかわいいお家住みたいね~。」
     と、同意を求めたところ、
     「狭くて住めんわいね。」
     と、なんとも現実的な意見が返ってきました。
     もう、主人そっくりなんだから。
     私の方が子供みたいです。

     娘のお気に入りは、「ホタルの きょうだいの ばあい。」のお話。
     暗くて、兄弟別々の部屋を希望していたホタル兄弟にすすめた部屋は、
     なんと!
     あ~、言ってしまいたいけれど、内緒です。
     読んでのお楽しみにしておいてくださいね。

     このお話、もうひとつびっくりするような秘密が隠れているんです。
     ヤドカシ不動産を営んでいる、この方!
     なんと、ヤドカリじゃないんですって!!
     みなさん、是非絵本を読んで、秘密を知ってくださいね。
  
     「ごせつめいいたしましょう。」   
     「おまかせください」
     「みはらしも もうしぶんなしです。」
     と、日本語の勉強にもなる絵本ですよ。
     子供たちもちょっと大人になった気分を楽しめるのではないでしょうか。
     面白くて、とってもためになる絵本です。


【文章】 一頁に、0~11行。
     タイトルと旗に書いてある「不動産」のみ漢字です。
     本文では、「ふどうさん」とひらがなになっていますよ。
     あとはすべて、ひらがなとカタカナ。

     将来お世話になるかもしれない不動産会社のことを、早めに知っておく
     のもいいかもしれませんね。
     幼稚園児じゃ、ちょっと早すぎるか、、、。
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チーター大セール

2007-10-24 00:44:21 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
チーター大セール
高畠 那生
絵本館

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こちらは、今朝NHK教育で放送されていたお話です。
テレビで絵本の絵を見ながら、文章の朗読を聞くという子供向けの番組です。

絵を見て、「高畠那生さんだ!」と思って、Amazonで調べてみました。
今日は、2冊まとめて紹介しま~す。


【お話】 街角で店をひらいているチーター。
     でも、商品はあまり売れていません。
     そこへ女性のお客がやってきて、チーターの模様が欲しいといいます。
     黒い模様がなくなったチーターは、自分で好きな色を塗って変身。
     そこからお店が繁盛していくというお話です。


【感想】 「おかしいね~。」
     息子が喜んで見ていました。娘もクスクス笑いながら。

     たくさん並んだ丸が苦手な私は、ちょっと鳥肌がたったけれど。
     チーターの模様がはがれたり、体に模様の跡が残っていたりするので、
     丸の苦手な方は注意してくださいね。
     孔雀の羽を見ても、うわ~っとぞくぞくする私ですが、
     「気持ち悪い~。」と言いながらも、なんとか番組を見ていられました。

     新鮮な発想の、へんてこなお話です。
     一番のおすすめは、やっぱり高畠那生さんの絵!
     何度見ても不思議な感じだな~。
     人間も動物も、まっすぐな線がなくて、どこかひんまがっています。
     「えっ、そんな髪型?」
     「えっ、そんな服ってあり?」
     「その色、そこで使う?」
     「なんでそんな怖い目してるの?でもこんな人いるかも。」
     なんて、次から次へと頭の中が不思議でいっぱいになります。

     みなさんも、高畠さんの不思議な世界を、是非味わってみてくださいね。

     手元に絵本がないので、文章はよくわかりません。
     ごめんなさい。
     
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ねこだまし

2007-10-24 00:25:31 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
ねこだまし
斉藤 洋,高畠 那生
理論社

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【お話】 家にやってきては、ネクタイや靴、ジャケットと身の回りのものを
     欲しがる隣の猫。
     ある日新しくお隣りに引っ越してきた男性をよく見ると、、、。
     研究熱心な猫のへんてこなお話です。


【感想】 不思議でおもしろい!
     高畠那生さんの味のある絵を見ると、ついニヤリとしてしまいます。
     『ぞうの金メダル』をこちらでも紹介しましたが、なんとも気味の悪い
     絵なんですよ。

     作者は、斉藤洋さん。
     『ペンギンたんけんたい』のシリーズは、うちの息子のお気に入り。
     あの絵本のイラストは、高畠純さんでした。

     このお話、『ねこだまし』というタイトルが面白いですよね。
     猫にだまされるのか、だますのか、それは最後にわかります。
     隣に引っ越してきた男性の顔を見た瞬間、ドキっとしました。
     ちょっと不気味なお話です。

     人間の主人公がいるのですが、絵にははっきりと出てきません。
     お話は、主人公の日記のような、こんな感じで続きます。

     「また、しばらくして、ねこが やってきた。
      『すまないけれど、いらない うわぎが あったら、くれないか。
       できれば、シャツも あると いいんだけど。』
      というので、ゆうがたまでに うらに だしておく、とやくそくをした。」

     なんだか、子供向け絵本じゃないみたい。
     猫と主人公の会話も、大人な感じですよね。
     そこが、この絵本の魅力のひとつでもあります。
     ということは、子供にはつまらない?
     読み終わってもいまいちピンとこない様子だった、うちの娘。
     話の筋を説明してやって、やっと理解しました。
     感想は、「ふうん。なんでや?」
    
     でも、私は大好きですよ。
     高畠さんのダイナミックな絵と個性的な色使いが面白い!
     みなさんも、是非一度読んでみてくださいね。


【文章】 一頁に、0~9行。
     ひらがなとカタカナです。


     
     


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やまねのネンネ

2007-10-21 15:05:22 | 【わくわく】旅や探検する話
やまねのネンネ
どい かや
BL出版

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【お話】 寒い冬、両親と一緒に木の穴で冬眠していたやまねのネンネ。
     ねぼけて穴から落ちてしまいました。
     おじさんのカゴの中に落ち、カラスにつかまり、おばあさんに
     拾われ、と次から次へといろんなところへ。
     何をされても寝ぼけたまんまのやまねのお話です。


【感想】 さすが、どいかやさん!
     『チリとチリリ』は、綺麗な色をたくさん使って描いてありましたが、
     今回は、色数の少ない絵本です。
     
     現実の世界は白黒で、ネンネの見ている夢の世界は色がついています。
     とってもわかりやすいですよ。
     黒と白だけでこんなに魅力あふれる絵に仕上がるなんて、すごい!
     塗り方なんかも工夫してあるんでしょうね、きっと。

     この絵本、だいぶ前から図書館で見かけていましたが、実はあまり
     面白そうとは思っていなかったのです。
     白黒が多いという単純な理由から。
     でも、私が間違っていました。
     読んでみたら、絵だけでなく、文章も素晴らしい絵本でした!

     「おちたところは かごの なか 
      とおりかかった おじさんの
      やまいも ばかりの かごのなか」

     ね、リズムに乗って、楽しく読める文章でしょう。
     ずっと続くよ、この調子。楽しく読める絵本です。

     さて、いろんな人や動物に拾われるネンネ。
     季節はまだ冬だというのに、どうなってしまうのでしょう。
     続きは、読んでのお楽しみ!

     どいかやさんのかわいい世界を、お子さんと一緒に旅してみてくださいね。
     娘も息子もかわいいととっても喜んでいました。


【文章】 一頁に、0~4行。
     ひらがなとカタカナ。
     テンポよく読めるので、お子さんもきっと声に出して読みたくなるのでは
     ないでしょうか。


     ムスメのネンネがやっと終わりました。
     先週の月曜日に熱を出して以来、一週間幼稚園休んで寝たっきり。
     前回コメントに、「熱も下がり、もう治りました。」と書きましたが、
     その翌日はずっと39度台で、とうとう頓服薬を使って解熱。
     金曜にやっと復活しました。

     子供の回復力ってすごいですよね。
     風邪の間ゼリー状のものしか食べられなかった娘が、昨晩は食いしん坊の
     息子もびっくりするくらい、たくさん食べました。

     昨晩は、オムライスととうもろこし。
     胃が小さくなってるはずの娘が完食できたことにも驚いたのですが、
     食後に、義母が持ってきてくれた笹寿司とワッフルを、ぺろり!
     タヌキのようにぽんぽこりんのおなかになっていました。

     とにかく、元気になってよかったです。
     明日は復帰後いきなりバス遠足なので、力つけておかないとね。

     小児科のお医者さんが、熱が下がって丸二日経てば登園OKと言っていた
     けれど、園からのお知らせには、完全に治るまで登園させないように
     とありました。
     小児科の先生の言葉を信じて、明日登園させるつもりでいますが、
     咳で他のお友達にうつることもあるかもと心配です。
     まあ、先に熱を出した息子も、幼稚園で風邪をもらってきたんだろうけど。
     かといって、あと1、2週間も休ませるのも過剰な気がするし、、、。
     悩むところです。
     仕事もこれ以上休むわけにいかないのですけれど、ね。
     完治まで1週間はかかる風邪なだけに、悩んでしまいます。 
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セミくんいよいよこんやです

2007-10-12 09:54:53 | 【ふむふむ】ためになる話
セミくんいよいよこんやです
工藤 ノリコ
教育画劇

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【お話】 土の中の家に住んでいるセミくん。
     カブトムシのおじさんと電話で打ち合わせ。
     「ええ、そうです。いよいよ こんやです。」
     
     今夜一体何が始まるのでしょう。
     まだ子供のセミくんの、ひとり立ちを描いたお話です。


【感想】 さすが、図書館の司書さんおすすめの本だけあって、面白い!
     子供たちも、いろんな虫が出てくるので喜んでいましたよ。

     ページの隅から隅までじっくり眺めたくなるような、細やかな描写。
     お話を読んでページをめくろうとしても、
     「ちょっと、待って!」
     と、娘に止められてばかりでした。

     セミくんの家は、とっても素敵。
     大きなきのこのテーブルランプに、ゆり椅子。
     立派な蓄音機の側には、ミンミンワルツというレコードが。
     ハンガーにかけられた抜け殻が、大から小へとずらりと並べられ、
     セミくんの几帳面な性格まで読み取れます。
     まだおしゃぶりしている赤ちゃんなのに、一人暮らししてるなんて、
     えらいな~。

     ハチに、あおむし、キリギリスに、ホタル。
     みんなおかしな表情をしています。
     そして、なぜか、たらこのようなぽってりした唇。
     思わず笑顔になる、かわいいイラストです。

     作者は、工藤ノリコさん。
     絵本作家だけでなく、漫画家としても活動されているそうです。

     とっても楽しいお話です。
     虫たちの生態もよくわかる、ためになる絵本ですよ。
     是非書店や、図書館で手にとってみてくださいね。


【文章】 一頁に、0~3行。
     ひらがなとカタカナです。
     各頁の文章も短いし、細かく描かれた絵を見ているだけで楽しいです。
     きっと字の読めないお子さんでも十分満足できると思います。


     昨日、21世紀美術館に行ってきました。
     一昨日用事があって、グッズショップだけ覗いてきたのですが、
     展示を見る時間がなかったので、2日続けて行ったのです。

     真っ赤な愛車で、チャリチャリっと15分もかからずに到着。
     こんなに近いのに、まだ6回しか行ったことがないなんて、
     もったいないですよね~。

     というわけで、早速友の会に入会しました!
     一年間有効のパスは、年間3000円。
     県外の方なら2000円で会員になれるそうですよ。
     家族会員というのもあって、こちらは5000円。
     大人は2名までだそうです。

     有料展示ゾーンは久しぶりでしたが、
     「芸術ってよくわからん。」と感じる作品が多かったです。
     でも、なにかいい感覚をもらってきたように思います。
     11月11日まで、このオルブライト=ノックス美術館コレクションの
     「パッション・コンプレックス」の展示です。

     美術館の外をぐる~っと覆っている朝顔。
     こちらは日比野克彦さんのアートプロジェクトです。
     ところどころ枯れた葉っぱも増えてきましたが、色とりどりの朝顔の
     花は、まだまだたくさん咲いていました。

     みなさんも、是非金沢に遊びにいらしてくださいね。
     
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こげぱんのピクニック

2007-10-11 00:06:46 | 【ほのぼの】幸せなきもちになる話
皆さん、こんばんは。
Amazonサイトに画像がありませんが、娘と息子の気に入った絵本を紹介します。

なんと、最初と最後の表紙裏には、塗り絵付き!
「図書館のやし、塗ったらだめやね。でも、塗りたくなっちゃう~。」
と、娘が我慢できない様子だったので、お家でコピーしちゃいました。
読んで楽しく、塗っても楽しい絵本です。

 『こげぱんのピクニック』
 たかはし みき 作、 ソニーマガジンズ 定価750円

皆さんも、「こげぱん」とどこかで出会っているのではないでしょうか。
1999年に生まれたキャラクターで、いろんな文具になっています。
名前の通り、焦げた色のパンで、無表情でうつろな目をしています。
他にも、ちゃんと焼けてる「キレイパン」も出てきますが、
肌の色で差別されることのない、みんなが幸せな世界のようです。

【お話】 パン屋のすみっこで、毎日ふてくされているこげぱん。
     キレイパンたちがピクニックに誘いにきて、いやいやながらも
     雰囲気に乗せられてお弁当の準備を始めることに、、、。

     ひねくれ者で不器用なこげぱんと、彼を励まし、支えるキレイパンたちとの
     友情を描いたお話です。


【感想】 「こげぱんって、おかしい~。」
     娘も息子も、大喜びでした。
     ピクニックに行く気がないのに帽子を被らされ、作るおにぎりは
     崩れてぐちゃぐちゃ。
     玉子焼きだって、とんでもないことに、、、。
     そんな不器用さが子供には面白いようです。

     「どうせうられないしね・・・」
     怠惰なこげぱんの台詞です。
     なんだかかわいそう。でも、わかるよその気持ち。
     美味しいパンになるはずが、焦がされちゃったんだもんね。
     
     ちょこちょこ動き回るキレイパンたちがとってもかわいい!
     アンパン、クリームパン、いちごパンにメロンパン。
     無邪気な笑顔で、癒されます。

     ピクニックに出かけた丘では、ワクワクドキドキする場面も。
     ほのぼのと楽しい絵本です。
     是非、お子さんと一緒にご覧になってくださいね。
     読み終わると、心がぽかぽかしてきますよ。
     そして、パンが食べたくなります、、、。

     塗り絵用の色鉛筆と、美味しい焼きたてパンを用意してから読むと、
     3倍楽しめますよ!
     トースターでちょっと焦がしたアンパンもあると、面白いかも!


【文章】 一頁に、1~7行。
     ひらがなとカタカナ。
     「○○が~と言いました」という文が少ないので、読みやすいですよ。
     さりげなく話し手が誰かを示唆してある文章です。


     今日、久しぶりに息子が幼稚園へ行きました。
     RSウイルスにやられて、一週間苦しんだために、ほっそりとした
     いい体型になりました。

     午前中は元気で、午後から熱が上がるという変な喉風邪でした。
     咳がまだ残っていますが、熱が下がって丸二日経てば通園OKとのこと。
     
     他にもいろんな風邪が流行っているようなので、皆さんうがいをして、
     予防してくださいね。
     私もちょっぴり喉が痛いので、さっき葛根湯を飲みました。

     明日は、早起きして子供たちのお弁当作らなきゃ。
     こげぱんみたいに失敗しなきゃいいけど、、、。
     玉子焼きの味付けが、塩辛かったり甘すぎたり、なかなか安定しないのです。
     ひねくれ者で不器用って、私もこげぱんと一緒なんだわ。
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読み手と聴き手

2007-10-07 00:15:53 | 大好きな音楽のこと♪
ブログに記事を書いていて、文章に満足できる日と、そうでない日があります。
その差は一体何なのか?
答えは、読んでくれる相手を意識して書いているかどうか、ということでした。

「読んでくれる人に、これを伝えたい!」
そんな想いの強いときは読みやすい文章になるけれど、
「時間もないし、急いで絵本の紹介しなくちゃ!」
と、自分のことだけ考えているときは、つまんない文章にしかなりません。

根が自己中なので、相手を思いやるというのはなかなか難しいのですが、
そこは今鍛えておかないと、恥ずかしい大人になってしまう。

そんなことを考えていたら、大好きな中村一義さんの曲もそうなのかなって、
ふと思いました。
もちろん、どの曲も聴く人を意識して作っているのでしょうが、
心にドカンと響く曲と、さらっと楽しく聴ける曲に分かれてしまいます。

私が、「これが一週間聴けないのは我慢できない!」と思う曲は、

 「永遠なるもの」、「ピーナッツ」、「笑顔」、「ももとせ」、「新世界」
 と、次に「キャノンボール」と「君の声」です。

なんだかソロ時代の曲が多いのですが、こちらに訴えかけてくる迫力が違うんです。
ファンでない方には、ついてこられない内容でごめんなさい。
なんだろう、中村さんがこれらの曲を作る際に意識した聴き手と、私の心の状態が
似ているというこのなのかな。
違うタイプの人なら、別の曲が好きなはずだもの。

気が付いたら、また変な文章になってしまいました。
そうそう、今は自分のことしか考えていなかったから。
今これを読んでくれているあなたを意識しないと、いい文章が書けません。

モノを書く、モノを作るって、奥が深いですね。
適当にやろうと思えばできるけれど、それでは心が伝わらないんだもの。

今日、注文した『中村語録』が届きました。
さっき読み終えたところです。

中村一義さんのおじいさんのお説教のような本ですが、10代、20代の
若い人たちに、道徳の教科書として是非読んでもらいたい本です。
ネットでも完売らしく、書店にも売っていないのがとても残念です。

あ、主人に内緒で買ったんだった。
このブログを見て気づいたかな。

「お父さん、送料込みで2,500円やってん。
 勢いで買ってしまいました。事後報告でごめんね。ありがとう。」

これこそ、読み手(うちの主人)を意識した最高の文章なのかな。
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