リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

著作権使用料

2008年09月04日 15時53分03秒 | 音楽系
今朝トイレに入っていましたら(のっけからすみません。<(_ _)>)電話です。あわてて出て電話を取ると、日本著作権協会からです。何事かと思ったら、昨年11月のビアンカ・ローザの公演で、著作権料をふんだくりたいようです。なんかえらい昔のを探し出してくるもんですねぇ。

仮に著作権料支払いが必要であっても、商法か何かの決まりで、半年以上請求がないものは支払う必要がないのでは?(笑)もちろんビアンカ・ローザのプログラムは全て18世紀のものなので、著作権料の支払い義務は全くありませんが。

2007年のリサイタルのときは、ジェイソン・テイラーの曲を演奏したので、音楽事務所を通じてちゃんと使用料を著作権協会に支払いました。ところがリサイタルの半年くらい後と1年後の2回に渡って、著作権使用料を払って下さいという督促の電話をいただきました。1回目のときにきちんと説明したはずですが、その半年後にまた同様の電話がかかってきました。こんなんで協会の運営はきちんとできてるんでしょうかねぇ。

ちなみに、作曲者ジェイソン・テイラー自身は著作権使用料を受け取っていません。彼は会費を払って著作権協会の会員というか著作者名簿に載せてもらうかというようなことをしていないからです。彼は、そんなに滅茶苦茶売れているわけではないので、会費を払うメリットがないのです。その著作者本人に支払われない著作権使用料はいったい誰のためののもの?

ま、協会を維持するための人件費(ひょっとして天下りは?)なんかに使われることになるんでしょうけど、著作者本人が無視されるくらいなら、彼に私から直接払った方がよかったかも知れません。こうすれば著作者本人の権利は守られていることになるので、いいとは思うんですが、どうせ法律でうまく規定されていて著作権協会を通じて支払わなければならないというようなことになっているんでしょうか。

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2 コメント

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著作権使用料 (gosen)
2008-09-04 20:58:37
委託されていない(されるはずの無い)著作物に対する著作権管理団体からの著作権使用料は、架空請求であり「おれおれ詐欺」と同じです。皆さん脅しすかしの被害に遭っているようで、文化のパクリに立ち向かうべきです。
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re (nakagawa)
2008-09-04 22:36:05
発信者側から見れば、まさしく文化のパクリですね。発信者(創作者)あっての文化なのにちっとも大切にされていませんです。
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