ナジャハウス スタッフブログ

フラメンコ衣装制作・レンタルの「ナジャハウス」のスタッフブログです。

撮影現場

2013年01月24日 | 立川

立川です。

ナジャハウスのお客様にサリーナさんという踊り手さんが
いらっしゃるのですが、その方が、今度小説を出版する
ことになりました。去年詩集も発行されその第2弾です。

どんな内容かはまた改めてご紹介しますね。
出版社からはかなり評価されているようです。

で、今回はその本のカバーにナジャハウスで仕立てた
衣装を使いたいとのリクエストでした。

小説のストーリーを聞きながらイメージを膨らませ
出来た衣装は名付けて「森林の木」

その衣装をナジャハウスのアトリエで撮影しましょう!
と言う事で、カメラマンの大森有起さんに来ていただきました。

彼は業界で一番の売れっ子カメラマンでいい作品を撮るので
楽しみでした。

彼が来て、サリーナさんからいろいろ聞き取りながら彼なりの
イメージを膨らませていて、アレコレ3人で話し合っている
うちに、砂漠とか海とかいいんじゃない?なんて話が膨らみ
どこか海に行く?
と私が二人に聞くと、大森さんは「俺はいいけど。」
次にサリーナさんも「私は海好きですけど・・・行っても
いいですか?」

私もお二人がいいなら行きますよ。っていうノリで
急遽、浜松の方まで行くことになりました。

それからが早回し!もう時間が14時近かったので、
急がなきゃ!

車のナビで調べたら浜松まで3時間半もかかるというので
またまた急遽今度は千葉の九十九里浜に変更。
一時間半で着きました。

途中、すごい風が吹き荒れていたのでどうなることか?と
心配していたけど、着いてみるとウソのように穏やかになり
天気にも恵まれいい感じ!

すぐに日が暮れるので急いで撮影を始めました。

まず、海をバックに砂浜で撮るつもりだったけど、サリーナ
さんが、砂浜の濡れているところに行ってしまい、衣装の
裾がちょっと濡れてしまいました。

それを見た私達3人は何かタガが外れて、もうどこまでも
行っちゃえ!ってノリでサリーナさんはどんどん踊りながら
海の中に入って行き、大森さんも最初は濡れないように
してシャッター切っていたけど、そのうち、サリーナさんを
一人にさせられない!という気持ちになって、自分もびしょ
びしょになりながら、夢中で撮影していました。

出来上がった写真は多分すばらしい作品になると思います。

ナジャハウスで撮影するはずだったのに、思いもよらない展開
に驚きながらも3人とも本当に楽しく夢中でした。

やはり、どんなに人工のテクニックで合成とか照明とか云っても
自然にはかないません。

太陽の光、雲の動き、波や砂の表情、空の色、風の強弱・・・
それらが、一瞬一瞬ごとに変わって、被写体もそれに
うながされるように、いろんな表情を作ります。

大森さんはそのどれをも撮り逃すまいと必死でシャッターを
押し続けていました。そして「撮影現場はいつも何かしらの
発見と感動があり、カメラマンを止められないね。」
と言っていました。確かに!

サリーナさんの本の仕上がりも本当に楽しみです。
ファンタジー小説だそうですが
出来上がったらまたお知らせします。

 

 


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