寒い季節は、急激に筋肉の緊張が起こりやすく、突然の激痛にアポロへ来院される新患さんも少なくありません。
Yさん(20代女性)も
来院された10日前頃から腰が痛くなりだし、一週間前には痛み止めの注射を打ったようです。
注射を打った初日は楽だったそうですが、明くる日には既にまた痛くなり、その後は悪化の一途をたどり痛みが下肢にまで及ぶ激痛になってしまいました。
アポロに来られる3日前からが特に痛みだし、来院の前日には歩けないまでの状態に。
12月14日:
初回の来院ではストックをご利用になり、付き添いの方と同伴でなければ来られないほどでした。
常に激痛に悩まされ、横向きにしか寝られないので、うつぶせの矯正から始められません。
なので、最初に横向きに寝て頂き、浦田先生がギックリ腰の原因でもある仙腸関節の矯正を行うと、うつぶせに寝られるようになりました。
しかし、お腹の筋肉の緊張があるためか、うつぶせの矯正後なかなか起き上がることができず、まともに立ちあがれません。
なんとか仰向けの台に移動して頂くと、やはり大腰筋(お腹の筋肉)がガチガチに緊張してる様子です。
お腹を軽く触っただけでも、苦痛で顔を歪めてしまうほど大腰筋が硬直してしまってるのです。
Yさんは水泳のコーチをされてるようで、お体が冷えやすい状況にあったのではないかと思います。
プールは、水から上がった室内が案外寒いと聞いたこともあります。 もしかしたら、お仕事が今回のギックリ腰の引き金になったのかも知れません。
大腰筋が緊張してしまうと、立位でお腹を伸ばせなくなり、背中が丸まったような姿勢になってしまうのです。
すると恥骨が前にせりだしたような状態になり、骨盤が正しい位置を保持出来なくなる訳です。
この状態が続くと、仙骨と腸骨を連結する仙腸関節に負荷をかける原因となり、【仙腸関節の離開】を招くのです。
簡潔に言ってしまえば、ギックリ腰は仙腸関節のねんざである。
と言えます。
平面間接型の仙腸関節に隙間が出来てしまった状態と言えばイメージしやすいでしょうか。
この隙間を矯正で圧着させることがギックリ腰の治療目的になります。
初回の矯正を受け終わると、Yさんの大腰筋の緊張もかなり緩み、まっすぐと楽に立てるようになりました。
1番驚かれたのはYさん御本人だと思いますが、使わなければ歩けなかったストックをお帰りになる時には縮めて鞄にしまい、普通に歩いて帰られました。
一週間後の12月21日:
二回目の矯正です。
初回の痛みがひどかったので心配しておりましたが、早歩きできるほど改善してますとの報告。
やはり普段から身体を動かしてらっしゃるからでしょうか、回復が早いですね。
起床時だけ少し辛いようです。
回復も順調のようなので次回は3週間後の1月11日にご予約頂きました。
が、………
1月11日を迎える前日に、腰の状態が安定しているとのことでキャンセルのお電話です^^;
大丈夫なのか?? 笑
あの激痛から、たった二回の矯正で生還とは奇跡的です!
でもYさん、まだ回数券残ってるから近いうちに来て下さいね~(^0^)/
ギックリ腰は痛みが引いたから治ったと判断してはいけないのです。
開いてしまった仙腸関節が完全に圧着されなければ、またギックリ腰を繰り返すといった状態が保存されたままになるからです。
離開した仙腸関節の間には気泡が存在してるので、矯正で関節を圧着することでこの気泡を抜いてしまわなければなりません。
ギックリ腰を繰り返し続けることで、後々には座骨神経痛へと悪化するパターンもあります。
そうなってしまうと、痛みが増す上に、治療期間も大幅に長引いてしまいます。
ですから、ギックリ腰はしっかり治しましょう! 痛みが引いても、ギックリ腰の引き金になる要素が残ってては安心できません。
【ギックリ腰を繰り返してしまう身体全身を作り直すこと】が重要なんです。
その身体を作り直すお手伝いが出来るのは……、
言うまでもありません、『医者ではなく、我々アポロヒーリングセンターです。』