つい、さっきまでの話

本日、電波時計なのに、「時刻」が狂ってしまった腕時計を、
秋葉原のヨドバシカメラで調整してもらうことにした。
操作ミスで、基準都市がズレた程度のものだろうとは思っていたが、
（部屋が片付いていない）今の状況では、
取扱説明書を引っ張り出すのは難しいので、
「直接、お店の人間に聞いてしまえばいいや！」と、横着することにした。

１５時ごろ、時計の調整が終わり、秋葉原をブラついてみる。
デジカメ用のＳＤカードが、もう１枚欲しいところでもあったのです。
山手線の高架下を通って、中央通りの方向に進んでいくと、
「？」
何か違和感があった。
足元が揺れている。
高架の上を、電車の車輌が走り抜けていったものにしては大きすぎる揺れ。
目の前にあるビルもガクガクと揺れていた。
“地震”だと気付いた。
それも、かなり大きな。
目の前のビルから、煙のように舞い上がるものがあった。
“倒壊する！”・・・と、本気で思った。
具体的にはわからないが、ビルの壁材だろうと思われるものが、
パラパラと地上に散っていく。
中央通り側にまわってみると、このビルだけでなく、
他のビルからも退去してきたと思われる人達で、
歩道だけでなく、車道にまで、あふれ出ている。
「まだ揺れているんですか？」
神経質そうな若造が、アニメキャラクターの紙袋を持ったまま、
話しかけてきた。
メイド服やアニメのキャラクターを模したと思われる衣装の女の子たちが、
その後ろにいる。
（つまり、そう言うお店から、まとめて退去してきた一団の一人なの、ね）
平日の昼間から、何をやっているんだか・・・。
「一旦、おさまったようだけど、余震が想定されるし、
落下物などへの注意が必要だね」
返事をする必要もないのに、答えていた。
用事は終わっていないが、帰ることにした。
・・・けど、帰る途中で、まだレジが空いている店に入ると、
１枚、ＳＤカードを購入していきました。



部屋に帰ったら・・・。
棚が引っくり返っている。
ようやっと片付けたところが、ピンポイントで引き回されたようで、
困ったところです。