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YKKの「ものづくり館」:秋葉原にて…。


カバンの中に入ったままになっていた数か月前のタウン誌を見たところ、
秋葉原駅の近くには、ジッパー(ファースーナー)のブランドで知られる
YKKの「ものづくり館」があるとのこと。
ちょっと面白そうでもある。
それに予定もない。
行ってみることにしました。



秋葉原駅を昭和通り口から降りて、
目の前の高速道路の高架下を通り過ぎれば、YKKの大きなビルがある。
この裏手に「ものづくり館」はある。




展示物は、バランス良く配置されている。
あまりアパレルやファッションへの造詣や興味があるほうではないけど。
どれも興味深い。
展示物だけでなく、体験教室も行われている。
(外部リンク「ものづくり館 by YKK」)
装飾用として、カラフルなジッパーやホックなどもあれば、
逆に、ほとんど目立たないものもある。
服飾以外では、漁網に使われているものもある。
荷重や海水にも耐えられるように、
腐食しにくく強度のある合成樹脂やステンレスが用いられている。
宇宙服に使われるものは、真空中でも、
空気や水が漏れないようになっており、驚かされる。

日常的に目にしているものは、あまり意識することがないけど。
大変な技術や工夫があるものも多い。
その場で参加できる短時間の体験教室もあり。
ちょっと参加してみる。




これが体験教室で作成した蓄光素材を用いたジッパーのネックストラップ。
首から、IDカードのようなものを吊るして、
具合のいいところまでジッパーを閉じておけば、
ポケットに挿したペンなどが絡まない。
蓄光素材を用いているので、暗がりでも探しやすく。
何種類かの色が選べるのも、楽しいところ。
用途によっては、カラフルに仕上げられる。

かつて、ボタンは、富の象徴だったと聞く。
高級スーツやシャツのボタンホールの縫製技術には、
現在も、職人技とも言えるものが施されている。
素材や構造によって、機能や仕様が決まってしまうのは、衣類も同じだけど。
衣類は、単に実用的なものではなく。
自身の職業や身分、個性などを象徴するもの。
それだけに着脱などの行為は、日常的なもので、
スムーズに行えれば、便利で快適になる。
<2020年7月誤字脱字訂正>
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