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おかげさまで、毎日を元気に楽しく過ごしています。普段の出来事、思いつくことなどフリーの立場で記録したいと思います。

京都のたび(2)

2017-01-14 10:42:50 | 日記

 強い冬型の気圧配置の影響で、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となっている。テレビに映し出される青森や北海道の猛烈な吹雪と降り積る雪の景色は、当地では想像もできない。名古屋や京都でも大雪となり、新幹線の運行にも影響が出ているという。

 年末に娘夫婦に招待された京都の旅。雨には降られたものの、旅の間は比較的暖かい日が続き、老人夫婦に旅の楽しさを満喫させてくれた。

 2日目は朝から雨が降っていた。ホテルから街の繁華街までは歩いてほんの数分。近くの〝イノダコーヒ”で朝の食事をとることとする。そこでは、朝早いにもかかわらず店の前に沢山の方が席のあくのを待っていた。雨はやみそうにない。時間には縛られない気安さでのんびりと席の空くのを待つ。

 30分もたっただろうかやっと席が空いた。店の雰囲気は京都らしく抜群によい。庭が美しい。〝モーニング”で朝の食事をとる。コーヒーがおいしかった。味も香りも素晴らしく、我が家のコーヒーとは格段の差がある。思わずお代わりしてもう一杯。

 雨が降っており、京都市内の名所めぐりはあきらめ、京極や寺町などアーケードの下をゆっくりと見物する。まずは、1300年の歴史を持ち、京都市民からは「にしき」という愛称で親しまれ、「京の台所」として地元の市民で賑わう錦市場。師走とはいえ人出の多さにびっくりする。

        

 京の台所とはいえ、さまざまな店の種類の多さは驚くばかり。八百屋、魚屋、肉屋、酒屋、雑貨屋、花屋、食道などの食べ物店、陶器店や玩具店、刃物の店もある。市場の長さは200㍍をゆうに超えるようだ。それぞれの店の間口はかなり狭い。それに比べ奥行きはとても広い。ぶらりぶらりとゆっくり市場を見物しながら、昼の食事はホテルの部屋にしようと鯖寿司と生酒の〝量り売り”を720㍉リッターのビンに入れてもらった。

           

         

 夕食はイタリア料理の店。ワインの飲み放題というところがよい。ただ、時間は2時間と制限されている。おいしいピザやアヒージョをを肴に、ワインを何杯飲んだことだろう。楽しい夜に大満足。

 ホテルに帰る途中でまた錦市場を通った。閉められた各店の白いシャッターには「伊藤若冲」の絵がある。「伊藤若冲」は江戸時代の狩野派の画家。この若冲、錦市場で生まれたことを初めて知った。今年は生誕300年にあたるそうだ。京都国立博物館で展覧会が開かれているという。

            

 また、楽しみが一つ増えた。帰る前にはぜひ国立博物館で「若冲」の絵を見よう。